続・教師の話し方・聴き方 の商品レビュー
授業を円滑に進めるためにしゃべり過ぎていないか。たしかに、子どもたちをゴールにたどり着かせるために、教師はしゃべり過ぎている。求めている発言だけを取り上げて、意図的に誘導している。 「学ぶのは子ども、思考し、探求し、発見するのは子どもだと考え、いったい子どもはどんなことを考えてい...
授業を円滑に進めるためにしゃべり過ぎていないか。たしかに、子どもたちをゴールにたどり着かせるために、教師はしゃべり過ぎている。求めている発言だけを取り上げて、意図的に誘導している。 「学ぶのは子ども、思考し、探求し、発見するのは子どもだと考え、いったい子どもはどんなことを考えているのだろう、どこで思考が滞っているのだろう、それを知りたいと思うようになれば、そのために子どもの声を聞く、子どもの思考の方向を探ると言う行為が自然に生まれてきます。」 授業を進め、完結させるための聴くになってしまっている。もちろん、ゴールに辿り着かせることは必要である。しかし、子どもたちの学びへ対して、もっと関心を寄せる。そうすることで、聴くを楽しめるようになるのではないか。発言の内容だけでなく、なぜそう考えたのか、なぜそう発言したのかを見ようとする。教師が聴くを楽しめるようになると、子どもたちも聴き合えるようになるはずである。さらに、子どもたちが聴き合えるようになると、発言や思考につながりが出てくる。 「学びを深めるために「つながり」は不可欠です。それには、関係を見よう、関係を作ろう、関係から深めようといつも考えることです。」授業の流ればかりに気を取られ、つなげること、つながりをみることを忘れないようにしたい。 一朝一夕には培えない力である。だからこそ、日々の自分を振り返っていきたい。
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