球団と喧嘩してクビになった野球選手 の商品レビュー
彼の現役時代は覚えていない。ドラゴンズファンなので。それはさておき、この本には何回も腹を抱えて笑った。決して馬鹿にしていない。解説におきて小宮山悟氏も述べているように愛すべき「愚直さ」が溢れかえっているからだ。コロナ禍の2022年にこの本に出会えてよかった。元気をもらった。
Posted by
4年間の現役生活、実働ほぼ1年のみの元ベイスターズ投手の破天荒な野球人生。 本書執筆時は、第二の人生国分寺でもつ鍋屋を営んでいた筆者。「Number」の不定期連載で興味のあった方の著作。 太く短かかった野球人生。日本一直後の横浜ベイスターズ、谷繁、野村ほか懐かしい選手の裏話が...
4年間の現役生活、実働ほぼ1年のみの元ベイスターズ投手の破天荒な野球人生。 本書執筆時は、第二の人生国分寺でもつ鍋屋を営んでいた筆者。「Number」の不定期連載で興味のあった方の著作。 太く短かかった野球人生。日本一直後の横浜ベイスターズ、谷繁、野村ほか懐かしい選手の裏話が満載。単なる暴露話なら他の本でもいくらでもありそうたが、本書にはどこか秀でた魅力があるように思えた。 現役時代の筆者のプレーと同様の懸命さ、豪快なキャラの奥底に実は潜む繊細な気配り、そんなものが本書から強く感じられた。 破天荒な野球人生の一方で特に引退後の多くの人のささやかな支援。野球だけでなく人生論的に縁の大切さを強く感じることのできる作品であった。 何となくプロ野球本に良くある薄利多売な暴露本をイメージして本書を手に取ったが、本書にはそれを超える魅力がある。 プロ野球ファンはぜひ本書を読んでいただきたい。たまたま2年間のベイスターズ経歴と筆者な活躍の重なった小宮山投手、ネタになったキャラそのままの寄稿も含め、筆者の真摯な生き方に感動必至な一冊でした。
Posted by
以前、本の雑誌文庫王国でトップだったので、読んでみた。元横浜ベイスターズの投手だった著者による、プロ選手〜自分で店を持ち成功するまでの独白本? 正直、現役の時のことは知らなかったが、とても濃縮された現役生活だったのだなということがわかる。何に対しても全力を尽くす著者のパワーには恐...
以前、本の雑誌文庫王国でトップだったので、読んでみた。元横浜ベイスターズの投手だった著者による、プロ選手〜自分で店を持ち成功するまでの独白本? 正直、現役の時のことは知らなかったが、とても濃縮された現役生活だったのだなということがわかる。何に対しても全力を尽くす著者のパワーには恐れいった。
Posted by
最高。「バッターに対峙するとマスク越しに谷繁さんの顔が目に入る。すっげぇ怖い…顔が。サインが出る。首なんか振れるわけがねぇだろ。」この臨場感がわかる人は全員読んだ方がいい。
Posted by
第10回酒飲み書店員大賞受賞作。著者は横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に1999年のドラフト7位で入団。2年目となる2001年には中継ぎとして60試合を超える試合に登板する活躍ぶり。しかし2003年にはいわゆる飼い殺し状態になり、オフに戦力外通告を受けました。本作...
第10回酒飲み書店員大賞受賞作。著者は横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に1999年のドラフト7位で入団。2年目となる2001年には中継ぎとして60試合を超える試合に登板する活躍ぶり。しかし2003年にはいわゆる飼い殺し状態になり、オフに戦力外通告を受けました。本作はそんな彼の選手時代および引退後について綴った本です。 酒飲み書店員大賞を受賞したほか、『本の雑誌』が選ぶ2014年度文庫ベスト10の1位にも選ばれたらしく、期待に胸を膨らませて読みはじめたのですが、う~ん、どうよこれ。谷繁や小宮山など、多くの選手にまつわるエピソードは面白いものの、物を書き慣れた人の文章とは言えなくて、引っかかることしばしば。私は百田尚樹氏の著作を読むたびに、浅田次郎氏の文章の上手さを思い返していたのですが、中野渡氏と比べれば、百田さん凄いぜと思ってしまいました。すんません。
Posted by
おすすめ文庫王国2016年度版の「雪の鉄樹」に味を占めて、数年前にトップだった本作も読むことに。色々熱く語られていて、特に本編のクライマックスには結構胸打たれました。ただ個人的に、衝突へ向かう方向の熱さが苦手ってこともあり、どうしてもいま一歩がのめり込めずじまいだったことは否めず...
おすすめ文庫王国2016年度版の「雪の鉄樹」に味を占めて、数年前にトップだった本作も読むことに。色々熱く語られていて、特に本編のクライマックスには結構胸打たれました。ただ個人的に、衝突へ向かう方向の熱さが苦手ってこともあり、どうしてもいま一歩がのめり込めずじまいだったことは否めず。面白くはありましたが。
Posted by
元横浜(現DeNA)ベイスターズ投手だった著者の激動のプロ野球戦記&起業奮闘記。(愛が溢れる!?)罵詈雑言を交えながら現役当時を振り返り、セカンドキャリアとしてもつ鍋屋を開業するに至る悪戦苦闘ぶりは読んでいて痛快。私自身野球に関しては、スポーツニュースでダイジェストを観たり、たま...
元横浜(現DeNA)ベイスターズ投手だった著者の激動のプロ野球戦記&起業奮闘記。(愛が溢れる!?)罵詈雑言を交えながら現役当時を振り返り、セカンドキャリアとしてもつ鍋屋を開業するに至る悪戦苦闘ぶりは読んでいて痛快。私自身野球に関しては、スポーツニュースでダイジェストを観たり、たまたまチャンネルを合わせた時にやっていたら観る程度のものであるが、当時の名選手とのエピソードやさりげなく語られるプロ野球界の舞台裏など、実際に球界で活躍した身でしか感じ得ない実情は面白かった。 そもそも、著者は現役当時からその破天荒なキャラクターで一部に熱狂的なファンを抱えていた選手のようで、本書を読んでいても偉大なる先輩選手からの寵愛ぶりや引退後の人情味あふれる人との繋がりの描写から、いくら周りに暴言を吐こうとも愛される稀有な人間性を持っていることがよく分かる。現役時は「気合い」で投げ続けたピッチャーだけに、困難に立ち向かう勇気や新たな人生のステージを迎える心構えを熱く教えてくれる一冊。 ちなみに、当のもつ鍋屋はオープン10周年を目前にしながら昨年突然閉店させてしまったようで、今はサラリーマン(文中に出てくるお世話になったという会社?)として奮闘している模様。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読みたい本リストの中に入れてた1冊。 「こんな球界裏話みたいな本、なんでリストに入れたんやろう?」と自分のことなのに思い出せず、とりあえず図書館で借りて読んでみた。 著者は2001年ベイスターズで1年だけ中継ぎで大活躍して、その後ベイを首になりもつ鍋屋に転身した人で、彼の野球話ともつ鍋屋へ転身するまでの成り行きという半生を描いたノンフィクションなんだけど、著者の生き様がとにかくスカッとしていてオモロい 目標決めたらメゲずに一直線、ヤルと決めたら肘に何匹ネズミ(剥離軟骨)飼ってようが投げ抜く根性。その一本筋が入った行動が爽快で良い。 俺みたいな基本的に躊躇しいの人間には、この単純明快さが輝いて見える。勿論単純明快がラクじゃないのは分かってはいるんだけど。 つづら折りは体力を消耗しない、効率的な高度の稼ぎ方だけど、おんなじようなとこクネクネクネクネ歩いてるよりはいっそ、スカっとまっすぐ山頂に直登した方が気持ちええよなぁと、直登を羨むわけだ。ほんでやってみて、ふとももやふくらはぎにかかる負担の大きさにビビってしまう、こんなことせなアカンねやって… 俺みたいなツヅラでイジイジしている人間には、著者のような直登人生にあこがれを抱いてしまうわけで、俺も足腰にビンビン響く直登、イッチョやったろかぁ、なんて気合入ってしまうわけである。元気もらえるエエ本である。 難点は、言葉がザツすぎ「クソ」って言葉がくどすぎ、文章だけでいうとお金払えるレベルではない…、中身がすごくいいだけに残念
Posted by
かなり口の悪さがおもろい。 もつ鍋わたりに行きたくなる。 そして、言ってることは意外とスジが通ってる。
Posted by
イエモンJAM「ロッテに小宮山はいませんでした!いませんでした!」って… 死に際が男の生き様だ 現存する人類で一番タイヤ引いたのは俺だと自信を持って言える 途中で投げ出して、自分の都合のいい言い訳をしながら生きていく負け犬に成り下がるぐらいなら死んだほうがマシだった オカピはキ...
イエモンJAM「ロッテに小宮山はいませんでした!いませんでした!」って… 死に際が男の生き様だ 現存する人類で一番タイヤ引いたのは俺だと自信を持って言える 途中で投げ出して、自分の都合のいい言い訳をしながら生きていく負け犬に成り下がるぐらいなら死んだほうがマシだった オカピはキリンの仲間 東海大学菅生すがお高等学校 東京都あきる野市
Posted by
- 1
- 2