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ヤンキー化する日本 の商品レビュー

3.2

28件のお客様レビュー

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2014/05/03

「Believe your 鳥肌」「心でっかち」等々面白いフレーズ満載。『瑞穂の国の資本主義』を内容空疎な極上ポエムと言い放つ。斉藤先生は安倍が大嫌いという事がひしひしと伝わってくる。橋下はヤンキーだが、石原はヤンキーではないという指摘もわかるような、わからないような。『金八先生...

「Believe your 鳥肌」「心でっかち」等々面白いフレーズ満載。『瑞穂の国の資本主義』を内容空疎な極上ポエムと言い放つ。斉藤先生は安倍が大嫌いという事がひしひしと伝わってくる。橋下はヤンキーだが、石原はヤンキーではないという指摘もわかるような、わからないような。『金八先生』はヤンキーで『鈴木先生』は非ヤンキーという比較はわかりやすい。(『いまを生きる 』はどっちなんだろ?ヤンキーかな?) 知性よりも感情を、所有よりも関係を、理論よりも現場を、分析よりも行動を。日本人のほとんどはヤンキーでそれが自民政権の支持基盤(愛国NG郷土愛OK的「左版ヤンキー2.0」の存在を指摘する与那覇氏の考えも興味深い)。但し、斉藤先生は安倍は矮小なのでファシズムにはならない(ヒトラーにはなれない)と楽観している。その指摘は間違ってないのかもしれない。が、ヤンキーが集団的パワーで暴走しはじめた時はちょっと怖いような気もする。 自分も『男はつらいよ』とか高倉健の任侠モノとか大好きだし、ヤンキー的な所も大いにあるが(そもそも映画というメディアが大衆文化でありヤンキー的なんだろうけど)、物事をヤンキーか非ヤンキーかを意識し見極めつつ、ファンタジーを現実世界に持ち込まない、適用させない理性は必要なんだろうと思う。

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2014/04/17

「この国は”気合”で動いている」、それを 確認すべきの対談集。 溝口さんとの中で出てきた、暴力団が 礼儀作法を教えるようなビジネス、というものが なんだか現実味があって、怖い。

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2014/04/12

ヤンキー的芸人は島田伸介 ヤンキー的政治家は田中角栄 利益誘導、口利き政治、金権政治 地頭が良いのがヤンキー

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2014/04/05

「気合いとアゲアゲのノリさえあれば何とかなる」というヤンキー文化が広がっている。 ここでは「ヤンキー」と「インテリorオタク」と分類されているが、高校時代「ネアカ」「ネクラ」でクラスメイトが二分された時の気分を思い出した。 維新の会や阿倍首相など、近年の趨勢には驚くばかりだが、「...

「気合いとアゲアゲのノリさえあれば何とかなる」というヤンキー文化が広がっている。 ここでは「ヤンキー」と「インテリorオタク」と分類されているが、高校時代「ネアカ」「ネクラ」でクラスメイトが二分された時の気分を思い出した。 維新の会や阿倍首相など、近年の趨勢には驚くばかりだが、「オタク」が少数派なのは自明の理だったのだ…!

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2014/03/31

ヤンキーという言葉であらわされるもの。気合という名の「エア資源」、バッドテイスト、そしてポエジーな表現でまたエア資源を消費(?)する。 なんといっても僕らが(誰のだ)海猫沢めろんも対談に名を連ねているし、めろん先生のあとには隈研吾が登場する。めろん先生はヤンキーとオタクのハイブリ...

ヤンキーという言葉であらわされるもの。気合という名の「エア資源」、バッドテイスト、そしてポエジーな表現でまたエア資源を消費(?)する。 なんといっても僕らが(誰のだ)海猫沢めろんも対談に名を連ねているし、めろん先生のあとには隈研吾が登場する。めろん先生はヤンキーとオタクのハイブリッドな実体験から生々しい語をする一方で、隈研吾はバッドテイスト建築のことを語り、また丹下健三の「美しいものは機能的である」という言葉からヤンキー思想を、そしてマンションポエムさえ語っている。僕がヤンキー嫌いなわけも再確認し、そして我が中にあるヤンキー成分にゲンナリするのである。

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2014/03/21

ヤンキーをコケにすることを経由して、最近の保守化右傾化する日本社会をバカだといいたいのかな、と。 隈研吾との対談だけは面白かった。

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2014/03/20

不良って意味じゃないヤンキーって定義の理解が必須。それが分かれば、何となく言いたいことはわかる、気はする。

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2014/03/18

世代論の延長にある文化論に基づく社会論であり、その根拠となるような統計的データや学術的考察、さらには他の学問(特に社会学、経済学)の参照もないまったく独自の「文化論」ないし「日本人論」を臆面も出すことができるのはある意味では貴重ではあるかもしれない。少なくともこの本における「ヤン...

世代論の延長にある文化論に基づく社会論であり、その根拠となるような統計的データや学術的考察、さらには他の学問(特に社会学、経済学)の参照もないまったく独自の「文化論」ないし「日本人論」を臆面も出すことができるのはある意味では貴重ではあるかもしれない。少なくともこの本における「ヤンキー」をめぐる議論を見る限りでは、最初に「ヤンキー化」なる独自の規定が存在し、そこからいろいろなことがつなげて論じられているが、結局のところ独りよがりな概念の弄びでしかないだろう。また「日本人は逃れることができない」「日本人は多かれ少なかれヤンキーの要素がある」式の物言いや、昨今の(筆者が好まない)政治的状況を絡めて劣化言説を弄する様も、完全に不毛な「日本人論」そのものでしかない。

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