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本屋さんのダイアナ の商品レビュー

4.2

411件のお客様レビュー

  1. 5つ

    141

  2. 4つ

    164

  3. 3つ

    58

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2025/02/11

矢島ダイアナと神崎彩子。 家庭環境も性格も正反対の2人は、小学生時代に深い友情を紡ぐ。 それぞれの成長15年間を描く。 * このお話はダイアナと彩子の物語だ。 だけど、すべての女性の物語でもある。 ところどころ、線を引っ張りたいくらいの文章がたくさんで胸に迫った。 ダイアナも彩子...

矢島ダイアナと神崎彩子。 家庭環境も性格も正反対の2人は、小学生時代に深い友情を紡ぐ。 それぞれの成長15年間を描く。 * このお話はダイアナと彩子の物語だ。 だけど、すべての女性の物語でもある。 ところどころ、線を引っ張りたいくらいの文章がたくさんで胸に迫った。 ダイアナも彩子も、私とは程遠い人物像。 だけどどちらにも共感できるし、どちらをも応援したくなった。 いや、そもそも今の私自身は本来の私なのだろうか。 鎧や嘘や見栄や、そんな呪いを纏って今の私はできている。 呪いを破ることができるのは自分だけ。 今こそ、遅いけれど、今こそ呪いを破るときなのかもしれない。 一歩を踏み出す力を確かにもらった。

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2025/01/31

正反対のヒロインの、幼少期から大人になるまでを描いた作品 綺麗事ばかりではないリアルな展開が良かった 百合っぽさも好き

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2024/11/25

二人のヒロインの小~大学までの物語。童話のような少女描写から、生々しく実に若者らしい葛藤描写へ。困難をいくつも乗り越えそして…。二人の母親もとても魅力的。全ての女性へ。

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2024/11/02

泣いていることに気づかなかった。読み終わったら、泣いていた。 かつて「赤毛のアン」に夢中だったから、タイトルの「ダイアナ」が目に留まり、軽い気持ちで読み始めた。ぐんぐん引き込まれて一気読み。とても深い、心の深いところに届く一冊だった。 ダイアナも、彩子も、ティアラも、私だった。そ...

泣いていることに気づかなかった。読み終わったら、泣いていた。 かつて「赤毛のアン」に夢中だったから、タイトルの「ダイアナ」が目に留まり、軽い気持ちで読み始めた。ぐんぐん引き込まれて一気読み。とても深い、心の深いところに届く一冊だった。 ダイアナも、彩子も、ティアラも、私だった。それぞれ全く違うかに見えるのに、私と同じだ私もそうだったと、どの想いとも重なる不思議。他の登場人物たちも皆、完全な良い人でも悪い人でもなくて、弱さや足らなさを抱え、他人と引き比べ羨んだり、過去を悔いたり、嫌なことから逃げたり、道を踏み外してしまったり。それでもまた立ち上がり、どうにかこうにか生きている感じが、空々しくなくて、自然に心が受け入れていた。 私もまた、子どもの頃に親しんだ本を読み返してみたくなった。

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2024/10/22

ダイアナの母はみんなが考えるお母さん像ではない母親で、ケータイの待ち受けの男の人がコロコロ変わっていく。居酒屋で店長と殴り合いのケンカも普通にする母親。みんなが考える”普通”の姿とは違っても、自分に自信をもって生きる姿を見て、読んでいて「自分らしくていいんだ」と思える。(もー)

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2024/09/13

本好き2人 母子家庭のダイアナと 誰もが羨ましいと思える家庭環境の彩子 小学3年からの友情の物語 大人になる過程で親に反抗したり チラッと親の有り難みわかったり 時々えっ!と声を漏らしながら読んだ。 『赤毛のアン』を知らない私でも楽しめましたが 『赤毛のアン』好きならもっと面白...

本好き2人 母子家庭のダイアナと 誰もが羨ましいと思える家庭環境の彩子 小学3年からの友情の物語 大人になる過程で親に反抗したり チラッと親の有り難みわかったり 時々えっ!と声を漏らしながら読んだ。 『赤毛のアン』を知らない私でも楽しめましたが 『赤毛のアン』好きならもっと面白いかも。

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2024/08/16

正反対ともいえる環境で育った少女2人が、お互いを誇らしく思いながらも、自分と比較して羨んだり憎んだりしてしまう様子が鮮明に表現されていて、自分も子どもの頃を思い出してどきどきしました。子ども同士の関係って素直故にどうなるかわからず、大人になってからの付き合いとは大きく異なるなあと...

正反対ともいえる環境で育った少女2人が、お互いを誇らしく思いながらも、自分と比較して羨んだり憎んだりしてしまう様子が鮮明に表現されていて、自分も子どもの頃を思い出してどきどきしました。子ども同士の関係って素直故にどうなるかわからず、大人になってからの付き合いとは大きく異なるなあと思い出しました。

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2024/06/22

あまりにも家庭環境の違うダイアナと彩子の二人が意気投合するが、大人になるまでの年月をお互いに気にしながら別々の道を歩み、本当の友達だと気付く姿に感動しました。 彩子の学生時代の話は少し衝撃を覚えました。でもその経験があったからダイアナとわかり合えたのかなぁと思いました。

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2024/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

対照的な家庭で育った二人の少女が親友になり、お互いを誇りに思うが、比べて自分の環境や容姿、持ち物、暮らしに嫌気がさしている。彼女たちの心情がはがゆいくらいに素直に描写されていて色んな気持ちにさせられる。 両極端ではあるが、どちらにせよやり過ぎ、やらな過ぎは子にとってコンプレックスになるんだよなあと思ったり。それでも途中グレたりもしたが二人とも強く逞しく、そして何より優しく育ったからの終わり方であったかい気持ちになった。(はっとりけいいちは置いといて笑でもマフラーを渡したって事はきっとダイアナの事分かってたんだよね。)

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2024/03/04

女子高生に読んで欲しい本です。育った環境も生い立ちも全く違う女の子二人。でも共通の趣味「読書」を通じて、お互いに持っていない性格や芯の強さに憧れ、助け合い友情を育む。そんな二人が別々の道で成長し、それぞれに深い悩みの渦に巻き込まれていく。半分読んだ頃から物語に惹き込まれました。ぜ...

女子高生に読んで欲しい本です。育った環境も生い立ちも全く違う女の子二人。でも共通の趣味「読書」を通じて、お互いに持っていない性格や芯の強さに憧れ、助け合い友情を育む。そんな二人が別々の道で成長し、それぞれに深い悩みの渦に巻き込まれていく。半分読んだ頃から物語に惹き込まれました。ぜひ途中で止めず最後まで読んでみてください。

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