おざわせんせい の商品レビュー

博報堂「おざわせんせい」編集委員会(編者),小沢正光

2023/11/11

博報堂のチーフプランニングオフィサーを務めた故・小沢正光氏の名言集。
昭和の広告業界の凄まじさが伝わってくる。

【メモ】
・「基本的に・・・・・・」はいらない。具体的に言って。
・代案がない奴に、企画を否定する権利はない。
・仕事の文句を言うヒマがあったら、仕事しろ。
・仕事を減らそうと思ったら、周りが本気で気の毒に思うまで仕事を増やすしかない。
・今は、戦時だ。
・状況なんてころころ変わって当然だ。

2023/09/06

広告代理店の内輪ネタ人物伝。
こういうのがホイホイうまくいってる（いかせてる）から業界の構造が腐ったんじゃねーの？
この出版に経費使うなよ
という感想以外なし。

2022/01/31

広告大手の博報堂クリエイティブディレクター
小沢正光氏の名言を一冊に。
これを「パワハラ」なんてラクチンな言葉で
片づけてはいけない。
広告の仕事が好きで、
それで飯を食って、
でも全ては自己責任で。
ネタ的な名言もあるけれど
どれもこれも突き刺さり、
初心に戻って新鮮な気持ちに。
こんな本を発行して頂いたことに感謝です。

2021/04/15

日本トップレベルの広告代理店・博報堂の執行役員でもあったクリエイティブ ディレクター、「おざわせんせい」こと、小沢正光氏の名言（迷言？）集。本人以外の関係者がまとめた証言を元に、広告の鬼と化した小沢氏の仕事姿が垣間見える本である。

数々の難題で、スタッフを徹夜させたり、無理をお願いしたり、コピー案を捨てたりと、一見すると傍若無人なエピソードが続く。今の時代だったら耐えられる人も少ないような現場の様子が窺われるが、そういう厳しい環境に耐え抜いたからこそ、一流と言われるCMやクリエイティブが生まれている、職人の修行みたいなところも感じた。上達するには、できることは全てやり尽くすことや、常に問題や向き合う商品の根っこから考えることは何歳になっても大事。一段上がるのも大変だけれども、一度上がったら下がることもない、という言葉も印象的だった。ただ、撮影に軍事用ヘリを持ち出そうとしたのは笑った。

特に、私も新人時代は、「言い訳は絶対にするな」「『（資料が）なかった』というけれども、世界中探したのか」は特に言われた言葉で、何年もたった今でも一番覚えている言葉かもしれない。力技に対して厳しい世の中だけれども、厳しい世界を生き抜いたからこそ見える世界もあると思う。

2020/04/08

時流に合った考え方かというと全くそうではない。しかし、実際にこれを行動に移さないまでも、こういった考え方があったのだと理解することによって一つの方向を見ることができるようにも思う。

2019/09/28

今のご時世なら、多くがパワハラでアウトな語録。でも、そこに込められた思いと、周囲の状況、無茶を言ってるようで「仕事」の核心を突いているコトバたち。
こういう発言がちゃんと受け止められる会社って、いいなあ。ちゃんと育っていった部下の方たち、いい仕事をしてそうです。自分の置かれた状況を省みて、成長するために、少しでも刻みたい語録です。

2015/04/07

広告代理店「博報堂」の社員、小沢正光さんの言動をまとめた一冊。仕事に悩んでいる方やちょっとした喝を欲している方に最適ではないかと…
私は実際にこんなこと言われたらきっと泣いてしまうな…と思いながら読みました。

2014/09/24

博報堂に数々のレジェンドを残す小沢正光氏の名言集。
どの会社にも内輪ウケはあると思うが、こういうハードな業界の内輪ウケはいろいろすごい。
さすが、おざわせんせいの言葉は洗練されていて、するどい切れ味。なるほどと勉強になる言葉も多々あるが、読んでるだけで仕事の過酷さが伝わってきて（やりがいもあるんだろうけどさ）、なんか疲れた。

2014/09/16

「戦争の真っ最中に、弾丸の込め方を教えている暇はない。」

「クライアントは、大学院。お前らは、幼稚園。園児にしかできないことを死ぬほど考えろ。」

2014/09/02

おざわせんせい、最高！ 大好き！
でも、上司にはしたくない。

最近読んだ本でダントツに面白かった。