サイレント・ニーズ の商品レビュー
この本は「物の見方を変えればニーズなんてたくさんあるよ」ということを世界各国、特に発展途上国の人々の生活の現状という視点から描き出したものである。 これでもか、これでもか、と色々な例を提示されていくと、自分の視野が自分の置かれた環境により狭められているという当たり前のことに気付か...
この本は「物の見方を変えればニーズなんてたくさんあるよ」ということを世界各国、特に発展途上国の人々の生活の現状という視点から描き出したものである。 これでもか、これでもか、と色々な例を提示されていくと、自分の視野が自分の置かれた環境により狭められているという当たり前のことに気付かされる。 大量消費・大量生産の時代には、多くの人の共通のニーズを探り出すことの方が有利であった。今はそうなっていはいない。しかし、私を含め多くの人はその段階に留まっている。 そういう意味では目からウロコ的なところがあり読んで実践するべきなのだろう。
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原題は”Hidden in Plain Sight"。原題の方が内容に合っていると思われる。 世界各地域において行動観察を行うことにより、どんな状況においてもビジネスチャンスがある事を示唆している。 行動観察と言っても、他の人と同じ視点で観ていてはいけない。問題意識を...
原題は”Hidden in Plain Sight"。原題の方が内容に合っていると思われる。 世界各地域において行動観察を行うことにより、どんな状況においてもビジネスチャンスがある事を示唆している。 行動観察と言っても、他の人と同じ視点で観ていてはいけない。問題意識を持って物事を見る事により、疑問が生まれ、ニーズに結びつけることができる。 クリステンセンが「イノベーションのジレンマ」の中で、お客様が片付けたがっている”用事”に着目すべきと言っているが、本書の指摘はこれに近いものがある。どちらがより深いニーズに辿り着けるのか、あるいはどちらが取り組み易いのかを考え直してみたい。 何れにしても、シャーロックホームズも言っている様に、漫然と見ているだけでは駄目で、ちゃんと観察をしなければならない。すべては見ることから始まる。
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リサーチャーが、どうやって新しい/隠されたニーズをつかんでいったら良いか、動き方を少し紹介している。 あとがきにもあるが、答えを教えてくれる本ではない。
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