ニンジャスレイヤー ピストルカラテ決死拳 の商品レビュー
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ハードボイルドディストピア忍者活劇、第2部第5巻。 今巻は、表紙にも登場している私立探偵タカギ・ガンドーが主役を張るエピソード「リブート・レイヴン」の存在感が強く「探偵小説めいたアトモスフィア」も感じさせる。カラス・ニンジャのソウルに憑依され非人間に成り果てても、その名に「ディテクディヴ」を背負うガンドーの強さと弱さに痺れる。脇役が突如、劇的に力を得る展開は陳腐になりがちだけれど、物語が丁寧に描かれているからか、必然性と説得力をなお感じる。 フェイタル、ナンシー・リー、シキベ・タカコといった女性陣の見せ場も多く、特に「ビガー・ケイジズ、ロンガー・チェインズ」でのフェイタルはハードボイルドで格好良く、またそのヒロイン力が凄まじい。 同エピソードでは、謎の多いキャラクター、革命組織イッキ・ウチコワシの首領バスター・テツオも珍しく主役級の活躍を見せる。底の見えない登場人物だけに、今後の物語への介入も気になる。
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第二部の中核となるようなエピソードが目白押し。ようやく終わりが見えてきたか。 独特の訳文が魅力の本作ではありますが、そのストーリー自体も物凄い求心力を持っている。タカギ・ガンドーを主役とした「リブート、レイブン」は、ハードボイルド探偵ニンジャ小説としてかなり熱い作品でありました...
第二部の中核となるようなエピソードが目白押し。ようやく終わりが見えてきたか。 独特の訳文が魅力の本作ではありますが、そのストーリー自体も物凄い求心力を持っている。タカギ・ガンドーを主役とした「リブート、レイブン」は、ハードボイルド探偵ニンジャ小説としてかなり熱い作品でありました。
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