11 eleven の商品レビュー
短編集だと思って侮ってたけど、一つ一つが濃密すぎる。 読み終えるたびに、良い意味でドッと疲れる。 これ、何度も読み返したくなるかもしれない。
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五色の舟、クラーケン、手、が特に良かったです。五色の舟は、ストーリー、設定、表現力、文体全てが衝撃的な作品でした。
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百年に一度生まれ、未来を予言すると言われる生き物「くだん」。鬼の面をした怪物が異形の家族に見せた世界の真実とは。(『五色の舟』) 津原泰水さんの短編集。 幻想的だったりSF風、怪奇小説風だったり、作品によって変わる文調も印象的です。 個人的に好きだった話は『土の枕』。戦時中...
百年に一度生まれ、未来を予言すると言われる生き物「くだん」。鬼の面をした怪物が異形の家族に見せた世界の真実とは。(『五色の舟』) 津原泰水さんの短編集。 幻想的だったりSF風、怪奇小説風だったり、作品によって変わる文調も印象的です。 個人的に好きだった話は『土の枕』。戦時中の話で、津原さんの母方の血筋の「ほぼ実話」だそうです。こんなふうに誰かと入れ替わったり、もとの戸籍を失ってしまった人なんかもいたのかな。色々と考えるきっかけになり、戦争に関する日が多いこの8月に読んでよかったです。 『クラーケン』も良かったです。大型犬を飼う女性の話。女性の鬱屈と後に起こるであろう悲劇に思いを馳せずにいられない。 『テルミン嬢』の悲劇的でありつつ壮大な雰囲気も好き。 どの話も閉塞的でありながら遠くに思いを馳せるような、望郷の念にかられるようなそんな短編集でした。
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話題になった2013年ごろからずっとブクログの「読みたい」に入っていた本!笑 本屋さんブラブラしてたら、たまたま「河出文庫この一冊!」の帯つき表紙が目に入り、今だ!と購入。 期待通り、今まであまり触れたことのないタイプの世界で大満足でした。 まず最初に入っている「五色の舟」、一...
話題になった2013年ごろからずっとブクログの「読みたい」に入っていた本!笑 本屋さんブラブラしてたら、たまたま「河出文庫この一冊!」の帯つき表紙が目に入り、今だ!と購入。 期待通り、今まであまり触れたことのないタイプの世界で大満足でした。 まず最初に入っている「五色の舟」、一文目からワクワクが止まらない。見世物興行で生きる擬似家族の話だと思って情感たっぷり気分で読んでいたのに、気がついたらSF的展開に巻き込まれていて驚く。目まぐるしさの後に切ない余韻が残り、非常に好きな作品だった! 「延長コード」は読んでる時はピンとこなかったけど、すべて読み終わって振り返るといちばん画的な美しさがあり心に残っていた。 ほか、特に好きだったのはやはりホラー的ドキドキ要素が強かった「微笑面・改」、「手」、短編らしからぬドラマを感じた「土の枕」かな。 「テルミン嬢」を読んで、やっぱりガッツリSFテイストというよりは「すこし・ふしぎ」タイプのSFが好きなんだという自認を強めた。 色んな「斐坂くん」が出てくるのはこの作者世界でよくあるのかな?パラレルワールドみたいで面白かった。
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雪見酒さんとゆーき本さんにお勧めされた、と思う。 11本の短編集。難解でした。 SFだったり、恐怖だったり、ファンタジーだったり、奇譚だったり、意味不明だったり。 解説の大森望さんによると「当代最高の短編の名手による、当代最高の短編集」だそうだ。 読んでいると、頭に?が浮...
雪見酒さんとゆーき本さんにお勧めされた、と思う。 11本の短編集。難解でした。 SFだったり、恐怖だったり、ファンタジーだったり、奇譚だったり、意味不明だったり。 解説の大森望さんによると「当代最高の短編の名手による、当代最高の短編集」だそうだ。 読んでいると、頭に?が浮かんだり、なんだか不安を掻き立てられたりと、グラグラします。 ・五色の船 見世物小屋の僕たちと件(くだん)。 ・延長コード 死んだ娘が見ていたものは? ・追ってくる少年 犬少年。 ・微笑面・改 近づいてくる顔。 ・琥珀みがき でもきっと、私には何もくれない。 ・キリノ キリノって誰? ・手 幽霊屋敷 ・クラーケン グレートデンに付けた名前。 ・YYとその身幹(むくろ) 殺害された美しい女友達。 ・テルミン嬢 奇病とその治療法。 ・土の枕 入れ替わった男の戦後。著者の母方の血筋のほぼ実話らしい。 延長コード、追ってくる少年、琥珀みがき、キリノ、の4編は意味がわからず。 微笑面・改、手、クラーケン、YYとその身幹、テルミン嬢、の5篇はかろうじて筋が分かる。 五色の船、土の枕の2編は分かる。 残念ながらおもしろいと思えるものはなかったので、理解できるかできないかで分類しました。 そうそう。解説にも名前が挙がっていたレイ・ブラッドベリの短編「とうに夜半を過ぎて」を読んでいたときの感触に似ていた。 難解なので私は挫折しましたが、好きな人にはこれも刺さるのかもです。
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ずっと気にはなっていたけど、読んで本当に良かった どこか江戸川乱歩的というか見てはならないのに目が離せない幻想的なSF作品 短編ばかりなので読みやすかった
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不思議な世界 初めのうちは意味がわからず 読み直して何となく感じとり そのうち 頭に入ってくるようになり 津原世界に引き込まれる
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かったー。 短編集、初めて読む作家さん。 SFだったり、ホラーだったり、戦争ものだったり。 最初の「五色の舟」読んで、あまりの面白さに唸ってしまった。 戦中の日本で、疑似家族を形成し見せ物小屋で生活している異形の人達が、「くだん」に関わることで、運命が動き出すお話。 心がどこにあるのか?というテーマ。解説も面白かったなぁ。 世界線を越えるお話。家族愛のお話。 終わり方がとても好きだった。 幸せな世界線にたどり着いたのに、切ないっていう。 切ない繋がりでいえば、「テルミン嬢」も切ない終わりだった。がっつりSFで。 「土の枕」は風変わり戦争もの。 死の最後の瞬間に、本当の名前に固執する老人の姿が目に浮かんでしまって、泣けてきた。
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なんだかよくわからなかった。 解説に「本書は、当代最高の短編小説の名手による、当代最高の短編小説集である」とあるが、そうは感じなかった。 読了に1か月かかった。短編集なので、一つの話が終わると区切りがついてしまう。早く次を読む気が起きなかった。
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短編集。どのお話も、なんというか、こわかった。これ以上近づいてはいけないと、心のどこかで警報がなる感じ。
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