記者たちは海に向かった の商品レビュー
私と縁のある人の話ですので、これまで読んだ本とは違って特別なものです。 どうかみなさん読んでください。
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綿々と続く紙齢を絶やさぬように、手を尽くす新聞社員達。 己の仕事に対するプライドの高さは見習うべきことが多かった。 これだ。 お客さまは、何を求めているもの、それを一時も絶やさず提供し続けなければならない。 これが使命であり、果たすことで存在意義が認められる。 まだまだ自分の考え...
綿々と続く紙齢を絶やさぬように、手を尽くす新聞社員達。 己の仕事に対するプライドの高さは見習うべきことが多かった。 これだ。 お客さまは、何を求めているもの、それを一時も絶やさず提供し続けなければならない。 これが使命であり、果たすことで存在意義が認められる。 まだまだ自分の考えは甘い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
東日本大震災、津波と放射能の現場で、福島民友新聞の記者達がどんな行動をしたのか?津波を撮るために、海に向かった若手ホープ記者・熊田さんは、どんな思いで現場に出向き、そして命を失ったのか? 生きる側も亡くなった側も紙一重だったのは間違いない。せつく辛い気持ちを、ノンフィクション作家の門田さんが拾い上げて、丁寧にまとめあげている。 誰がいい、悪い、とかではなく、そこにあった当たり前の生活を失った地域の人々と新聞記者たちを丹念に描いてくれます。 関係者の思いがこもった、2011年3月12日の福島民友新聞が読みたくなりました。
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