イベリコ豚を買いに の商品レビュー
ノンフィクション作家が、なんでかイベリコ豚を見に行く流れになり、なぜかイベリコ豚を買う話になり、なぜかイベリコ豚のスモークハムを作って売ることになり このわけのわからない流れは高野秀行みたいだ 食材を生み出し、食べ物を開発し、販売する熱い人たちが多く出てくる スティーブジョ...
ノンフィクション作家が、なんでかイベリコ豚を見に行く流れになり、なぜかイベリコ豚を買う話になり、なぜかイベリコ豚のスモークハムを作って売ることになり このわけのわからない流れは高野秀行みたいだ 食材を生み出し、食べ物を開発し、販売する熱い人たちが多く出てくる スティーブジョブズの「素晴らしいアイデアと素晴らしい製品の間にはとてつもない職人技の積み重ねが必要」の言葉が引用されている この熱い情熱に触れられるのもこの本の魅力
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イベリコ豚についての真実を知る上では有用だった。またその他の食材のことも。 例えば日本でスモークハムと言われるものは調味液を注入したものだったり…しかし本物でなくても安くて美味しいものを食べたいと思う消費者心理も否定しないでほしい。海原雄山じゃないのだから… 後味が悪い。 読...
イベリコ豚についての真実を知る上では有用だった。またその他の食材のことも。 例えば日本でスモークハムと言われるものは調味液を注入したものだったり…しかし本物でなくても安くて美味しいものを食べたいと思う消費者心理も否定しないでほしい。海原雄山じゃないのだから… 後味が悪い。 読了60分
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題材が“イベリコ豚”であっただけで、主な内容は仕事に向かう姿勢や志がいかに大事かと書かれた本だと感じた。 読む目的として、私にはこれ以上ないのではないかと感じ、先人の知恵を拝借することが出来ました。 きっと後々に自分の人生を変える本の1冊になるのでは。と。 ただ、それはスペイン...
題材が“イベリコ豚”であっただけで、主な内容は仕事に向かう姿勢や志がいかに大事かと書かれた本だと感じた。 読む目的として、私にはこれ以上ないのではないかと感じ、先人の知恵を拝借することが出来ました。 きっと後々に自分の人生を変える本の1冊になるのでは。と。 ただ、それはスペインの食文化に携わっている、独立起業を考えている“私”だからの感想です。
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第107回アワヒニビブリオバトル&全国大会予選で紹介された本です。ハイブリッド開催。@全国大会予選。チャンプ本。 2023.12.29
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イベリコ豚に興味を持ってスペインまで行ったら、なんだかんだあってハムを作ることになった著者の話。内容としては個人的にスペインと日本の文化の違いが知れて面白かった、またこの時点でのTPPについての考えと現状を考える良い機会となった。さらに著者がハムづくりに取り組むうちに「仕事の本質」など様々なことを学び取る場面は興味深かった。
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ひょんなことからイベリコ豚に関心を持った著者は、スペインまで実物のイベリコ豚を取材に行きたいと考えるが、何と言っても世界最高級のブランド豚、コネも無いままに物見遊山に訪れる訳にもいかず、「イベリコ豚を輸入したい」とオファーし、ビジネスルートでアクセスすることにする… 巻頭グラビ...
ひょんなことからイベリコ豚に関心を持った著者は、スペインまで実物のイベリコ豚を取材に行きたいと考えるが、何と言っても世界最高級のブランド豚、コネも無いままに物見遊山に訪れる訳にもいかず、「イベリコ豚を輸入したい」とオファーし、ビジネスルートでアクセスすることにする… 巻頭グラビアページの写真だけでも一見の価値あり。 自然の野山の中で悠然と放牧されるイベリコ豚の群れ。 薄墨色の肌、引き締まった体躯、その姿には崇高さを感じてしまう。 日本でイベリコ豚がその名を知られるようになったのは、2005年の秋頃からだとか。 実は自分、まさにその2005年の秋に結婚一周年のディナーでイベリコ豚に初めて出会っている。 が、彼らがどんな素性の豚なのか、恥ずかしながらナッツを食べて育った豚という基本的な情報すら今の今までちゃんと認識したことはなかった。 それもそのはず、日本のよくないところで、イベリコ豚への正確な理解も無く「スペインの最高級黒豚」だとか誤解を招くような安売りがされてしまい、イベリコ豚へのイメージは本来のものとはほど遠いものになってしまっていると言う。 ちなみに、スペインでの認証基準では、イベリア種の純血、またはデュロック種との交雑でイベリア種の血が50%以上であるものしか「イベリコ豚」を名乗ってはいけないのだとか。 また、ナッツを食べて育つのは純イベリア種のなかでベジョータと呼ばれるごく一部の最高級豚のみで、それ以外セボと呼ばれるイベリコ豚はナッツを食べずに育てられるとのこと。 本の中で紹介されるスペイン土着の食文化(野菜を食べない、だとか)や、スペイン人と日本人の肉食に対する文化の深さの違い(魚食についてのそれと丁度真逆になる)についての考察なども非常に興味深い。 思いつきでイベリコ豚の輸入ビジネスに手を染めようとしたビジネス音痴の著者が、なんとも魅力的なスペインのイベリコ豚生産者や、食肉業に携わる日本人の協力者たち(精肉事業者、流通事業者、レストランシェフ・経営者)と交わるうちに、ビジネスの本質に触れて新鮮な気づきを繰り返していく様も、なんだか素朴な感じでよい。 マルティグラ・ハム、一度注文してみたくなっちゃうな(高いけど)。
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【由来】 ・ラジオ版学問ノススメで 【ノート】 ・図書館でパラパラと読んでみたが、まぁ、Podcast聞いてればそれで足りる内容だった。
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ノンフィクションの面白さがあった。とくに食べ物に執着がある身としては、楽しめる部分が多かった。本物のイベリコ豚の生ハム食べなきゃ。
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イベリコ豚の取材をするため、スペインの企業と話をつけ、いざ出発というと気に勃発した口蹄疫騒動。 日本からの取材は一切お断りとなってしまい考えたのが、豚の購入。 客になれば、豚を見せないわけにはいかないだろう。 しかし、豚をまるっと2頭買ったとして、個人で食べるには限界がある。 ということで、イベリコ豚を商品化して販売することにする。 人脈はある。 けれど道のりは楽ではなく。 作家としての仕事をこなしつつ、何度もイベリコ豚の話を聞きにスペインへ。 商品のレシピを考え、販路を作り、商品として完成させ…と、やることはたくさん。 このプロジェクトで得たものはたくさんあるが、一番は、ビジネスというものの本質を知ることができた事。 “仕事の本質とはアイデアや新製品を考えつくことではない。アイデアを製品にするために日々行う地味な作業とそれに関わる関係者の連絡、打ち合わせである。” “人は何の経験がなくとも、バカになって突っ込んでいけば、誰か助ける人が出てきてくれる。そうすればハムを作ることはできる。人間はやればできる。少なくとも、ハムを作ることはできる。いや、ハムができたんだから、私はソーセージも肉まんもケーキもポテトチップも、食品ならば作ることができるのではないか。商品を作るのは能力ではない。情熱だ。” 情熱だけでできるものではないと思うけれど、情熱を持たない人に人はついて行かないと思うのね。 イベリコ豚と出逢いはまっていく過程が面白くて、一気に読み終わってしまった。
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イベリコ豚!このワードをみた瞬間、食べたい!という気持ちが、まず最初だった。なぜ著者がイベリコ豚に興味を持ったのか?また、スペインまで行って苦労して取材するだけではなく、2頭も購入し商品を販売することになったのか!が描かれている作品。これがまた面白い。ノンフィクションのためその臨...
イベリコ豚!このワードをみた瞬間、食べたい!という気持ちが、まず最初だった。なぜ著者がイベリコ豚に興味を持ったのか?また、スペインまで行って苦労して取材するだけではなく、2頭も購入し商品を販売することになったのか!が描かれている作品。これがまた面白い。ノンフィクションのためその臨場感がヒシヒシと伝わってくる。本当のプロの仕事とは何か?ブランドや文化とは?を考えさせられる一冊。とりあえず、まずイベリコ豚を買って食べてみよう。^ ^
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