灰と王国(2) の商品レビュー
フィン以外のほかの竜侯が登場。それぞれ個性や立場は違えど悪役的な竜侯はいないみたいだな。フィン達と別れた後のファーネインの身の上は、もともと危うい傾向のある性格だった故、自業自得ではありますが、まだまだ幼い年齢を考えると自業自得というには可哀想ですね。
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これまでは遠い世界の出来事として語られていた、帝国中枢の様子にも焦点が合わされ、とうとう主人公も表舞台に引っ張り出されることになる。一巻に引き続き、彼らをとりまく状況は楽観視できないものではあるが、半分成り行きで行動をともにしていた主人公一家と同行者達が、いい塩梅に「仲間」となっ...
これまでは遠い世界の出来事として語られていた、帝国中枢の様子にも焦点が合わされ、とうとう主人公も表舞台に引っ張り出されることになる。一巻に引き続き、彼らをとりまく状況は楽観視できないものではあるが、半分成り行きで行動をともにしていた主人公一家と同行者達が、いい塩梅に「仲間」となっていくあたりがちょっと楽しい。なんでもないような情景描写の向こうに、社会の成り立ちが垣間見えて、何度も息を呑んだ。
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(第二部・完)の文字に身悶えする読後。(幕間のページもあるわけですが) 前巻で心ならずも竜侯となったフィンがこの巻で対峙するのは闇の獣ではなく人の思惑。フィンが闇の竜侯と出会って竜侯としての存在を学んだり古巣の(脱走した)軍団を足止めしたりしている間にも、東の竜侯が復讐を誓ったり...
(第二部・完)の文字に身悶えする読後。(幕間のページもあるわけですが) 前巻で心ならずも竜侯となったフィンがこの巻で対峙するのは闇の獣ではなく人の思惑。フィンが闇の竜侯と出会って竜侯としての存在を学んだり古巣の(脱走した)軍団を足止めしたりしている間にも、東の竜侯が復讐を誓ったり西の竜侯が悪巧みに励んだり議員が権益を奪い合ったりして帝国の崩壊は進む。戦の火種となることを恐れて身を隠した先帝の養子セナトの遍歴を挟みつつ、とうとうフィンは天竜侯として表舞台に上がる……。 物語に登場する一人一人に彼らの人生があり彼らの物語があり、きっかけさえあれば口を開いて語りだすだろうと思わせる厚みのあるキャラたちがディアティウス帝国のあちこちで時代の流れに翻弄されたり棹を差したりしながら集まってきた第二巻、ここでまたしばしの別れとはもどかしいことです。 ここまででweb版のおよそ四割、つまりこの長い長い物語はまだ半分も語られていないわけですよ。もちろんweb版でも読めるけどやっぱり本のかたちになったものを読むのとは趣が異なるわけで。お願いお願い、続きもどうか読ませて下さい。
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