まるでダメ男じゃん! の商品レビュー
豊崎さんとはダメ男の定義が違うと思いました。男どころか人間として最低の登場人物ばかり。もう少し愛嬌があるというか、愛すべきダメ男の出てくる小説を紹介してほしかったです。
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名作の中にダメ男あり あるある 私も常々思っていたんですが 血気盛んなだけで 脳筋 イランお節介で 単細胞 ダメ男じゃない? 坊ちゃん ネチネチ いつまで引きずってんねん もうちょっと見る目を養えよ ダメ男じゃない? グレート・ギャッツビー などなど やっぱりそうよね...
名作の中にダメ男あり あるある 私も常々思っていたんですが 血気盛んなだけで 脳筋 イランお節介で 単細胞 ダメ男じゃない? 坊ちゃん ネチネチ いつまで引きずってんねん もうちょっと見る目を養えよ ダメ男じゃない? グレート・ギャッツビー などなど やっぱりそうよね スカッとします
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5552さんのレビューを読んで、文豪作品が苦手な自分もこれをきっかけに読めるか?と。 面白かった! でも、読了後とてつもなく疲れた。 もしかして、文豪作品が苦手なのは、ダメンズのせいだったのか? 途中で無性にイライラしたり、頑張って読了しても、なんかなぁ…と思ってしまうのは、...
5552さんのレビューを読んで、文豪作品が苦手な自分もこれをきっかけに読めるか?と。 面白かった! でも、読了後とてつもなく疲れた。 もしかして、文豪作品が苦手なのは、ダメンズのせいだったのか? 途中で無性にイライラしたり、頑張って読了しても、なんかなぁ…と思ってしまうのは、この年になっても理想が高いからなのか⁉︎ そのダメさ加減の赤裸々さに、息苦しくなってしまう。 若いうちに、この本を読めば人間の見方が変わるかも。 懐の深い読み手、トヨザキさんのおかげで「ダメ男」博覧会を堪能しました。 もう、お腹いっぱいです。 2021.8.8
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以前、小川洋子さんが本を紹介するラジオを聴いた。 その時の小川さんが相方の女性アナウンサーと一番盛り上がっていた話題は「その本の中の主人公の夫がいかにダメ男か」だったように感じだ。 まるで女子会に紛れ込んだようだった。 …小川さん、ダメ男トーク好きなのね… この本の著者、トヨザ...
以前、小川洋子さんが本を紹介するラジオを聴いた。 その時の小川さんが相方の女性アナウンサーと一番盛り上がっていた話題は「その本の中の主人公の夫がいかにダメ男か」だったように感じだ。 まるで女子会に紛れ込んだようだった。 …小川さん、ダメ男トーク好きなのね… この本の著者、トヨザキさんもダメ男(だめお)が出てくる小説が大好きなのだそうだ。 もう、出てくるは出てくるは…ダメダメなエピソードテンコ盛りで笑える。 しかし笑ってばかりはいられない。 胸に手を当てて考えてみると、出てくる幾人かのダメ男たちに自分の性質の一端を見つけてしまうのだ。 ここまでダメではない、ここまでは…(そうか?)と、思いつつ笑っている自分が一番ダメな気がする。 トヨザキさんはスッパスッパと愛をもって彼らを斬っているのだが、それがまるで自分が斬られているように感じる。 基本的にダメ体質に男も女も関係ないと思う…。 ラストのオチともいえる「あとがきにかえて」でますますトヨザキさんのファンになった。 これからもダメ人間がダメに生きる小説を新旧・和洋問わず紹介してほしい。 ないない尽くしのダメ男『ボヴァリー夫人』/橋田壽賀子ドラマも真っ青のダメ男見本市『カラマーゾフの兄弟』/ガリ勉型世間知レベル0のダメ男『舞姫』/今回のダメ男はこの人『にんじん』/ライトモチーフ(繰り返し)型のダメ男『トニオ・グレーゲル』/子供っぽいジコチュー型のダメ男『坊ちゃん』/自分の気持ちに正直すぎるダメ男『毒薬を飲む女』/偽善的なダメ男『新生』/気がつかない星人型のダメ男『黒髪』『狂乱』『霜凍る宵』/夢見る夢男でダメ男『グレート・ギャッツビー』/一番大事なものを守れなかったダメ男『猫と庄造と二人の女』/永遠の青二才としてのダメ男『フェルディドゥルケ』/優しさという糖衣にくるまれた無神経なダメ男『ガラスの動物園』/小人閑居して不善を為すタイプのダメ男『抹香町』/自滅型のダメ男『小犬たち』/下半身に振り回されるダメ男『空気頭』/女性に依存しがちなダメ男『暗室』/虚無へと疾駆する、真性・無類のダメ男『火宅の人』/面倒臭いダメ男たち『岬』/癇癪スイッチ入りすぎのダメ男『シャイニング』/主役の座を奪われた尻軽ダメ男『存在の堪えられない軽さ』/のっぺらぼうのダメ男『アメリカン・サイコ』/借金、暴言、逆ギレ、DVーーーオールラウンド型の究極のダメ男『どうで死ぬ身の一踊り』/あとがきにかえて 怠け者すぎるダメ男(と、わたくし)『屋根裏の法学士』
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独特な切り口! いわゆる名作に出てくる 男性のダメっぷりを(愛をもって?!) バッサバッサ切りまくる
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大好きなカラマーゾフの兄弟が、「ダメ男小説」と取り上げられていたのが嬉しくなっちゃって、そしてもともと豊崎社長のご本は購入必須なので買ってあった一冊。面白かった!「ダメ男」を見つける視点も多岐に渡る。ひとつだけ残念だったのはわたしの好みの「ダメ男」はたぶん一般的には「クズ」と呼ば...
大好きなカラマーゾフの兄弟が、「ダメ男小説」と取り上げられていたのが嬉しくなっちゃって、そしてもともと豊崎社長のご本は購入必須なので買ってあった一冊。面白かった!「ダメ男」を見つける視点も多岐に渡る。ひとつだけ残念だったのはわたしの好みの「ダメ男」はたぶん一般的には「クズ」と呼ばれるタイプのキャラクターであるので、今回は出番がなかったことかな。笑
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歯に衣着せぬ豊崎由美氏の書評は今回も健在。『坊っちゃん』から『シャイニング』に至るまでの数々の傑作小説を縦横無尽に斬りさばきます。 悩み憂う主人公たちを「ダメ男」と一蹴して論じる視点の痛快さと面白さ。 彼女にかかれば不朽の名作もかたなしですが、ひたすらこけおろしているわけではあ...
歯に衣着せぬ豊崎由美氏の書評は今回も健在。『坊っちゃん』から『シャイニング』に至るまでの数々の傑作小説を縦横無尽に斬りさばきます。 悩み憂う主人公たちを「ダメ男」と一蹴して論じる視点の痛快さと面白さ。 彼女にかかれば不朽の名作もかたなしですが、ひたすらこけおろしているわけではありません。 登場する面々は、確かに全員どうしようもない、実際にかかわりたくないなと思うキャラクターばかりです。 そうでないと物語が進まないというところもありますが、誰もが知る作品だからと言って、やみくもに敬意を払う必要はなく、楽しいエッセンスはしっかり味わおうというのが彼女からのメッセージです。 各作品に彼女なりのリスペクトを持っていることが、読者にしっかりと伝わります。愛があるからこその毒舌の心地よさ。 名作だからといって正座をして読む必要はなく、自由に向き合えばいいと教えてくれる彼女のおかげで、読書がもっと好きになれそうです。
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読んだ気になった。ドストエフスキーカラマ一ゾフの兄弟、森鴎外(森林太郎)、テネシー・ウィリアムズ ガラスの動物園、マリオ・バルガス=リョサ小犬たち、檀ー雄 煥の人、中上健次 岬、スティ一ヴン・キング シャイニング、ミラン・クンデラ存在の耐えられない軽さ、ブレット・イーストン・エリ...
読んだ気になった。ドストエフスキーカラマ一ゾフの兄弟、森鴎外(森林太郎)、テネシー・ウィリアムズ ガラスの動物園、マリオ・バルガス=リョサ小犬たち、檀ー雄 煥の人、中上健次 岬、スティ一ヴン・キング シャイニング、ミラン・クンデラ存在の耐えられない軽さ、ブレット・イーストン・エリス アメリカン・サイコ、西村賢太どうで死ぬ身の一踊り
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半分以上読んだ本で、残りはこれからも読まなさそうな本なので、そこそこ面白かった。ちゃんとはじめに「ネタバレですよ」って書いてあるしね。読んだ本に関しては、うまいことまとめたな、と感心。読まなさそうな本に関しては「これでだいたいわかったよ、ありがとう」という感じ。 しかしダメ男が出...
半分以上読んだ本で、残りはこれからも読まなさそうな本なので、そこそこ面白かった。ちゃんとはじめに「ネタバレですよ」って書いてあるしね。読んだ本に関しては、うまいことまとめたな、と感心。読まなさそうな本に関しては「これでだいたいわかったよ、ありがとう」という感じ。 しかしダメ男が出てこない小説はないとは思う。ダメ男、ダメ女が小説を面白くするんで、立派な人ばかりが出てきたら、道徳の教科書みたいでつまらない。 だから、この「ダメ男」テーマでいくらでも書けそうだし、同じ小説を「ダメ女」小説として読むこともできる。 だったら、ダメ男をタイプ別に分けて、そのタイプに属する登場人物を列挙すれば、もっとたくさんの小説を紹介できたようにも思うけど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
冒頭にも書評集ではなくブックコラムとして書かれた書籍。軽妙な豊崎女史の語り口は読者ばかりではなく作品に対する愛情を感じた。それはその作品ごとに登場するダメ男への思慕からだろう。 おかげでまた読みたい本が増えてしまったが、ひとつだけ気になったことがある。どうして海外作品の男性よりも日本作品の男性の方がダメなのか、という点だ。日本という国に住み風土に馴染んでいるせいだろうか。 それはともかく読書案内としては最適であると断言しておこう。シャチョー、ナイスです(^^)d
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