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図書室の魔法(上) の商品レビュー

3.6

33件のお客様レビュー

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2014/05/28

★評価は読了後に。 何でこの本、SF文庫なんだろうか? 確かにそれらしい要素はあるが、上巻時点ではある女の子の成長物語と見える、そしてその要素だけで考えると少々冗長で微妙に魅力に欠ける気がしなくもない。 ただ父親方の祖父との話や読書会あたりからすごく魅力が増してきてはいるので下巻...

★評価は読了後に。 何でこの本、SF文庫なんだろうか? 確かにそれらしい要素はあるが、上巻時点ではある女の子の成長物語と見える、そしてその要素だけで考えると少々冗長で微妙に魅力に欠ける気がしなくもない。 ただ父親方の祖父との話や読書会あたりからすごく魅力が増してきてはいるので下巻が楽しみでもある。 そしてこれがある意味肝心とも言えるのだが、もしかして魔術やフェアリーとの対話などそこかしこで挿入されているエピソードが下巻への大いなる伏線なんだろうか? 色んな意味で不安を覚えつつ下巻に行きますか。

Posted byブクログ

2014/05/27

家庭環境に問題があり、脚に障害を持った少女を主人公に、寄宿学校の人間関係や大量の本(主にSF)、そして何処か不気味なフェアリーや魔法が登場するのだが、このフェアリーや魔法の使い方が面白い。 少女の日記という体裁でストーリーが進むため、果たしてこれらは実在するのか、所謂『信頼できな...

家庭環境に問題があり、脚に障害を持った少女を主人公に、寄宿学校の人間関係や大量の本(主にSF)、そして何処か不気味なフェアリーや魔法が登場するのだが、このフェアリーや魔法の使い方が面白い。 少女の日記という体裁でストーリーが進むため、果たしてこれらは実在するのか、所謂『信頼できない語り手』ではないのか? という疑問とともに、描かれているフェアリーの姿や魔法なども必ずしも幸せに直結するとは限らない。何しろ《ファージング》三部作の著者だしな……。 SFやファンタジーの名作がばんばん出てくるのもニヤリとしてしまう。そして読んでない本がけっこうあって凹むw それにしても『向書性』か。上手いこと言うなぁw 下巻を読むのが楽しみだ。

Posted byブクログ

2014/05/19

時代は1979年~1980年で、舞台はイギリス。SF小説が大好きな15歳の少女の、寄宿学校での出来事や、父親や叔母たちとの休暇の様子を日記形式で語る話。ストーリー自体は日常が語られるだけで特に大きな展開もなく少々退屈気味であるが、読書の楽しさや、新しい作品を手にしたワクワク感など...

時代は1979年~1980年で、舞台はイギリス。SF小説が大好きな15歳の少女の、寄宿学校での出来事や、父親や叔母たちとの休暇の様子を日記形式で語る話。ストーリー自体は日常が語られるだけで特に大きな展開もなく少々退屈気味であるが、読書の楽しさや、新しい作品を手にしたワクワク感などがとてもよく伝わってきてほほえましい。図書館や書店に惹かれる気持ちは共感できてにやにやしてしまった。

Posted byブクログ