COVERED M博士の島 の商品レビュー

森晶麿(著者)

2014/09/25

２０１４年９月２４日読了。
博士の美の論議は非常におもしろく、ラストのゾッとする感じも素晴らしかったけれど、それだけに、クライマックスのシーンはちょっとありえなさすぎて「いやいやいや」となってしまったのが残念。

2014/06/10

そうかこれも美学がテーマ！と途中で気付く。
ヘルダーリンが出てきたせいで頭の中で流れ続けるDarlin' from hell。
そうだ森さんはバイン聴くんでより贔屓にするんだったって単なる偶然か。

2014/05/16

まずは想定が素敵。美しい。

なんだか…圧倒されました。
まさかこんな展開にはならないでしょうね…と思ったことが起こっていくような。

後半はあっという間でした。

森さんのお話の根底には、やはり美についてのあれこれがあるんですね。

ちょっと考えさせられる内容でした。
美しさって何かなぁって。

うん。森さんの小説、やはり興味深い。

2014/05/15

【ネタバレ】絶海の孤島パターンミステリなんですが、ミステリとしては完全に反則ワザ。いくらなんでも「数十分で他人そっくりにする整形手術」ってのは無理があるでしょ。キャラクタの関係も結構早い段階でネタバレだし、Mのサイコパス度にも動機にも説得力はなく、あの「ホテル・モーリス」を書いた人だとはとても思えません。

2014/04/27

以前、黒猫シリーズを読んだが数ページで断念したのでこの作品もダメだろうなと思ったが逆にすんなりと読了。この作品は瀬戸内海のO島という島での孤島ミステリー。人間の心理を上手く作品に組み込み、登場人物たちだけではなく、読者までも巻きこんでの心理戦という感じでドキドキが止まらない。『美』や『愛』のみならず、そこに『嫉妬』も絡み合う。しかし、『美』は作りものではあるが人間誰しもが持つ飽くなき探究心というものなのだろうか。美しくも儚い、そんな作品だった。作品自体も美しいのだが表紙も美しい。

2014/04/17

密室、孤島、人体実験。
究極の「美」を追求するＭ博士。
美醜とは何なんでしょう。
黒猫の美学とはまた違う、Ｍ博士の美の創造。
今までの著者の愛がだだ漏れ美学とは違って、美しいのに官能的なのにそこに愛はあるのかい。

黒猫がこの島に来たら何と言うだろう。