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小説外務省 の商品レビュー

3.8

23件のお客様レビュー

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2024/08/15

 外務省とは、どのようなことをしているのか。元外務省職員の筆者が、内部をえぐるように描いています。もちろん小説なのでフィクションですが、知っている名前もたくさん出てくるので、グッと身近な問題として読み耽ってしまいます。 今はこんなことないよなーと望むを込めてレビューしてみました...

 外務省とは、どのようなことをしているのか。元外務省職員の筆者が、内部をえぐるように描いています。もちろん小説なのでフィクションですが、知っている名前もたくさん出てくるので、グッと身近な問題として読み耽ってしまいます。 今はこんなことないよなーと望むを込めてレビューしてみました。

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2024/02/12

小説といいながら、ノンフィクション的なフレーバーを盛り込んでいる。対中関係の視野を広げたい方にお勧めの一冊

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2021/10/21

あまり小説としてのできはイマイチなんだけど、現実を混ぜ込んだ中身は面白かった。どれだけ本当のことなのかは別にして、いつも著者が主張しているアメリカによる日本支配なんてのに加えて、都合悪い人物への人物破壊、外務省の日米関係至上主義的な空気、都内のレストランや料亭、文学作品からの引用...

あまり小説としてのできはイマイチなんだけど、現実を混ぜ込んだ中身は面白かった。どれだけ本当のことなのかは別にして、いつも著者が主張しているアメリカによる日本支配なんてのに加えて、都合悪い人物への人物破壊、外務省の日米関係至上主義的な空気、都内のレストランや料亭、文学作品からの引用。たまに見るフィクションでのアナポリス出の海上自衛官、この本にも出てきたな。

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2021/02/12

史実でもあり小説でもあり。不思議な感じです。尖閣問題の本質なのか判らないのですが、迫力満点でした。続編もあったのでこれから読もうと思います。

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2018/11/04

 「小説」と銘打ってあるが、娯楽性はない。元外務官僚による内幕もの、暴露ものとして読むのがよい。といっても、実名オンパレードで出典も明記されているから、いかがわしいものではない。広瀬隆の一連の著作と同類。  鳩山由紀夫や小沢一郎がいつのまにか表舞台からフェードアウトしたのに訝しさ...

 「小説」と銘打ってあるが、娯楽性はない。元外務官僚による内幕もの、暴露ものとして読むのがよい。といっても、実名オンパレードで出典も明記されているから、いかがわしいものではない。広瀬隆の一連の著作と同類。  鳩山由紀夫や小沢一郎がいつのまにか表舞台からフェードアウトしたのに訝しさを感じていたのだが、著者は米国による「人格破壊」(デマによる大衆への刷り込み)によるものだと言う。その見解の当否を断じる力はぼくにはないが、胸落ちする点はある。  書かれていることを全て鵜呑みにするのではなく、また「与太だよね」と頭からバカにするでもなく、ぼくらが普段意識していない(できない)視点を気に留めながら読むべき本。

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2018/04/21

2018.04.21 初めて読んだ著者でした。これは面白かった!目から鱗みたいな•••。政治の裏のカラクリが全て見えて来たような。最近の週刊誌問題もそのように見える。西京寺みたいな人は必ずいる。個人の資質を責めるような議論ばかりしてないでもっとやることあるでしょ!と思う今日この頃...

2018.04.21 初めて読んだ著者でした。これは面白かった!目から鱗みたいな•••。政治の裏のカラクリが全て見えて来たような。最近の週刊誌問題もそのように見える。西京寺みたいな人は必ずいる。個人の資質を責めるような議論ばかりしてないでもっとやることあるでしょ!と思う今日この頃。

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2016/04/26

鳩山が民主党を結党したとき、過剰な対米外交を脱すると宣言した。 日本を操る米国人を「ジャパンハンドラー」と呼ぶ。戦略国際問題研究所アジア日本部長のマイケル・グリーンはその中核的存在。民主党が結党されたときは、ジョンズ・ホプキンス大学客員講師で若造だったグリーンは、慌てて関係者を回...

鳩山が民主党を結党したとき、過剰な対米外交を脱すると宣言した。 日本を操る米国人を「ジャパンハンドラー」と呼ぶ。戦略国際問題研究所アジア日本部長のマイケル・グリーンはその中核的存在。民主党が結党されたときは、ジョンズ・ホプキンス大学客員講師で若造だったグリーンは、慌てて関係者を回りその意味を調べた。そうするとそれが単なる理念ではなく本物であることを知った。祖父の鳩山一郎も自主外交思想だった。そうすると、鳩山つぶしが始まる。 鳩山は、イラン訪問の際に前もって野田首相に説明している。野田は了承していた。 石原の尖閣購入発言は、ヘリテージ財団での講演。この財団は共和党系のきなくさい団体。この購入発言は国防情報局DIAが仕掛けたもの。米国国防総省と石原を取り持ったのが、スタンフォード大学名誉教授のメイ 若泉敬がとりもった繊維の密約も佐藤首相は裏切った。 サンフランシスコ平和条約で千島列島の範囲をあいまいにしておけば、日ソの仲はよくならないという西側の思惑があった。 ニューヨークタイムズ東京支局は朝日新聞社の中にある。 もともと普天間は移転ではなく閉鎖だった。

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2015/08/06

外務省のアメリカ偏重と人間の正義がテーマになっている。鳩山由紀夫のアフマディネジャド訪問批判、小沢バッシング、丹羽大使叩きなど、かなり腑に落ちていなかった問題を果敢に取り上げていた。筆致は子供っぽくすごく読みやすかったが、中身はとても良かった。はあ~、それにしても男ってここまで崇...

外務省のアメリカ偏重と人間の正義がテーマになっている。鳩山由紀夫のアフマディネジャド訪問批判、小沢バッシング、丹羽大使叩きなど、かなり腑に落ちていなかった問題を果敢に取り上げていた。筆致は子供っぽくすごく読みやすかったが、中身はとても良かった。はあ~、それにしても男ってここまで崇高な精神や社会問題を並べながらも、美女への憧れから離れられないのかね~。小松さんが美人だ、美人だってしつこい。彼女の容貌を一切言及せずに真心をぶつけ合いながらプロポーズまで行ってたら西京寺さんの人間的な深みも際立っていただろうけど。

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2015/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本の外交はアメリカに首根っこを押さえつけられたまま、アメリカの筋書きどおりに動かされていて、日本の国益に反することも多いのが歯がゆい。 あの出来事の裏にはそういう背景があったのかぁ、そういう思惑だったのかぁと、無知だった自分の中で徐々に繋がっていってるような気がする。 ラブストーリーは必要ないなと思った。人の恋バナにページを割くぐらいなら、もっと踏み込んだこと知りたかった。(公にできないこととかあるんだろうなぁ、恋バナで誤魔化してページを埋めたのかな?)と勘ぐっちゃったじゃない。

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2015/01/20

元外務官僚 孫崎享氏が書いた、小説という形式をとったノンフィクション(?) もちろん、すべてが現実のまま書かれているわけではないが、取り上げられている時代、政党、政治家、官僚組織、そしてかれらの行動。さらには彼らの行動のベースになる考え方などが、事実さながらに書かれている。 一般...

元外務官僚 孫崎享氏が書いた、小説という形式をとったノンフィクション(?) もちろん、すべてが現実のまま書かれているわけではないが、取り上げられている時代、政党、政治家、官僚組織、そしてかれらの行動。さらには彼らの行動のベースになる考え方などが、事実さながらに書かれている。 一般の読者を想定した場合、必ずしもすべて詳細な真実をかくことよりも、ポイントをつかんだエッセンスのみ伝えるほうが、よりわかりやすい部分があると思う。 その意味で、本書は孫崎氏なりの視点による暴露本なのかもしれない。 本書のハイライト、尖閣諸島をめぐる中国、日本の考え方の違い、そしてその行動が及ぼす影響などは、孫崎氏の考えそのものなのだろう。 外務官僚、霞が関の考え方、そして尖閣諸島の位置づけなどに興味がある方は、面白く読めると思う。

Posted byブクログ