名画に見る男のファッション の商品レビュー
脚線美とはかつて男性に向けられる言葉だったとか、ヒゲには髭・髯・鬚と三つあるとか、へぇと感心する事柄とともに少々の毒も盛られた文章が結構クセになります(笑)フェルメールの『地理学者』が着ているガウンが”どてら”であるというのは言われて見ればなるほどで、やはり絵画はちゃんとした解説...
脚線美とはかつて男性に向けられる言葉だったとか、ヒゲには髭・髯・鬚と三つあるとか、へぇと感心する事柄とともに少々の毒も盛られた文章が結構クセになります(笑)フェルメールの『地理学者』が着ているガウンが”どてら”であるというのは言われて見ればなるほどで、やはり絵画はちゃんとした解説を見ないと面白味が半減するんだなぁと思いました。アンリ・ルソーの『フットボールをする人々』は単純に見た目が面白いけども(^^;
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サクッと数時間で読める一冊。 新しい絵も多く、大変面白かった。 是非、女性バージョンも読んでみたいです。
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ファッションとはほとんど関係ないが、「蚤の幽霊」がとても怖かった。これが存在しなくて良かった… 前半は、取り上げ方が意地悪に感じてしまって、似合う似合わないや年齢も美しさも関係なくファッションは自由だ!と叫びたくなった。 現代は概ね自由で幅広いファッションが存在して、個人で楽しむことが許容されているので、こういうのもまた復活すれば面白いのになと思う。 サラッと読めていいが、ちょっと物足りない。
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普段から女子のおしゃれより、男子のおしゃれが好きな自分。昔の人のおしゃれも捨てたもんじゃないなあ。男子限定のおしゃれ本、今に受け継がれているファッションもあればすたれた物もありたいへん面白く、一気に読めた。日本版もあればいいのにな。
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フェルメールの丹前とか、脚線美は男のものだったとか、意外な事実を知ることができた。 しかしあの靴の尖り様といい、「股袋」といい……ファッションも大変だなあ。 あの悪魔の造形は衝撃でしたが、セーラー服の美少年王子は実にキュートで目の保養でした。
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字が大きすぎる。 子供か年寄りが対象に書いてるのかと思う位。 表紙のナポレオン、軍服のかっこよさと言ったら。 ナポレオンの画家への注文も好き。 顔など似ていなくてもかまわない、偉大さを伝えろ 本当はロバに乗ってアルプス越えをしていても馬でウィリー。 ダヴィンチの洗礼者ヨハネ ラクダの毛皮を着て皮のベルトを締めている。 これ裸じゃなかったんだ!
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各絵画に対して3ページ程の解説が付いており、飽きずに読める。若干の毒を含む中野さんの文章がなかなか小気味よい。
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女性のファッションの変遷は様々な媒体によく取り上げられる。 化粧の変化、服装の変化、髪型の変化。 時代を映すものだからこそ面白い。 一方、男性のファッションなんて大して変わらない、面白くないと思ってはいないだろうか? いやいや、これがまた面白いのだ。 名画に描かれたファッションを...
女性のファッションの変遷は様々な媒体によく取り上げられる。 化粧の変化、服装の変化、髪型の変化。 時代を映すものだからこそ面白い。 一方、男性のファッションなんて大して変わらない、面白くないと思ってはいないだろうか? いやいや、これがまた面白いのだ。 名画に描かれたファッションを見よ! フェルメールの『地理学者』。 フェルメールらしい構図のイケメン学者が着ているのは、どてら! この色の綿入れ半纏、私の父親も着ていたぞ..... エキゾチックで好まれていたようだ。 『皇帝カール五世と猟犬』 注目すべきはコドピース。 日本語訳:股袋 16世紀の絵画にはこれがよく描かれており、必須のものだったようだが.... ぜひ復権しないでいただきたいファッションアイテムだ。 『著作の献呈を受けるフィリップ善良公』 足元に注目。 超とんがり靴! 一昔前、流行りましたよね、男靴で似たようなヤツ。 ここまでひどくはなかったけれど、12世紀にはすでにこのブームはあったそうなので、歴史は繰り返す、ファッションは繰り返すことを実感。 このほかにも化粧男子、ヒョウ柄、縞(ボーダー、ストライプ共に)などなど、今もお馴染みであったりしかめ面をされたりするものが登場する。 こんなファッションを見て思い出すものは有名な小話。 古代エジプトの遺跡からこんな言葉が書かれたものが見つかった。 「今時の若い者は」 大いなる真似で世界はできている。
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男性ファッションの視点から見た名画たち。一点一点の解説が短いのでサクッと読める。 「怖い絵」などのようにドラマティックな描写は少ないですが、現代日本とはかなり異なるファッション感覚や価値観を味わえます。
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絵ひとつひとついろいろな意味があり、語れる作者に感動した。 ボーダーの服が囚人ってのは私も感じていることなので、この本の中で語ってもらって、良かった!
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