月光条例(29) の商品レビュー
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正直、最初の10巻ぐらいまでは「もう読むの止めようかな・・・」と思うぐらいには辛かったけど、後半の5巻はずっと泣きっぱなしだった。 色々ゴタゴタがあって伏線の回収が無理やりだったり、明らかに中だるみしてたり、人が死なない・事件が終わったらすべて元通りっていう設定が藤田先生の良さとあんまりマッチして無かったりなど微妙なところは多いけど、物語たちが人間のため他の物語を守るっていう最終盤の展開は本当に熱かった。 他の作品に比べると粗が目立つ作品だけど、最後の展開のために最初のあんまりなところがあったと考えるとまぁと思った。ただこれを連載で追ってた人は辛かっただろうな・・・。単行本単位で短期間で読むと評価が変わる作品だと思う。
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ラスト。 いや、1話目読んだときには、こんな壮大な話になるとは思わなかったです。 それどころか、1巻前でも、こんな展開になるとは思っていなかったという凄い展開。 たしかに、ついて行けなくて怒っている人もいるかもしれないのだけれど、わたした、これを大まじめにかいている藤田さんって、やっぱり素晴らしいと思います。 基本、わたしはひねくれ者だし、斜に構えたところがあると思っていますが、ストレートにいろいろにものに向き合おうとする強さは、やっぱり、凄いと思いますし、素直に脱帽します。 物語は、死なない。 このメッセージをものすごく強く伝えてくれただけでも、物語読みとして感謝したい気持ちです。 そして、いろいろ調べれば調べるほど、「マッチ売りの少女」から、メーテルリンク、宮沢 賢治へのこの流れ。 藤田 和日郎、おそるべし。
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相変わらずみせてくれる おとぎ話がベースだったからどうかなって思ってたけど、いつもの熱くて泣けるフジタ節が大炸裂でした。
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うーん、再読すれば、精緻な伏線に感心出来るのだろうか。「うしお」「からくり」の鮮烈な成功体験が「風呂敷はいくらでも広げられるし、いつでも畳める」という誤った判断を作者にさせた印象。ただただその場の思いつきで突っ走るばかりでなく、じっくりと「物語」を練る姿勢を思い出していただければ...
うーん、再読すれば、精緻な伏線に感心出来るのだろうか。「うしお」「からくり」の鮮烈な成功体験が「風呂敷はいくらでも広げられるし、いつでも畳める」という誤った判断を作者にさせた印象。ただただその場の思いつきで突っ走るばかりでなく、じっくりと「物語」を練る姿勢を思い出していただければと思う。
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最終巻。作者の他の作品は大好きなんだが、この作品は最後まで今一歩という感じだった。シリアスなシーンにおとき話のキャラがどうしても違和感を感じてしまい、最後までダメだった。
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とっぴんぱらりのぷう月光条例終幕。 ラストのオオイミとの一連の戦いが、どうにも月光が意地っ張りで、こう上手く感情移入できず。そしてオオイミの本質も、なんだかなぁという感じ。 しかし、「うしとら」の白面も「からくり」のフェイスレスもラスボスであった彼らの本質は、自分自身の欲求だけを...
とっぴんぱらりのぷう月光条例終幕。 ラストのオオイミとの一連の戦いが、どうにも月光が意地っ張りで、こう上手く感情移入できず。そしてオオイミの本質も、なんだかなぁという感じ。 しかし、「うしとら」の白面も「からくり」のフェイスレスもラスボスであった彼らの本質は、自分自身の欲求だけを追求したわけであったしなぁ。 「泥なんてなんだい」が、主人公の生き様である物語の対局としては、それしかないのだろうか。 自己正当化の権化達が、ラスボスか。そういう人間は嫌いだな。 ラストの「メイワクだってば~」は「絶対に押すなよ」です。
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兄から借りて一気読みです。漫画初レビュー。 「物語」に並々ならぬ思い入れを持つ筆者が、メタ構造を駆使して真っ向から「物語る」ことを描いた怪作(誤字ではないです、念のため)。 モチーフはおとぎ話。数十年に一度、青き月光でおとぎ話の登場人物がおかしくなってしまいます。おとぎ話の長老たちが決めたただ一つの条例「青き月光でねじれた『おとぎばなし』は猛き月光で正されねばならない」=「月光条例」に従い条例執行者たる主人公がおとぎ話を正していくお話。 序盤は作者自身がおとぎ話に抱いている不満が「おかしくなる」という形で現れます。要はおとぎ話をDisってます。一番分かりやすいのがシンデレラでしょうか。「ただ魔女に会い、魔法をかけられお城に行き、王子に見初められただけ。私は一体何をしたの?パレードで私を見つめるあの貧しい女性と私は何が違うの?」…って感じです。 後半は長編、主人公・ヒロインの秘密が徐々に明らかになる少年漫画的な謎解きから、果てはメタ構造に至り「物語」が存在することの意味まで幅広に言及しています。 巷ではラスボスがしょぼすぎるという批判があるのですが、「月光条例」という物語を成立させるための必須の敵役、というポジションを考えるとあの描写は仕方なかったのかなとも思います。もうちょっとうまいやり方はあったかもしれませんが。 見せ場の描き方、収束の上手さはさすがの一言。ただ「うしおととら」「からくりサーカス」よりは少し(あえて?)放り投げるような終わり方になっています。最終話もあれはあれでありだと思いますが、個人的には「死なせて。」というセリフが一番心に残ってます。 惜しむらくは、著作権の問題で最も肝要な設定を変更せざるを得なかったこと。本来、○○は「○○○○○」の○○という設定だったみたいです。こちらだったら間違いなく名作になってたと思います。 色々チャレンジングで好きな作品ですが、キャラの魅力が弱いのと、上記記載の理由で★4つ。 なお、かの名作「うしおととら」1巻の口上で作者藤田和日朗は以下のように述べています。 「小さい頃寝る前にオヤジやオフクロによく読んでもらった「マッチ売りの少女」が気に入らなかった。なんでかわいそうな女の子がかわいそうなコトになっちまうんだよ!!だけど本のさし絵に正拳を叩き込んでもムナしいだけだ。だから僕はそのパンチを代理のヤツにぶちかましてもらうことにした。うしおととら、こいつらはつまり・・・そういうヤツらなんだ。」 うしおととら最終巻にて、一旦はその感情に決着をつけたかのように見えました。「かわいそうな「マッチ売りの少女」が嫌いで、僕はこいつらを生み出した。少女を助けて戦うヤツら。でも少女を助けるヒーローなんざ、要らないのかもしれない。7年間、こいつらに戦ってもらってようやくわかった。だって。少女が戦わなきゃ。ただ雪の中、手に息を吹きかけて泣いてちゃ、だれもふりむいちゃくれないもの。戦わなきゃ。しんどくても辛くても、自分でやんなきゃ。(まんが描くのもね。)ああ、ああ、そういうことか。だから自分は、「マッチ売りの少女」が嫌いだったんだ。 -背中をまるめてマッチなんてすってるんじゃねえ。-なんだ、ようやく、わかったよ。「うしおととら」は、つまり・・・そういうヤツらだったんだ。」 物語への思いが再び溢れ出た本作。作者の思いは昇華できたのでしょうか?マッチ売りの少女ももちろん出てきますよ。
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いやぁ、少年漫画で恋愛部分にキュンキュンするのはちょっと気恥ずかしいところもありますね。月光がやっと幸せだと言えるようになったのが嬉しいです。きっとこの後に帰ってきてくれるよね? 物語の物語というカラクリは、藤田先生らしいテーマで楽しかったです。またこんな燃えるまんがを期待してます。
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ついに完結。相変わらず感動のツボを押すのが上手いですね。 本作の終わり方は読み手に考える余地が与えられているので、そういうのが好きか苦手かは別れるだろうなあ。
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完結! もうこの終わらせ方しかないですよね。 ご都合主義に走らなかったことが好印象。 あと読み手に想像の余地をのこしてくれているところも感動です。 お疲れ様でした!
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