天冥の標 Ⅷ(PART1) の商品レビュー
ーーー「起きて、イサリ。奴らは撃ってきた。静かにさせましょう」 いつとも、どことも知れぬ閉鎖空間でイサリは意識を取り戻した。 ようやく対面を果たしたミヒルは 敵との戦いが最終段階を迎えていることを告げ、 イサリに侮蔑の視線を向けるばかりだった。 壮大なる因果がめぐるシリーズ第8...
ーーー「起きて、イサリ。奴らは撃ってきた。静かにさせましょう」 いつとも、どことも知れぬ閉鎖空間でイサリは意識を取り戻した。 ようやく対面を果たしたミヒルは 敵との戦いが最終段階を迎えていることを告げ、 イサリに侮蔑の視線を向けるばかりだった。 壮大なる因果がめぐるシリーズ第8巻前篇。 待ちに待った、『天冥の標』最新刊 第7章で繋がった因果のその先が描かれる。 既知の物語が、視点を変えるだけでここまで鮮やかに変貌するものかと感心した。 ここからはまた待ちの時期が始まるけれど、その間に「こことここが繋がって…」と巡らせる思索も楽しみの一つ フェオドールかわいいよフェオドール 「『普遍的継承者』よ、かの者に備えるのだ」
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先生、Part2はまだですか。 天冥の標の第8巻。 僕が読み始めた時点で7巻まで出ていたので、初の発売を今か今かと待ち望んでいた巻になる。 一巻、メニーメニーシープでの話が主にイサリ視点で語られてゆく。各章のタイトルも一巻のものと対応されている。 そして一巻の続きとなるシーン...
先生、Part2はまだですか。 天冥の標の第8巻。 僕が読み始めた時点で7巻まで出ていたので、初の発売を今か今かと待ち望んでいた巻になる。 一巻、メニーメニーシープでの話が主にイサリ視点で語られてゆく。各章のタイトルも一巻のものと対応されている。 そして一巻の続きとなるシーンに続いていくのだが、憎いかなすぐにPart2までお預けとなってしまう。 一巻の時点では、我々はメニーメニーシープの住人と同じ知識しか持っていない状態であった。しかし二巻以降からのメニーメニーシープに至るまでの背景を知り、正に今作ではメニーメニーシープの真実を知っているイサリと同じ視点で物語を読むことができる。もしくはノルルスカインの視点に近いだろうか。 やっとスタート地点に立ったかのような感覚でもある。次が出るのを待つばかりである。
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