マネジメント・コントロール の商品レビュー
マネジメント・コントロールの概念を拡張するあまり、マネジメント自体との違いがよくわからなくなる。特に新しいマネジメント・コントロールはマネジメントやコントロールをなるべく行わないように、せいぜい目標を与えようという感じにしか聞こえてこない。この意味でごく緩い目標管理にしか過ぎない...
マネジメント・コントロールの概念を拡張するあまり、マネジメント自体との違いがよくわからなくなる。特に新しいマネジメント・コントロールはマネジメントやコントロールをなるべく行わないように、せいぜい目標を与えようという感じにしか聞こえてこない。この意味でごく緩い目標管理にしか過ぎない。ケースで取り上げられている企業においても、働かせ方の良い部分のみを強調している感がある。一人ひとりの個人が見えてこない、経営者のみに焦点が当たった分析では、きれいな部分しか見えてこない。
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様々な企業のケースを比較しながら、マネジメント・コントロールに対する理解が深められる本。ケース中心なので、読みやすい点には価値がある。日本企業のケースが続いた後、最後に出てくるグーグルとの対比が、グーグルの特殊性を鑑みても、非常に興味深かった。
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グーグルの理想とする環境は大学である。シュミットは、アメリカの大学制度は技術革新を生み出す史上最高の機関だと考えており、そのうえで、グーグルという企業組織は、社員が学生気分のまま働くことを前提sにして築かれる部分が大きいと述べている。事実、会社の提供するサービスによって、働く多く...
グーグルの理想とする環境は大学である。シュミットは、アメリカの大学制度は技術革新を生み出す史上最高の機関だと考えており、そのうえで、グーグルという企業組織は、社員が学生気分のまま働くことを前提sにして築かれる部分が大きいと述べている。事実、会社の提供するサービスによって、働く多くのグーグルでの社員の日常は、ほんの最近まで通っていた大学生活の延長でしかなかった。
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