多情仏心 わが日本社会党興亡史 の商品レビュー
非議員の専従として長い期間社会党の中心部にいた曽我祐次に対する聞き書きをまとめたもの あまり有名でない人たちを含め、非常に多数の人名が登場する。歴史的資料としてはとても重要なんだろうが、素人が読むにはなかなか辛い。人名には注釈がほしかった。 しかも一部はペンネームも絡むので、例...
非議員の専従として長い期間社会党の中心部にいた曽我祐次に対する聞き書きをまとめたもの あまり有名でない人たちを含め、非常に多数の人名が登場する。歴史的資料としてはとても重要なんだろうが、素人が読むにはなかなか辛い。人名には注釈がほしかった。 しかも一部はペンネームも絡むので、例えば「佐々木慶明って誰だったっけ? ああ、滝口弘人のことか」とか、なかなか大変 また、曽我への聞き書きには複数のインタビュアーが参加しているが、誰が発言したのかを記載していない。このため、敬語とタメ口が混在するのはまだいいとしても、曽我から逆に背景や事実を訊ねられてインタビュアーが答えている場面では、どの立場の誰が答えたのか、誰の意見なのか分からないのが残念。曽我の問いに複数のインタビュアーがそれぞれの立場から違うことを答えている場面もあり、反省の弁を述べているインタビュアーもいるけど一体誰がどういう立場で反省しているのか分からず、読者はひたすら戸惑う 色々なことが記載された社会党史として、関係者にとっては重要な書籍ではあるんだろうが、党外の読者や時代背景の異なる読者にわからせようという気の乏しい、本づくりとしてはダメダメな作品だと思う まあ、そこがいかにも社会党らしい、とも言えるのかもしれない 飛鳥田一雄や石橋政嗣、土井たか子ら、かつてはもてはやされた人びとに対する曽我の冷めた視線も気になり、社会党の崩壊過程、当時の内部がさらに知りたくなる。 ひそかなマイブームとして、今更ながら社会党史関連書籍をさらに読みたくなっている
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