チャイルド・プア の商品レビュー
Kindleから消えてる。UnlimitedでDLしといて良かった。 2012年のNHKの番組を元に書かれた本。 2013年に子どもの貧困対策法案が可決されていたのは知らなかった。何か対策してる? 当時、日本の子どもの6人に1人が貧困状態。今はもっと上がってるのかな。 生活保...
Kindleから消えてる。UnlimitedでDLしといて良かった。 2012年のNHKの番組を元に書かれた本。 2013年に子どもの貧困対策法案が可決されていたのは知らなかった。何か対策してる? 当時、日本の子どもの6人に1人が貧困状態。今はもっと上がってるのかな。 生活保護世帯の親の半数以上が、中卒もしくは高校中退で、子どもの学力が低いことに危機感がないらしい。 そういえば、私の中卒の友人は、「中卒でも生きていけるから別に高校なんか行かんでもええ」と子どもに言っていた。(結局、子ども自身の希望で大学まで進学したが、父親が専門学校まで出ていたのが幸いしたのかも) 聡くんのエピソードが、読んでいてとても辛かった。両親は子供をとても大切にしているが、金銭トラブル時に少しでも法律の知識があれば、法的に対処しようという考えが浮かべば、こんなことにはならなかったのでは。 将来貧困に陥りそうな、不登校やひきこもりの人たちを、まずきちっと見つけ出すことが必要だと、彼らの受け皿である「たまり場」を運営する方は言う。 親も隠しがちやから、難しそう。 高校中退者が毎年6万人もいることに驚いた。中卒の就職率は僅か0.4%だとか。 私が中卒で就職できたのはバブルのおかげだったのだと思う。高卒の50代になった現在は、正社員の職につけていない。 ひきこもりの子ども、若者が70万人もいるという内閣府のデータにも驚いた。「彼らは生活保護を受ける予備軍となる可能性が高い」 父親に騙されて18歳でホームレスになった大野さんが気の毒でならない。 「地域若者サポートステーション」というものが全国にあるのを全く知らなかった。(15歳〜49歳が対象) 定時制高校が貧困家庭の子どもの受け皿になっていて、学校の給食が1日の中の唯一の食事、という子が少なくないらしい。 私は単位制高校に通っていたが、早朝アルバイトして通学している子が授業中に寝ていたのを覚えている。 先生方へのアンケートでは、生徒を助けたいという熱い気持ちと、支援に限界があるもどかしさが伝わってくる。 スクールソーシャルワーカーの待遇が悪すぎると思う。出勤時間以外にも対応してるのに、時給制のパートとか。善意につけ込むようなやり方は限界があると思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
10年近く前の本だけど、当時でも6人に1人が貧困子供。今は更に増えているのかな。 周りにそんな子見かけないし話も聞かないし実感湧かなかったけど、子供食堂とか出来てるって聞くと増えてそうな。 ちょっと親が浅はかっていうか… 痛い家族も話には出てきた。 情弱?見栄張り? 児童手当とか出しても、子供のために使ってる人ってどのくらいいるのかな。 手当てをやるから子供作れっていう国もどうかと思う。 手当てに頼る前提で子供を産むと貧困が増える。 貧困が増えると治安が悪くなるからやめてほしい。 生活保護は働きながら足りない分だけを補うことも出来る、それは学びになった。 まさに親ガチャではずれを引いた子がチャイルドプア。 そしてその子の子供もまたチャイルドプアになっていく…どこかで気付けば止められる負の連鎖。
Posted by
ここ日本で6人に1人の子どもが貧困状態というのは、普段生活してて見えないから、余計に衝撃だった。 生まれた家庭で未来が決まってしまわないようすることは、課題がたくさんあって難しいことだと思うけど問題が少しでも解決に向かってほしい
Posted by
辛いことを素直に言えない息苦しさ。 その中でも、生きている10代の若者。私は、彼らの気持ちを100%分かるなんてたぶん、できない。 でも、本を読んで、少しでも理解しようと思う。 毎日学校に行けて、ご飯が食べられて、勉強ができること。誰かに守られていることがはっきりと分か...
辛いことを素直に言えない息苦しさ。 その中でも、生きている10代の若者。私は、彼らの気持ちを100%分かるなんてたぶん、できない。 でも、本を読んで、少しでも理解しようと思う。 毎日学校に行けて、ご飯が食べられて、勉強ができること。誰かに守られていることがはっきりと分かる自分の生活は、幸せそのものだと思った。 もう少しで、一人暮らし。今のうちに、手伝いとかやっておきたい。
Posted by
聞いたことのない言葉のタイトルに惹かれて手にとりました 一言 衝撃 でした 7年前くらいの本ですが こんな現状があったんだなと驚きました 外国だけの話かと思ってました 10年くらい前に 何も考えず、ふつーに学校に通ってた自分 普通の毎日に嫌気がさすこともありました。 そんな...
聞いたことのない言葉のタイトルに惹かれて手にとりました 一言 衝撃 でした 7年前くらいの本ですが こんな現状があったんだなと驚きました 外国だけの話かと思ってました 10年くらい前に 何も考えず、ふつーに学校に通ってた自分 普通の毎日に嫌気がさすこともありました。 そんな生活が幸せだったんだなと実感でき、いろんな人に迷惑をかけた過去に戻りたいと思いました。 10年経ち、社会に出て少しですが様々な経験を積むことが出しました こんな人間が言うのもおこがましいですが、もし今後自分の生活の中で困っている若い人に出会ったら最大限自分のできることをしたいと思いました。
Posted by
子供の貧困、聞き馴染みのないテーマであったので手に取った。 親の所得率が低ければ低いほど、子の所得も低くなる傾向がある。 将来、子に自慢してもらえるような父親になりたい。 そのために若い頃からしっかり働き、たくさんの知識を身につけておく。
Posted by
中学生の頃、ほんと貧しい子がいたのを思い出す。その子も途中から学校に来てなかったと思うけど、その時は深く考えなかった。
Posted by
日本の子どもは6人に1人が貧困である・・・昨年新聞で初めて知ったとき、その事実に目を疑った。 2014年に発行されたこの本によると、日本の子どもの貧困率は、OECD35ヵ国中9番目、先進20ヵ国中4番目であるという。先進諸国における貧困の子どもの約10人に1人が貧困であるという。...
日本の子どもは6人に1人が貧困である・・・昨年新聞で初めて知ったとき、その事実に目を疑った。 2014年に発行されたこの本によると、日本の子どもの貧困率は、OECD35ヵ国中9番目、先進20ヵ国中4番目であるという。先進諸国における貧困の子どもの約10人に1人が貧困であるという。 私自身、母子家庭で母親は仕事が出来ないという状態で育ち、祖母の年金や母親の障害者手当、離婚した父親からの養育費で生活しており、教材を買ってもらえなかったりイジメなど色んなことがあったが、この本で取材を受けた子どもたちのように、「食べるものがない」という状況ではなかった。その点、私は随分恵まれていたと思う。 取材された子供たちはまず、学校に行けない、まともな食事もできない・・・・・貧しさは、自尊心の育みを阻止する。やるせない。そんななか、NPO法人による生活保護世帯向け学習支援や、スクールソーシャルワーカーの取り組みに対して、地域別にその規模に差が生じるのは仕方ないことだが、なんとかもっと充実できぬものかと思うし、実際にスクールソーシャルワーカーの仕事をしている人は、それだけで生活できる感じではないので、こういう仕事をしている人にもっと待遇を良くするべきだと思う。 助けを求める術を知らない子どもたちは今でも苦しんでいると思うと辛い。来年消費税が上がったら、もっと苦しくなる。
Posted by
子どもの貧困。 何となく知ってはいたが、 現実に突きつけられると厳しい。 親の離婚による貧困。親の離職。高校中退。 ふらっとそっち側に行ってしまいそうなところは 多くの人がそうなのかもしれない。 朝も昼も夜も働いて、子どもを育てようとしても 親のいない間に子どもを守る手立ては...
子どもの貧困。 何となく知ってはいたが、 現実に突きつけられると厳しい。 親の離婚による貧困。親の離職。高校中退。 ふらっとそっち側に行ってしまいそうなところは 多くの人がそうなのかもしれない。 朝も昼も夜も働いて、子どもを育てようとしても 親のいない間に子どもを守る手立ては少ない。 貧乏覚悟で仕事を減らすか、少しでも生活を楽にするために 子どもを置いて必死で働くか・・・・ なんで、そのどちらかしかないんだろう。 この世の中の現実を突きつけられると 私は、本当に離婚しなくてよかったと思う。 以前に室井佑月がテレビで 「生きていくために、チーム家族として、離婚を選択しないのは 賢明な考え方だ」と言った。 彼女のことはそれほど好きではなかったけれど この意見には激しく同意した。 そして、 子ども達の貧困は我々の老後の貧困でもある。 全部、全部つながっている。 命はいつだって大切なもの。 「普通」に暮らしたいと願う子どもが「普通」に暮らしていけるような社会じゃないんだ、 この日本は。
Posted by
自分の身近なところには、ここまで貧乏な人たちはいないだけに、実はリアリティをあまり感じませんでした。 が、裏を返せば、自分には見えにくいところで起こっていることの証拠のようにも思いました。 貧困の連鎖は、何とか断ち切ってあげたいですね。 その一方で、自分の経験を振り返ると...
自分の身近なところには、ここまで貧乏な人たちはいないだけに、実はリアリティをあまり感じませんでした。 が、裏を返せば、自分には見えにくいところで起こっていることの証拠のようにも思いました。 貧困の連鎖は、何とか断ち切ってあげたいですね。 その一方で、自分の経験を振り返ると、社会における立場の上昇には、ある程度の限界はあるように思います。 ただ、その上昇のきっかけすら奪われている子どもたちには、救いの手を差し伸べる必要があると思います。 税金は、そういうところにこそ、使われるべきなんですけどね…。
Posted by