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名画に見る男のファッション の商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

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2014/11/04

広範な知識に裏打ちされた解説で、名画の要点を的確に指摘している好著だ. こんな見方もあるのだと、納得しながら読めた.

Posted byブクログ

2014/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中野さん大好き。 当時の時代の生活であったり、美しく飾り立てられた絵画の中だけでは読み取れないような現実を教えてくれるから、絵画の見方をとても豊かにしてくれる。 男のファッションと言う切り口。斬新で面白いなぁと思いました。

Posted byブクログ

2014/08/01

紙数が少ないせいか、物足りなさを覚えたけれど、この絵そんな見方があるのか〜と馴染みのある絵を違う角度でみる観点を得られたのでよかった。一つのテーマから絵を見るっていうのは面白い。テーマに応じて様々な世界を見せてくれる。個人的にはセーラー服のイギリス王子が本当にかわいかった。

Posted byブクログ

2014/06/03

絵画に書かれている男のファッションについて中野京子先生が語る本。派手な服あり、変な服ありとバリエーションありな男のファッション。今のようにスーツかジーンズ系統の見栄えのないカジュアルとは違い男はものすごくファッションに気を使っていたことに気が付く。でも、現代の女性を見れば色々手間...

絵画に書かれている男のファッションについて中野京子先生が語る本。派手な服あり、変な服ありとバリエーションありな男のファッション。今のようにスーツかジーンズ系統の見栄えのないカジュアルとは違い男はものすごくファッションに気を使っていたことに気が付く。でも、現代の女性を見れば色々手間がかかったり、金がかかっているのを見るとこんな風に派手な服をしない今の時代に生まれてよかったと男として思った。

Posted byブクログ

2014/04/26

著者曰く、男性のファッションに限定した理由は、女性に関してはいろいろ語られているのでうんざりしている点と、日本のサラリーマンのファッションは紋切り型で「全く異なる時代のファッションを見て目の保養(?)、ないし単純に面白がってもらえれば、と願った次第」とある。  確かに通勤電車や...

著者曰く、男性のファッションに限定した理由は、女性に関してはいろいろ語られているのでうんざりしている点と、日本のサラリーマンのファッションは紋切り型で「全く異なる時代のファッションを見て目の保養(?)、ないし単純に面白がってもらえれば、と願った次第」とある。  確かに通勤電車やオフィスのエレベーターに乗っている時や昼休みに飲食店に行くと見かけるのは、ジローラモのようなチョイワルオヤジではなく、地味オヤジを見かけることがほとんどだ。  ファッションを見ているとどうしてこんなものが流行していたのかとふと思うことがある。著書の中では、「エリマキトカゲ…ではない」というタイトルを著者が付けているのは、17世紀のオランダの画家、フランス・ハスの「聖ゲオルギルス市民隊幹部の宴会」の絵だ。見てみるとラフ、あるいはフレーズと呼ばれる襞襟(ひだえり)の事をユーモラスに表現したものだ。著者も生首のように見えると述べているが、言われてみると奇妙なものを身に付けている。  著者では登場しないが奇妙なファッションがある。それは、ルーズソックスだ。摩訶不思議なもので、わざわざあんな長い靴下をはいて夏だと足や靴からムアーとこの世のものとも思えない香りがほのかに漂ってくるだろうに。おしゃれは機能性よりも見た目にこだわるからなのだろうが。あんなものがはやるとは、いったい何がきっかけで流行になるか分からないものだ。  頭のネジが緩んで頭の中にお花畑が咲いていて蝶々がひらひら待っていてもおかしくない人物画がある。それは、17世紀の画家、ヤン・トーマスの「芝居の衣装をつけた皇帝レオポルト一世」だ。今の時代の人間に「おめでたい人」として見られていることなんて本人はまさか思いもよらないだろう。    権力を持った男どものファッションは、より大きく華麗に見せたいと言う「見栄っ張り路線一直線」で単純だなあと思わずにはいられない。

Posted byブクログ

2014/04/24

 うん、確かにこの本に出てくる数々の煌びやかな服装と比べると、現代男性のファッションって地味……。それは女性もそうだけど。  派手好みの自分としては、これくらいの服装の人がぞろぞろ歩いてたら、見てて楽しくていいなと思うけど、動き難そうではある。

Posted byブクログ

2014/04/20

[図書館] 読了:2014/4/20 字がでかいせいか半日で読み終わった。 「男のファッションの最高峰は軍服、と言われる。」なるほどねぇ。 この本の軍服は、 ジャック・ルイ・ダヴィッド 「アルプス越えのナポレオン」 ミハーイ・ムンカーチ 「ハンガリーの軍服姿の皇帝フランツ・...

[図書館] 読了:2014/4/20 字がでかいせいか半日で読み終わった。 「男のファッションの最高峰は軍服、と言われる。」なるほどねぇ。 この本の軍服は、 ジャック・ルイ・ダヴィッド 「アルプス越えのナポレオン」 ミハーイ・ムンカーチ 「ハンガリーの軍服姿の皇帝フランツ・ヨーゼフ一世」

Posted byブクログ