カンタ の商品レビュー
同じ団地出身の幼馴染コンビの成長物語。 物語のテンポの良さもありスピード感を失わずに一読できた。 友情ものかなと思って読んでいくと一変 経営者へと成長し会社経営、株取引などにもふれている。 また時代描写がまさにドンピシャで被っていたので感情移入できた。 読んでいて堀江貴文著の...
同じ団地出身の幼馴染コンビの成長物語。 物語のテンポの良さもありスピード感を失わずに一読できた。 友情ものかなと思って読んでいくと一変 経営者へと成長し会社経営、株取引などにもふれている。 また時代描写がまさにドンピシャで被っていたので感情移入できた。 読んでいて堀江貴文著の拝金と近いものを感じていたら、最後の解説のところで本人もコメントしていた。
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在原耀司と土井汗多は、4歳のときに団地で知り合う。優等生の耀司、発達障害で算数と理科以外には興味を示さない汗多。汗多の母親の死により、いったんは千葉の親戚に引き取られ別れ別れになる二人であったが、耀司の母親の計らいで二人は一緒に暮らすことになる。 二人は成長し、アルバイトで稼いだ...
在原耀司と土井汗多は、4歳のときに団地で知り合う。優等生の耀司、発達障害で算数と理科以外には興味を示さない汗多。汗多の母親の死により、いったんは千葉の親戚に引き取られ別れ別れになる二人であったが、耀司の母親の計らいで二人は一緒に暮らすことになる。 二人は成長し、アルバイトで稼いだ金を原資に、携帯電話でのゲームソフトの会社を作り、大金持ちになるが・・・命がけで耀司を守ることが、おまえの一生の仕事という母親の遺言を忠実に守ろうとする汗多。 人にとっていちばん大切なものはなにかを考えさせてくれるいい作品だと思う。
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前半の二人の友情を軸にしたエピソードの積み上げは意外性もあり、たのしかった。ただ、後半はよくあるパターンといえば言えなくもなく、今一つ盛り上がれなかった。
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団地の隣に住む、発達障害をもつカンタと優等生耀司の物語。幼少期から互いに成長していく二人の物語は読んでいて心地いいものだった。 特にカンタの母が亡くなってからの展開は明らかに読めている内容でもいいものだった。 ただ、会社を立ち上げてからの流れは、なにかよくある話風で失速感が否...
団地の隣に住む、発達障害をもつカンタと優等生耀司の物語。幼少期から互いに成長していく二人の物語は読んでいて心地いいものだった。 特にカンタの母が亡くなってからの展開は明らかに読めている内容でもいいものだった。 ただ、会社を立ち上げてからの流れは、なにかよくある話風で失速感が否めない。 また、姫、麗子、ノゾミといった魅力のある脇役も最後はほとんど焦点がないのがザンネンだった。
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こんな風にずっと友達で、ほぼいつも一緒にいるのはなかなかないだろうと思う。 2人の関係が羨ましくもあり、窮屈でもあり。 魂の双子とはよい表現だと思う。 後半の株式の話は詳しくないのでピンとはこなかったけれど、ビジネスとしてわかると面白いのだろうなぁ。
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『人はみな自分の一番得意なところで苦しむものなのだろうか』という一文が一番印象に残っています。 得意なところ、苦手なところを補いあってる2人の幼なじみの関係がものすごく羨ましくもあり、苦しくもありました。 お互い縛りすぎじゃないかなって思ってしまう自分は親友と呼べる人がいないから...
『人はみな自分の一番得意なところで苦しむものなのだろうか』という一文が一番印象に残っています。 得意なところ、苦手なところを補いあってる2人の幼なじみの関係がものすごく羨ましくもあり、苦しくもありました。 お互い縛りすぎじゃないかなって思ってしまう自分は親友と呼べる人がいないからなんだろうな。 前半部は好きですが、後半部は株とか買収の話が難しく、個人的には消化不良です。
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幼友達というには深くつながり過ぎているカンタと耀司。お互いとつながることで自分を維持できる、自分を保持できる。そんな相手と出会えたことはまるで奇跡のようだ。社会の中で躓いてしまったけれど、さあ起ちあがって歩いて行こう!未来はまだまだ続いているんだから。
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新しい時代に存在するであろう 新しい価値観。 それを作り出すのは人の営み。 人と人ととのかかわりなくして生まれるはずもない。 人がどであるか、どう生きるか、 そこに尽きる。
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昔から大好きだった石田衣良さんの本。発達障害を持つカンタと、優等生の耀司の幼なじみ2人が一緒に成長していくストーリー。いつかは、別れてしまう時が来るのかなと思いながら、読んだけど、中身は変わらない二人のお互いへの思いやり。 石田衣良っぽいような、ぽくないような。でも、IWGPの時...
昔から大好きだった石田衣良さんの本。発達障害を持つカンタと、優等生の耀司の幼なじみ2人が一緒に成長していくストーリー。いつかは、別れてしまう時が来るのかなと思いながら、読んだけど、中身は変わらない二人のお互いへの思いやり。 石田衣良っぽいような、ぽくないような。でも、IWGPの時とはちょっと違った純粋な「正義感」が心地よかった。
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