本をめぐる物語 の商品レビュー
中山先生以外は初読み作家さんでした。前情報なしで中山先生の短編が読みたくて購入したら苦手分野のSFでなかなか読み進められず。 ただ、SFだったりファンタジーだったりミステリーだったり色んな分野が短編で気軽に読めるのがアンソロジーの良さですね。
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雪舟えま先生の短編「トリィ&ニニギ輸送社とファナ・デザイン」が読みたいがためだけに読了。 宇宙空間を飛び回るひとびとを感じる雪舟流SF。 これも一つのプラトニック・プラネッツ、なのかな。 惹かれ合う魂はどこにだって行ける。本も、私たちも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
副題の栞は夢をみるの通りに幻想よりな物語が多かった。 「一冊の本」に出てくる父のような仕掛けをして往生したいもの。 どの作品の本屋は魅力ある描写で一度は訪れてみたい。 特に「カミダーリ」に出てくる本屋は佇まいといい室内の様子といい最高。ただ、物語のように障りがあるのは勘弁を。 バラエティ豊かな短編集で満足です。
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読むのをとても楽しみにしていたのですが、未来の話などのSFやファンタジーがメインでしたので期待していたものとはちょっと違いました。好みは最初の大島真寿美作「一冊の本」。中山七里氏「『馬及び他の動物』の冒険」は、また変わったものを…と思いながら読み進めていったのですが、この長さでち...
読むのをとても楽しみにしていたのですが、未来の話などのSFやファンタジーがメインでしたので期待していたものとはちょっと違いました。好みは最初の大島真寿美作「一冊の本」。中山七里氏「『馬及び他の動物』の冒険」は、また変わったものを…と思いながら読み進めていったのですが、この長さでちゃんと伏線もしっかりとしたミステリだったので驚きました。やはり上手いですね。紙の本のない未来を描いた雀野日名子作「僕たちの焚書ものがたり」もインパクトが強く、そんな未来に哀しくなりました。ラストの北村薫作「解釈」も面白かったです。
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2018/01/20 一冊の本 大島真寿美 『馬および他の動物』の冒険 中山七里 僕たちの焚書まつり 雀野日名子 解釈 北村薫 がおもしろかった。 馬および他の動物の実際の取引価格を見たら目玉飛び出すかと思った。古書の世界って思ってた以上に広くて深いんですね。 トリィ&am...
2018/01/20 一冊の本 大島真寿美 『馬および他の動物』の冒険 中山七里 僕たちの焚書まつり 雀野日名子 解釈 北村薫 がおもしろかった。 馬および他の動物の実際の取引価格を見たら目玉飛び出すかと思った。古書の世界って思ってた以上に広くて深いんですね。 トリィ&ニニギ輸送社とファナ・デザイン 雪舟えま は、続きないんだろうか…なんか途中で切られた気分。
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本にまつわる不思議なお話アンソロジー。 紙の本が過去の遺物になった設定のSF2編が不思議な雰囲気で面白かった。
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タイトル通り、本をめぐる8編の物語。 『ぴったりの本あります』 奇妙な物語だ。 この手の話はすでに幾度も語られているというのに、「猿の手」を求めて読者は再びページをめくる。 三度まで。 この三という数字はなぜこうも心をざわめかせるのだろう? 登場するのは電子書籍という現代的な...
タイトル通り、本をめぐる8編の物語。 『ぴったりの本あります』 奇妙な物語だ。 この手の話はすでに幾度も語られているというのに、「猿の手」を求めて読者は再びページをめくる。 三度まで。 この三という数字はなぜこうも心をざわめかせるのだろう? 登場するのは電子書籍という現代的な「本」だが、恐怖の根源は今も昔も変わらない。 きっと、今後も。 『『馬および他の動物』の冒険』 本が、しゃべる。 古書店の中で本同士が話している。 なんとも愉快な設定だ。 その本がある日、他の5冊とともにある人物に盗まれる。 ここから本の冒険が始まった。 この物語は単なるファンタジーではなかった。 本作には初めから十分な伏線が張ってあった。 それに気づいた時、この本は、いや、読者はやっと甘い夢を見られることだろう。 『僕たちの焚書まつり』 本、紙の本がなくなった世界。 小学五年生の僕、タツキは地雷コンテンツ(つまりとんでもなくつまらない文章)をみんなで壊すことにした。 確かに叩きつけたくなるつまらなさの本もこの世にはある。 気持ちはわからないでもない......。 タツキはそうして、その地雷コンテンツを壊そうとするのだけれど、思いがけず「本」の亡霊を見ることになるのだ。 面白いのがタツキの父が言う、神印刷は指を着ることもあり、安全配慮に欠けているとぼやくところ。 それには心から同意する(ははは)。 本一冊には本当に多くの人の手がかかっている。 それを「亡霊」としてみることで、こうして本が読めることのありがたさを噛みしめるのだ。
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ちょっと読書の気分じゃなくなってて、予約して借りたのもあとがきだけ読んで返したりだったので、これも待って待って借りたけど、読みたくないのは飛ばした。 それで一番は「解釈」、二番は中山七里の、三番はんんーっと迷って大島真寿美の。
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八编的选集。2个男人作家,6个女人作家。题目是书。全部非常良的。「一个书」(大島作)秀的短編。死了爸爸有风趣。「到星期三」(柴崎作)是爱的交流。「正好的书」(福田作)和「KAMIDALI」(田口作)会不会命运?「马与那个动物」的冒险(中山作)轻的悬疑。「我们(孩子们)的焚书的节」...
八编的选集。2个男人作家,6个女人作家。题目是书。全部非常良的。「一个书」(大島作)秀的短編。死了爸爸有风趣。「到星期三」(柴崎作)是爱的交流。「正好的书」(福田作)和「KAMIDALI」(田口作)会不会命运?「马与那个动物」的冒险(中山作)轻的悬疑。「我们(孩子们)的焚书的节」(雀野作)和「解释」(北村作)SF的奇怪的搞笑片。トリィ&ニニギ运输公司和ファナ・デザイン(雪舟作)SF的幻想。
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大島真寿美さんの物語が良すぎてびっくりした。 亡き父の葬式の喪主挨拶に読んだものは生前父が自分で書いた創作だった!! そして数ヶ月後父の創作の本当の意図を知る… 良かったなぁ。雲上の町、読みたいもん。
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