1,800円以上の注文で送料無料

医師の社会史 の商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2014/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 日本植民地統治下で近代化を推進する役割を担った「国家の医師」は、文化的抑圧とイデオロギー的制圧の下で、何を犠牲にし、何を獲得しようとし、そして如何なる「抵抗」を試みたのか。 歴史における植民地主義の問題と、社会学における専門職業化の問題を架橋し、冷徹な分析をしつつも、抑圧される側の複数の声への深い共感によって、医師たちの深い内面的な闘争と相克を描き出す。 [ 目次 ] 第1章 日本統治下の台湾人医師―対立する矛盾と交渉するアイデンティティ 第2章 台湾―植民地権力の結びつき 第3章 国家の医師―一九二〇年‐一九三一年 第4章 運動解体の時代―一九三一年‐一九三六年 第5章 医学的近代主義者―一九三七‐一九四五 第6章 医学における境界―中国における同仁会プロジェクト 第7章 専門職のアイデンティティ、植民地的両義性と近代性のエージェント 付論 史料とデータについて [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted byブクログ