震える岩 新装版 の商品レビュー
久しぶりの「宮部みゆき」の作品だった。 この作家の時代物語は安定の面白さだと思う。 本の帯にあるミステリーとは少し違うような気もするが、読んでいて心地良い。 過去に読んだ作品を読み返したくなった。
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GW中の2024年5月4日に上白石萌音と京本大我のW主演で映像化された時代劇の原作。 おきゃんなヒロインが生き生きと描かれ、映像とシンクロして読み進められた。 宮部作品は、『火車』、『蒲生邸事件』に続いて3冊目。 どの作品も人物描写がいいと思う。 シリーズ化されているので、『天狗...
GW中の2024年5月4日に上白石萌音と京本大我のW主演で映像化された時代劇の原作。 おきゃんなヒロインが生き生きと描かれ、映像とシンクロして読み進められた。 宮部作品は、『火車』、『蒲生邸事件』に続いて3冊目。 どの作品も人物描写がいいと思う。 シリーズ化されているので、『天狗風』も読もう❗
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2024年35冊目 宮部みゆきさん/ 震える岩 霊験お初捕物控 GW(5/4)に放送されていたドラマの原作。 宮部みゆきさんの時代物を読むのは久しぶりでしたが、良いです〜
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
星一つ! テレビドラマを見ての評価となり、原作は読んでいませんので悪しからず。高嶋政宏の演技がいつものように大げさすぎると思ったが、ちゃんと理由があったのね。 エンディングに安全地帯の「恋の予感」(坂本冬美バージョン)はよかった。 P.S. 投稿して気づきましたが、原作昔に読んでいました。その時の評価は★2つ。やはり、原作の方がよかった様です。 『霊験お初捕物控』は、宮部みゆきによる日本の時代推理小説のシリーズ。 新人物往来社『別冊歴史読本』特別増刊の雑誌『時代小説』1992年冬号と1993年春号に「百年目の仇討ち始末」の題名で発表され、1993年9月30日に『震える岩 霊験お初捕物控』に改題されて、新人物往来社から単行本が刊行された。1997年9月に講談社文庫版が発売された。 1994年4月25日から1995年4月15日まで東奥日報ほか15紙に連載され、1997年11月15日に続編として単行本『天狗風 霊験お初捕物控』が新人物往来社から刊行された。 2024年5月4日にテレビ朝日系列にてテレビドラマ化。『霊験お初〜震える岩〜』のタイトルで、2024年5月4日にテレビ朝日系列で放送された。主演は上白石萌音。 あらすじ: お初は早朝から、勝手知ったる南町奉行所を訪れていた。老奉行・根岸肥前守鎮衛に死んだ人間が生き返ったという死人憑きの話を知らせに来ていたのである。そこで頼りなさそうな男・古沢右京之介に引き合わされ、二人で調べるように言い渡される。 右京之介と「姉妹屋」へ帰る道すがら、お初は油樽に子どもの死骸が浮かんでいるのが見え、大慌てで兄・六蔵に知らせに走るのだった。 生き返った男・吉次と会ったお初は、不思議な力で彼が油樽の子ども殺しの犯人だと悟る。そして吉次に憑いていたのは誰の霊だったのか探索を続けるうち、それは赤穂事件にまで繋がっていくのだった。(ウィキペディア)
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数年ぶりに再読。宮部先生の時代小説の江戸の雰囲気が懐かしい。時代に沿った問題提起には考えさせられるところがあり、赤穂浪士に新たな解釈を加えたているのも興味深い…歴史は視点によって捉え方が変わるものなんだなあ、と再認識した。特殊な力を持つお初さんのキャラクターも良い。このシリーズも...
数年ぶりに再読。宮部先生の時代小説の江戸の雰囲気が懐かしい。時代に沿った問題提起には考えさせられるところがあり、赤穂浪士に新たな解釈を加えたているのも興味深い…歴史は視点によって捉え方が変わるものなんだなあ、と再認識した。特殊な力を持つお初さんのキャラクターも良い。このシリーズも再開しないかなあ…
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久しぶりに宮部みゆきの『震える岩』を再読。忘れているところも多く、楽しく読んだ。 新潮文庫の『かまいたち』におさめられているお初のシリーズ、『迷い鳩』などとは、登場人物も若干違う。別のシリーズとのことで、お初の性格も少し勝気である。不思議な力を通しての、事件への関わり方も、より...
久しぶりに宮部みゆきの『震える岩』を再読。忘れているところも多く、楽しく読んだ。 新潮文庫の『かまいたち』におさめられているお初のシリーズ、『迷い鳩』などとは、登場人物も若干違う。別のシリーズとのことで、お初の性格も少し勝気である。不思議な力を通しての、事件への関わり方も、より積極的。 少し描写が長々と続くように感じる箇所もあったが、込み入った事件をほぐすには、これくらい丁寧な方がわかりやすい。 続刊も読んでみます。
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主人公のお初は、少しおきゃんで勝ち気なおじょうさん。「三島屋変調百物語事」のおちかとはまた違う魅力があり、少しハラハラさせられるのも、右京ノ介への思いが少しずつ変わっていく様も面白い。忠臣蔵ものが時節柄、ちょうど読みたくなっていたので、良い本にめぐりあえました。
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常人には見えざるものが見え、聞こえざるものが聞こえる能力を持つ主人公お初が兄六蔵を助け事件を解決する捕物帳シリーズ。100年前(元禄時代)の赤穂浪士にまつわる因果を絡めた話。 吉良家、浅野家双方が権力の犠牲者であり、またなもなき浪人も徳川によって転落の人生を送ることになる物悲しさ...
常人には見えざるものが見え、聞こえざるものが聞こえる能力を持つ主人公お初が兄六蔵を助け事件を解決する捕物帳シリーズ。100年前(元禄時代)の赤穂浪士にまつわる因果を絡めた話。 吉良家、浅野家双方が権力の犠牲者であり、またなもなき浪人も徳川によって転落の人生を送ることになる物悲しさを背景としており、読み応えあり。
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以前、たしか読んだはずだなーと思って調べたら、なんと30年前が初出でありました。 ところどころ覚えていたけれど、大方忘れていて調べる前に読んだもので『おかしいなあ、読んだことあるはずなのに…私の頭はポンコツ?』…いや30年の年月にはかなわないだけでした。 話の展開がやや強引に感じ...
以前、たしか読んだはずだなーと思って調べたら、なんと30年前が初出でありました。 ところどころ覚えていたけれど、大方忘れていて調べる前に読んだもので『おかしいなあ、読んだことあるはずなのに…私の頭はポンコツ?』…いや30年の年月にはかなわないだけでした。 話の展開がやや強引に感じられたものの、忠臣蔵の話に関して当時最新の研究成果を踏まえての作品だと思うと、なかなかに感慨深い。当時は、忠臣蔵について娯楽作品というイメージが先行していたしね。たしか、同時期に描かれていた水木しげる巨匠の『お岩さん』の話で、実はこの話が『忠臣蔵のスピンオフ』であったことを知ったのは懐かしい思い出です。
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