COVERED M博士の島 の商品レビュー
幻想小説というか、好きな人は好きそう。僕はある程度科学的な根拠で納得いく落ちが好きなので、ファンタジーな推理物は低い評価
Posted by
誰が一番狂っているのかって、狂っているのは鬼でした。 アキラもM博士もそのために利用されたようなものだ。美には抗えないから…。 アヤ、ミチ、カンナ、サトルも、アキラとM博士も供物。贄です。 鬼を表出させられたレイコさんこれからどうなるの…最終章よく分からなかったけど、枷は外すでし...
誰が一番狂っているのかって、狂っているのは鬼でした。 アキラもM博士もそのために利用されたようなものだ。美には抗えないから…。 アヤ、ミチ、カンナ、サトルも、アキラとM博士も供物。贄です。 鬼を表出させられたレイコさんこれからどうなるの…最終章よく分からなかったけど、枷は外すでしょう、、、?
Posted by
森さんらしく、美学的な話。 人体の造形美に関する話で、自分の姿かたちに特に未練のない若者が、M博士の島で整形手術を受け、それによって周りの人間がどうかわるかを見る。 とりあえず、怖い。 面白いけど。 表紙も怖いし、手放そうかと思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
理想の「女性」を、同じ「君」をつくろうとして迷い続ける天才のお話。 同じ顔がたくさんできたら個性なんてなくなるだろうに、つまらなくなるだろうに、怖いだろうにと率直に思った。 最後の急展開、ドンデン返しに一瞬訳が分からなくなった。
Posted by
途中から展開や謎が読めて、ラストも推測した範疇に収まってしまった。。じっくり読んで邪推しすぎた。ちと残念。 タイトルのCOVEREDを調べてみた。形容詞より動詞(COVER)の方が物語にマッチしている気がした。 あー!と叫びたい気分だ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
黒猫とは別の角度から美を追求する奇人のはなし。 死体のトリックや結末はだいたい予想ついちゃったけど、 孤島での殺人と心理戦、伏線と結末までまとまってて好感度高い作品でした。美醜の概念や価値観も興味深かったし、美の要素としての誇張、対称性、隠喩、混沌、それぞれの役を振られる女性4人の個性もわかりやすい。 黒猫シリーズ以外でオススメするならこの作品かも。
Posted by
黒猫シリーズと同様に美とは何かという問いを発しながらも、もっと純粋なミステリーチックに描かれている。途中から展開が予想できてしまうのがややもったいない部分ではあるが、どんでん返しが好きな人は嫌いではないのではないだろうか。
Posted by
すべてがFになるっぽいシチュエーションで、すべてがOになるみたいな(笑)?美学論と名前絡みにこだわっているのは同作者他作品と共通してるなぁ。色々と上手く行き過ぎ感と疑問点はあるものの、どんでん返しのどんでん返しと楽しめました。
Posted by
うーん……他の作品名を持ち出すのは申し訳ないのですが、『地獄でメスがひかる』×『パノラマ島奇譚』ちょっぴり『すべF』って感じです。 森さんの漫画チックな設定はわりと好きで、つっこみながらも楽しむのですが、今回はさすがに無理ムリ感満載。 天才美容整形医とはいえ、まるで仮面を被ったり...
うーん……他の作品名を持ち出すのは申し訳ないのですが、『地獄でメスがひかる』×『パノラマ島奇譚』ちょっぴり『すべF』って感じです。 森さんの漫画チックな設定はわりと好きで、つっこみながらも楽しむのですが、今回はさすがに無理ムリ感満載。 天才美容整形医とはいえ、まるで仮面を被ったり脱いだりするような速さの自分への施術。 これOKにしちゃったら、「作中で初めて人を殺しました」という触れ込みが勿体なくないですか? 表紙や作品の雰囲気は好きなので、いっそM博士メインの、マッドなめくるめく美の世界のスピンオフなどいいかも。
Posted by
天才外科医M博士の全身整形外科手術を受けるため孤島へ。手術は無事成功しますが、M博士が首無し死体で発見されます。犯人は一体誰なのか。 孤島で起こる連続殺人。『そして誰もいなくなった』に似た王道な展開ですが、特に「犯人は誰だ」とか「動機は何だ」とか論戦が繰り広げられる訳ではありま...
天才外科医M博士の全身整形外科手術を受けるため孤島へ。手術は無事成功しますが、M博士が首無し死体で発見されます。犯人は一体誰なのか。 孤島で起こる連続殺人。『そして誰もいなくなった』に似た王道な展開ですが、特に「犯人は誰だ」とか「動機は何だ」とか論戦が繰り広げられる訳ではありません。ネタも使い古されたものである程度予想出来てしまいうので、クローズド・サークル好きとしては物足りなさが残ります。 本書はどちらかと言えば究極の「美」を追求する話に比重が置かれています。M博士の「美」に対する持論と執着は興味深く惹き込まれました。
Posted by
- 1
- 2