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ファストファッション の商品レビュー

3.8

15件のお客様レビュー

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2014/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ファストファッションの世界的な台頭。既製服は安くなった。しかし縫製は甘くなった。数十年前まで、確かに服は今よりもまともな造りだっただろう。ZARA、H&M、Forever21等アメリカのアパレル会社がイメージだけ提案する製品は、工場を自社で持たずに単価の安いアジアに外注されるするようになる。現在、アメリカ人で縫製できる人材は減少して、スキルが高ければ勿論コストがかかり、それなりの服はもはや一部の高級百貨店でしか手に入らない。 数回着ただけで処分するのも惜しくない価格となった服の行き着く先はリサイクルの基準に満たなければ裁断されブロックの塊とされゴミとなる。ポリエステルはプラスティックを燃やすのと同様の公害を発生する。人件費が安すぎる製造の実情を知るために、筆者は架空のアパレル会社の名刺を偽装して中国やバングラデシュの工場へ潜り込む。そして最終的に行き着く先は……自分で縫製すること!? ファッションの現状に疑問がある人は必読。

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2014/09/10

同じ店で買うTシャツが年々ペラペラ生地になって行くことに、漠然と疑問はもっていたものの。。。 行きすぎた低価格競争のせいだったとは。 シーズンを越して着れるほどの耐久性がないことや、でも捨てることの罪悪感とかで、いいものを長く大事にの路線にシフトしたいなあと思っていたところなので...

同じ店で買うTシャツが年々ペラペラ生地になって行くことに、漠然と疑問はもっていたものの。。。 行きすぎた低価格競争のせいだったとは。 シーズンを越して着れるほどの耐久性がないことや、でも捨てることの罪悪感とかで、いいものを長く大事にの路線にシフトしたいなあと思っていたところなので、ツボにはまった。 そのいいものも、もはやいいものでは無くなって来ている の記述に暗くなった。さてどうするか。

Posted byブクログ

2014/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館の新着棚で、かわいい装丁だなぁ、と目にとまった。 その後、新聞の書評にこの本のことが書かれていて気になったので、図書館で借りた。 格安ファッションチェーンの大量生産と、私たちの大量消費が、衣類製造の労働環境と品質を悪化させる。ファストファッション化した負のスパイラルに陥りつつある現代社会のはなし。 私がこの本にひかれたのは、やっぱり片づけや断捨離のせいだな、と読み終えて再確認した。 私も最近は買い物をひかえていて、少し高価でもほんとうに気に入ったものを購入するようにしている。 私の好みは、シンプルで普遍性があるけれどデザイン性の高いもので、購入の際には洗濯表示や生産国を見るけれど、正直、繊維のことまでは理解できていない。 これではだめだ。 価格は品質で決まっているのではなく、高級ブランド品の品質ですらあやしく、似たデザインのものならば格安ファッションチェーンで買えるというのだから、自分の見る目を養うほかない。 学生の頃、気に入って買った鞄が某ブランド品を模していることに数ヶ月たって気づき、恥ずかしくて使わなくなったことがある。 この本を読んで、恥ずかしいだけではなくてきもちわるいと感じた。 低賃金・悪質な労働環境、自分で自分の首を絞めていることに、気づく頃だ。 それで失われる雇用は、スローファッションで補えると、私も信じている。 フェアトレードやエシカルファッションにも興味がわいたので、また何か読んでみよう。

Posted byブクログ

2014/08/12

当分買うのはPeopleTreeだけに… 『さらば食料廃棄』や『世界の食料無駄捨て事情』の、ファション版。安さ快適さを過剰に追い求めて、他国を搾取し、それが自分に跳ね返ってくる構図。どうやったら断ち切れるのか。道徳だけではダメだろうから、何か。

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2014/06/27

ファッションは社会的表現。 私、同じものは二度と着ないわ、という広告。 利幅の大きい商品を少量売るか、利幅の小さい商品を大量にさばくか。 1950年代には早くお日本から綿製品の輸入が始まった。それから香港、パキスタン、インド、中国。1965年にはアメリカでの輸入品は5%程度だった...

ファッションは社会的表現。 私、同じものは二度と着ないわ、という広告。 利幅の大きい商品を少量売るか、利幅の小さい商品を大量にさばくか。 1950年代には早くお日本から綿製品の輸入が始まった。それから香港、パキスタン、インド、中国。1965年にはアメリカでの輸入品は5%程度だった。

Posted byブクログ