坐禅ガール の商品レビュー
なかなか読み易いし 面白かった 今風な感じで印象良いけど 感動的でもあった ストーリー的にも興味深かった P261 しだれ桜というのは、 桜の奇形なのだそうだ。 そのように言われて見れば、 しだれ桜の姿形は幽霊のように もの悲しく、異形のものが持つ 侘びしさを感じてしまう。 ...
なかなか読み易いし 面白かった 今風な感じで印象良いけど 感動的でもあった ストーリー的にも興味深かった P261 しだれ桜というのは、 桜の奇形なのだそうだ。 そのように言われて見れば、 しだれ桜の姿形は幽霊のように もの悲しく、異形のものが持つ 侘びしさを感じてしまう。 美しいが、どこか危うげで、 そこがまた魅力なのだが。 この箇所はうまい!と思った。 これを書きたくてそれまでの 文章があったとさえ思えるくらい。 禅マスターのアイリーンの話も興味深かった。 P176 考えを深めない 考えを発展させない 考えを追わないようにします 観察者になって下さい
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思っていたより重くて深い話で最初はなかなか読み進められなかった本でした。 何事に対しても「ぐず」「のろま」と言われすぐ「すぐ自分の殻や世界に閉じこもってしまう」と自覚がある私にはりん子が1番共感できた同時に胸が痛い登場人物でした。 話が進むにつれてりん子が成長していくと自分の思...
思っていたより重くて深い話で最初はなかなか読み進められなかった本でした。 何事に対しても「ぐず」「のろま」と言われすぐ「すぐ自分の殻や世界に閉じこもってしまう」と自覚がある私にはりん子が1番共感できた同時に胸が痛い登場人物でした。 話が進むにつれてりん子が成長していくと自分の思いとか考えとかに誠実で他人にもそれができれば、と思えました。 そして座禅は以前挑戦したこともあったのだけれど考えないようにしようとばっかりしすぎて挫折。 でも深追いしなければ考えてもいい、思考してもいいという文章が目から鱗でした。 その言葉でまた座禅がしたくなりました。
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久しぶりに本を読んで少し泣いてしまった。 自分とは何なのか。欲望とは何なのか。 迷い悩みながら自分と向き合っていこう。 僕がどうして下記の文章を引用したのか、自分でもよくわからないけど、ひっかかったので引用します。 “時間が経てば恋のときめきなど日常の中に消え失せる。わかって...
久しぶりに本を読んで少し泣いてしまった。 自分とは何なのか。欲望とは何なのか。 迷い悩みながら自分と向き合っていこう。 僕がどうして下記の文章を引用したのか、自分でもよくわからないけど、ひっかかったので引用します。 “時間が経てば恋のときめきなど日常の中に消え失せる。わかっている。相手が替わっても結果は似たようなものだ。だから、適当に遊んでいればよかったのだし、そのつもりだったのに計算が狂ったのだ。 私が苦しいのは、一緒に登っていたはずの恋愛のはしごを、いきなり相手からはずされたことだ。恋は欲望のゲームだから、先に冷めて、先に降りた方が勝ち。自分が先に冷めた時は非道なほどそっけなく相手を切り捨ててきたくせに。恋は相手を欲しいと思った時点で負け。やったことはやり返される。人生とはそういうもの。自業自得。”
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30代の心に深い傷を負った美しい女性と、50代の作家、ふたりが坐禅を通して自分の内面と向き合う物語。自分も少し坐禅をしているのでいろいろ参考になりました。座っていると煩悩が出てくるのですが、心は乱れてきてもいい、その乱れた心をじっと観察してゆくことを学ぶ。という言葉になるほどーと...
30代の心に深い傷を負った美しい女性と、50代の作家、ふたりが坐禅を通して自分の内面と向き合う物語。自分も少し坐禅をしているのでいろいろ参考になりました。座っていると煩悩が出てくるのですが、心は乱れてきてもいい、その乱れた心をじっと観察してゆくことを学ぶ。という言葉になるほどーと思いました。坐禅のヒントも載っているし、小説としても引き込まれ一気に読んでしまいました。
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2015/05/15 美しいって、なんだろう。 自分の中に確立された美なんてないのかも。 美なんて、確実に周りからの評価でしかなくなっていて、わたしもまたその渦に甘んじているのだろうって思った。 姉妹の話は自分も姉妹だから少し辛かった 姉にも読んでほしいし、母にも読んでほしい...
2015/05/15 美しいって、なんだろう。 自分の中に確立された美なんてないのかも。 美なんて、確実に周りからの評価でしかなくなっていて、わたしもまたその渦に甘んじているのだろうって思った。 姉妹の話は自分も姉妹だから少し辛かった 姉にも読んでほしいし、母にも読んでほしいって強く思う本。
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50歳手前、仕事はバリバリだけど老いることに漠然と不安を抱えた主人公の女性。 そんな彼女の前にふと現れた、綺麗なのに覇気のない幽霊のような若い女の子。 彼女たちは坐禅を通して、抱える悩みや心の傷、そして自分自身の本質や弱さといったものを見つめ始める。 前に読んだ田口さんの作品は...
50歳手前、仕事はバリバリだけど老いることに漠然と不安を抱えた主人公の女性。 そんな彼女の前にふと現れた、綺麗なのに覇気のない幽霊のような若い女の子。 彼女たちは坐禅を通して、抱える悩みや心の傷、そして自分自身の本質や弱さといったものを見つめ始める。 前に読んだ田口さんの作品はもっと狂気じみたものだったけど、これは全然違った。 心の内面を描いてはいるけど優しい雰囲気が溢れている。 自分の内面に対する悩みで日常にすっきり・しっくりきていない人が読むと、何らかのヒントを見つけられるかもしれない。 自分を真正面から見つめるというのはなかなかできないもの。 少し肯定的に見たり、逆に否定的になりすぎたりして、客観的に見つめるというのは意外に難しい。 だけど、見たくなくても真正面から見ないことには解決しないことってたくさんあるのかも。 俄然、坐禅に興味が湧いた。
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りん子に対しては幼く不安定な人だと思い、ようこに対しては随分と凝り固まって理屈っぽい人だなーとどちらにも嫌悪感を感じたけど、きっと私にも二人の要素はあるのだと思うと「女って面倒」と思いうんざりする。禅とはどういう物なのか、私には本作を読んだだけではわからないけどちょっとやってみた...
りん子に対しては幼く不安定な人だと思い、ようこに対しては随分と凝り固まって理屈っぽい人だなーとどちらにも嫌悪感を感じたけど、きっと私にも二人の要素はあるのだと思うと「女って面倒」と思いうんざりする。禅とはどういう物なのか、私には本作を読んだだけではわからないけどちょっとやってみたいと思った。
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本当の自分が見つけられない30代無職女子、悩みを捨てきれぬ40代女流作家の不思議な出会い。 「恋愛」「容姿」「家族」…尽きせぬ煩悩に効く物語。
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ごじらせ小説家。 こじらせ不幸女。 2人の女性の悩みが綴られ、それぞれが坐禅に向き合う話。 どちらの女もとっても強烈に描かれていて、まぁウザイ。読んでて女ってうるさいなって思う。頑固だったり愛されたい病だったり。そしてどちらの女にも共感するところがたくさんある。きっとあたしもこん...
ごじらせ小説家。 こじらせ不幸女。 2人の女性の悩みが綴られ、それぞれが坐禅に向き合う話。 どちらの女もとっても強烈に描かれていて、まぁウザイ。読んでて女ってうるさいなって思う。頑固だったり愛されたい病だったり。そしてどちらの女にも共感するところがたくさんある。きっとあたしもこんなウザイ女なんだ。 坐禅の先生のお言葉が、一言一言心に染み入る。恋愛の悩みって、たいてい相手が自分の思い通りにならないってことでしょ?とか。生理心理学的な話題もあり。女は男の2倍ストレスを受けやすいだとか、腸からセロトニンが出てるだとか。自分の悩みの参考に多少なった気がする。 気になったことに、こだわる。 とはランディさん共感。 あの時あたしがああしておけば、という後悔の起こらないように、あり得ないほど小さな予感でも行動しといて損はない。噴火も地震も事故も自殺も病も起こる。
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著者のノンフィクションかと思いながら途中まで読み進んだ位、作者の思想が色濃くでててランディ好きには待ってましたかも。作家とその家に棲みついた外見と中身のアンバランスな美女の話が東北の震災、坐禅をとおして交互に語られる。二人に必要なものはそのままでいいんだよという自己肯定感かもしれ...
著者のノンフィクションかと思いながら途中まで読み進んだ位、作者の思想が色濃くでててランディ好きには待ってましたかも。作家とその家に棲みついた外見と中身のアンバランスな美女の話が東北の震災、坐禅をとおして交互に語られる。二人に必要なものはそのままでいいんだよという自己肯定感かもしれない。読後、女性が指導する坐禅に接してみたいと強く思った。
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