図書室の魔法(上) の商品レビュー
色々なことがあるけれど、本が、読書が救ってくれる。素敵なことだな、と改めて実感。 読書クラブに入ってから、生活がガラッと変わって、少し明るさが出てきた。モリ、幸せになってほしいな。
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個人的に日記式の本は好きなので、手に取ってみたところ…なぜ今までこの本に出会わなかったのか不思議に思うほどどハマり!下巻を読んだら、もう一度楽しみたい。
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最初はあまり内容が掴めなかったけど、読み進むにつれてモリの家族や友人、モリの読む本が次第に気になり始めた。下巻が更に気になる。
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陰気な主人公のつぶやきに正直うんざりしながら読み進めた前半。ところどころにファンタジーの要素が入ってくるがどうも胡散臭くて、彼女の脳内妄想だろうと思ってしまったのも入り込めなかった理由だろう。彼女の読んでるラインナップがすごくて私はここまでには到底到達してないけど、ナルニアが大好...
陰気な主人公のつぶやきに正直うんざりしながら読み進めた前半。ところどころにファンタジーの要素が入ってくるがどうも胡散臭くて、彼女の脳内妄想だろうと思ってしまったのも入り込めなかった理由だろう。彼女の読んでるラインナップがすごくて私はここまでには到底到達してないけど、ナルニアが大好きで学生時代に指輪の世界にひたり、ゼラズニーの光の王(は出てないけどね)を大切な書としている身からすると徐々に応援する気持ちがわいてきて、気持ちが転換したのは、やはりスーザン・クーパー「闇の戦い」シリーズを取り上げた上巻後半だろう。すっかり記憶の底に沈んでいたこの本のことを再び思い出したとき、この「図書室の魔法」は私にとっても愛しい本となったのでした。
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最初は文体が少し読みにくいかと思ったが、モリ視点の日記として書かれているので、さくさく読み進めることができた。 『指輪物語』『ナルニア国物語』など大好きな本が頻繁に引用されており、それに対するモリの意見が的を得ていて、わかるわかる!と共感するところがたくさんあった。 ミス・キ...
最初は文体が少し読みにくいかと思ったが、モリ視点の日記として書かれているので、さくさく読み進めることができた。 『指輪物語』『ナルニア国物語』など大好きな本が頻繁に引用されており、それに対するモリの意見が的を得ていて、わかるわかる!と共感するところがたくさんあった。 ミス・キャロルのような学校司書や、公立図書館の読書クラブのような活動が現実でももっともっと増えればいいのに、と思わずにはいられない。
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鬱屈した少女が本に没頭する。大変健全である。 SF好きなので、SF文庫。なるほどね。 読書会楽しそうなー。下巻へ続く。
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周りにバリアを張ったような「モリ」 強く賢い彼女を支えているのは本。 だからこそ、お父さんの部屋のたくさんの本、 読書クラブへの誘いはとっても嬉しかった。 彼女の双子の片割れの「モル」の死の謎も 合い間にチラチラ見えてきた。 彼女の周りを見下すようなひねくれた態度 彼女が親...
周りにバリアを張ったような「モリ」 強く賢い彼女を支えているのは本。 だからこそ、お父さんの部屋のたくさんの本、 読書クラブへの誘いはとっても嬉しかった。 彼女の双子の片割れの「モル」の死の謎も 合い間にチラチラ見えてきた。 彼女の周りを見下すようなひねくれた態度 彼女が親しんでいるフェアリーや魔法のたぐい。 「下」では、その辺の謎も一緒に見えてくるのかな? それにしても、本当にたくさん本を読んでいる。 SFやファンタジーにサッパリなのがとっても残念。 彼女がミステリー好きだったらもっとワクワクしたのに(笑)
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15歳の少女モリは精神を病んだ母親から逃れ、一度もあったことのない実父に引き取られたが、親族の意向で女子寄宿学校に入れられてしまう。周囲になじめないモリは大好きなSFと、自分だけが知る魔法やフェアリーの秘密を支えに生きてゆこうとする。1979-80年の英国を舞台に、読書好きな繊細...
15歳の少女モリは精神を病んだ母親から逃れ、一度もあったことのない実父に引き取られたが、親族の意向で女子寄宿学校に入れられてしまう。周囲になじめないモリは大好きなSFと、自分だけが知る魔法やフェアリーの秘密を支えに生きてゆこうとする。1979-80年の英国を舞台に、読書好きな繊細な少女が日記に綴る青春の日々。
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80年代のイギリスに住むSF好きの女の子のお話で、次々と飛び出すSFの名作タイトルが単なるカタログ的なリストではなくて、本当に当時その本が「話題の新刊」だったときの臨場感を持って伝わってきます。 80年代当時にSF読者でなかったものとしては少し羨ましくもなる、SFへの憧憬と敬意に...
80年代のイギリスに住むSF好きの女の子のお話で、次々と飛び出すSFの名作タイトルが単なるカタログ的なリストではなくて、本当に当時その本が「話題の新刊」だったときの臨場感を持って伝わってきます。 80年代当時にSF読者でなかったものとしては少し羨ましくもなる、SFへの憧憬と敬意に満ちたお話です。 ル・グィンやジェイムズティプトリーjrが好きなら本作の主人公ときっと話が合うことでしょう。 なおジャンルはSFとなっていますが、しっかりしたリアリティにファンタジー的な超現実感が少し入り込んだ作風となっています。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] <上> 15歳の少女モリは精神を病んだ母親から逃れ、一度も会ったことのない実父に引き取られたが、親族の意向で女子寄宿学校に入れられてしまう。 周囲になじめないモリは大好きなSFと、自分だけが知る魔法やフェアリーの秘密を支えに生きてゆこうとする。 1979‐80年の英国を舞台に、読書好きの繊細な少女が日記に綴る青春の日々。 ヒューゴー賞・ネビュラ賞・英国幻想文学大賞受賞作。 <下> 本を心の底から愛したならば、本もあなたを愛してくれる―疎外感に苛まれながら、大好きな小説や秘密の魔法を心の支えとするモリ。 やがて彼女は町の読書クラブに誘われ、初めて共通の話題をもつ仲間と出会う。 だが母親の執拗な悪意は彼女を苦しめつづけ…。 ひとりぼっちだった繊細な少女の青春を描き、本を愛し本に救われた経験をもつ多くの読者の共感を呼んだ、感動の物語。 [ 目次 ] <上> <下> [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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