ゆずこの形見 の商品レビュー
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奥さんと間男に対しての、心の整理の仕方と、同僚の病気からの死。 その辺の描写はまぁまぁ。 子供が健気。 夢をコントロールする云々が余分な気がする。 だから後半の話しは記憶に残らない。
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突然旅先で亡くなった妻は不倫旅行の途中だった。その不倫相手に復習すべく夫は行動を起こすのだが、なぜかその復習劇はほのぼのとして不倫相手さえも憎めなくしてしまう。もう1編はゆずこの形見でも用いられた「夢見入門」を手にした主人公が自己の問題を夢の中で夢と認識していくことによって解決し...
突然旅先で亡くなった妻は不倫旅行の途中だった。その不倫相手に復習すべく夫は行動を起こすのだが、なぜかその復習劇はほのぼのとして不倫相手さえも憎めなくしてしまう。もう1編はゆずこの形見でも用いられた「夢見入門」を手にした主人公が自己の問題を夢の中で夢と認識していくことによって解決していこうとする物語。どちらもひょうひょうとして読みやすいが読後感は薄いかもしれない。
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私も夢を見る特訓がしたくなりました。 上手くカニつみれを食べさせる事ができて安心しました^_^ 甲羅まで持たせてたのがおかしかった。 いい復讐でよかった〜
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なんだろう、上手くレビューを書く自信がない。 どうやったらこの作品の良さを伝えられるかな。 もどかしい。 でもすごく良かった。面白かった。 読んでいる途中で顔がにやけてしまう感じ。 で、時にはホロリと。 だって、設定からしてもうバカバカしい。 不倫旅行中に突然死んだ妻。残された...
なんだろう、上手くレビューを書く自信がない。 どうやったらこの作品の良さを伝えられるかな。 もどかしい。 でもすごく良かった。面白かった。 読んでいる途中で顔がにやけてしまう感じ。 で、時にはホロリと。 だって、設定からしてもうバカバカしい。 不倫旅行中に突然死んだ妻。残された幼い子供。 これだけだとなんだか重くて暗くて思ってしまうけれど、妻が最後に残したものは何と毛蟹。 旅先から送られてきたもの。言わば妻の形見だ。 それをどうしても処分することも食することも出来ない主人公。 さて、これをどうするのか。 芥川賞作家と言うこともあり純文学寄りなのか。 綴られるのは非常に個人的な心情。 設定だけだったら恨みつらみ満載になりそうだけれど、これが全くの正反対。 妻への女々しいほどの未練があくまで軽いタッチで描かれる。 ユーモアと哀愁と切なさと。 この感じ、長島有に似てなくもないかな。 主人公や不倫相手、友人たち、そして息子。 なんだかね、みんな愛すべき人達でね。 不倫相手にも同情を禁じ得ないと言うか。 形見分けの毛蟹を食べさせる場面なんてそりゃ面白くて。 妻の手作りの冷凍総菜を少しずつ息子と食べる場面も良かったなぁ。 伊藤たかみってずいぶん前に一冊読んだきり。 どんな印象だったか全く覚えていない。 前からこんなにおかしみのある文章を書く人だったのだろうか。 もっと読んでおけばよかったな。 それに伊藤さん、再婚してご自身もお父さんになったんですね。 そうじゃなかったら書けないよね、きっと。 息子とのやりとりなんてリアルだもん。 表題作ともう一編入っています。 こちらもなかなか良かったです。
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男性にはなかなかわかりずらい設定ですね。 しかし、奥様が浮気中に亡くなるなんて辛過ぎです。 でも世の中にはこんなことあるのかな?
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----自分の好きなものを十個挙げても、それってちっともその人を語ってない感じに似てるかな。------ 再現レシピ、やってみたいなー! H26.8.10読了
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不倫旅行先で突然死した妻。 その妻が旅行先から送ってきた毛ガニを冷凍庫に眠らせ1年あまり。 「他の誰とでもない、この辛さは間男と共有すべきだ」というような文があり、悲しくもなんだか笑えた。 他もう一編。
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世の中には、いい考えというのはずいぶんとあふれていても、優しい考えというのは案外と少なくて、大人になるとなかなか気づけないものだ。 ・:・:・:・:・:・:・:・: 「ゆずこの形見」と「夢見入門」の二本立て。 「ゆずこの形見」は、妻が不倫してて、相手の男と旅行中に死んじゃ...
世の中には、いい考えというのはずいぶんとあふれていても、優しい考えというのは案外と少なくて、大人になるとなかなか気づけないものだ。 ・:・:・:・:・:・:・:・: 「ゆずこの形見」と「夢見入門」の二本立て。 「ゆずこの形見」は、妻が不倫してて、相手の男と旅行中に死んじゃって、冷蔵庫の中には彼女の作っておいた料理のストックがたくさんあって、死後一年間放置されたままだったってところからはじまる。おもしろい。おもしろすぎる。 しかも、この主人公が夢見の練習してて、次の話にも夢見がでてくる。 「夢見入門」の方は、彼女と別れることになって、荷物を取りに来た彼女が、本棚の本をちゃんと持ち主ごとに分けるのではなく、ふたつある、二人の本がごちゃまぜの本棚をひとつづつもらおうよって提案するのがなんかいいなシーンだった。二人は趣味が似ていて、でも最後にはしっくりこないことがあるんだなとか。再現レシピ(マックのハンバーガーとかケンタのチキンとか)が趣味の彼女っていう設定がとってもユニークでよかったなー。 いやー、ほんっとにいい本だった!どこがいい!!!という訳ではないのだけれど、全体的にとてもしっくりきていてよかった。伊藤たかみさん、って感じ。みか!を読んだ時の気持ちを思い出した。
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妻が浮気旅行中に急死。冷凍庫には最後のお土産のカニと手作りの惣菜。友人のガンによって色んなことに踏ん切りがついていく。 もう一編は表題作にも出てくる夢見入門。
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えー、二編の物語が収録されているわけですが、どっちも男が主人公でして、どっちも「女々しくて!女々しくて!」って感じでございました。登場人物もみんな、ふらふらしてて幼くて「何をしてるんだきみは!もっと大切な事があるでしょうが!」と憤慨しながら読んでしまった。は!男性だったら共感でき...
えー、二編の物語が収録されているわけですが、どっちも男が主人公でして、どっちも「女々しくて!女々しくて!」って感じでございました。登場人物もみんな、ふらふらしてて幼くて「何をしてるんだきみは!もっと大切な事があるでしょうが!」と憤慨しながら読んでしまった。は!男性だったら共感できたのかしら? あとさ、夢見入門とかいらなくないっすか?スピリチュアルなのかい?なんかのメタファーって訳でもなさそうだったし・・・何なんだい?
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