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プリズム の商品レビュー

3.4

310件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    95

  3. 3つ

    105

  4. 2つ

    48

  5. 1つ

    6

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2024/05/08

家庭教師として行ったお金持ちの家で、「教え子とその両親」ではないもう1人男性と出会い秘密と向き合うお話。会うたびに態度が変わる男性は一体何者なのか。そしてそれは恋へと発展し… 著者の本を読むのは「野良犬の値段」に続いて2冊目。世の関心はあるものの非常に珍しい事象を描いているのに...

家庭教師として行ったお金持ちの家で、「教え子とその両親」ではないもう1人男性と出会い秘密と向き合うお話。会うたびに態度が変わる男性は一体何者なのか。そしてそれは恋へと発展し… 著者の本を読むのは「野良犬の値段」に続いて2冊目。世の関心はあるものの非常に珍しい事象を描いているのに経験談としか思えないほどのリアルさ。そしてわかりやすさ。伏線や大どんでん返しはありませんが、主人公と一緒にどきどきハラハラしたい人にはおすすめです。

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2024/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

資産家の家に家庭教師として働く聡子と、 その屋敷に住む多重人格の男との物語。 多重人格の人に出会ったことがないからよくわからないけど、同じ人物なのにその中の特定の人格を愛するっていうことがありえるのかなぁ…。 興味は持つかもしれないけれど。 あまり共感はできなかったかな〜

Posted byブクログ

2024/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

終わり方が辛かった。この展開的に卓也が存在する広志であっても、ふたりが結ばれることはないだろうなと思った。卓也と聡子がまたどこかで会えることはないのが悲しくてたまらない泣

Posted byブクログ

2024/03/23

解離性同一障害について詳しくなれる作品。 ただ面白いとは思えなかった。病気についての細かい描写に対して、ふわふわした軽い恋愛の描写が釣り合っていない印象。この内容なら恋愛より友愛をテーマに友情関係を深めてゆく構成の方が共感を得られた気がする。

Posted byブクログ

2024/03/14

百田尚樹さんの「モンスター」を読んでストーリーが分かりやすくて面白かったので表紙が似た感じのこちらも読んでみた 多重人格の男性に主人公が翻弄される話でとても面白かった

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2024/03/02

解離性同一性障害を扱った作品を初めて読みましたが、非常に複雑な内容ですが、多数ある人格が最終的に1人の人格にまとまるという内容は非常に面白い。 圧巻でした。

Posted byブクログ

2024/02/21

後ろのあらすじを読んだ時は何となく非現実的な話かと思ったが、現実的で重いテーマを扱ったストーリーだった。ある意味、禁断の恋愛とも言うべき展開は、刺激的で非日常的なストーリーで読み応えがあった。

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2024/02/18

こうゆう事あるのかなぁというストーリー。でも、あったとしたらかなり切ない話しです。 百田さんのアイデアすごいですね。

Posted byブクログ

2024/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

聡子が出会う「ときに荒々しく怒鳴りつける男」も「ときに馴れ馴れしくキスを迫る男」も「ときに紳士的に振る舞う男」も、 実際には「解離性同一性障害(多重人格)」をわずらう広志という一人の青年だった。 でも聡子は、広志ではなく、広志の中の別人格と恋に落ちてしまう。 百田さんの作品の中でも特にすきな作品です。 何度読んでも胸がギュッと苦しくなる。 他の恋愛小説と違うのは、感情移入できるキャラクターが多いところ 主人公 聡子はもとより、広志、純也、卓也、他にもだれの気持ちを汲み取っても切なくなる。 印象的だったのは 「彼は虐待を受けるために生まれてきた。もともとは広志自身が虐待から逃れるために自らの記憶を消し、避難用に作り出した「人格」にすぎなかったが、それはいつしか一つの個性を持つ「人間」になった。」 という箇所。 ひとりひとりの人間描写がとても細かく丁寧なところがいい。また、文章自体がとても読みやすいのもいい。 400ページ弱と少し分厚い小説ですが、読みやすいのであっという間にラストシーンに辿り着けると思います

Posted byブクログ

2023/11/14

【あらすじ】 世田谷に古い洋館を構える資産家の岩本家に聡子は足を踏み入れた。美しい夫人から依頼されたのは、小学校4年生になる息子・修一の家庭教師。修一と打ち解け順調に仕事を続けていた聡子だが、ある日、屋敷の庭を散策中に、離れに住んでいるという謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で...

【あらすじ】 世田谷に古い洋館を構える資産家の岩本家に聡子は足を踏み入れた。美しい夫人から依頼されたのは、小学校4年生になる息子・修一の家庭教師。修一と打ち解け順調に仕事を続けていた聡子だが、ある日、屋敷の庭を散策中に、離れに住んでいるという謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、聡子に挑みかかってきたかと思えば、数日後の再会では、陽気で人当たりが良く聡子を口説いてからかったり、かと思うと、知的で紳士然とした穏やかな態度で聡子との会話を楽しんだり……。会うたびに変化する青年の態度に困惑するが、屋敷の人間は皆その青年については口を硬く閉ざすのであった。次第に打ち解けていく青年と聡子。やがて、彼に隠された哀しい秘密を知った聡子はいつしか彼に惹かれはじめている自分に気づき、結ばれざる運命に翻弄される。変幻自在の作品を生み出す著者が書き下ろした、哀しくミステリアスな恋愛の極致。 『「将来は何になりたいの?」  大人はよく子供に訊く。 「大人には未来がない。でも子供にはある。子供を見ると、大人は無意識にそれを思い出すのかもしれないね。なりたいものになれなかったことを無意識に思い出しているのかもしれない」』 【個人的な感想】 感涙必至と書いてあって気になって読んだが、泣けはしなかった。解離性同一性障害を取り扱った本は初めて読んだ。

Posted byブクログ