ゆずられた花嫁 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ヒロインはまだ少女期に双子の片割れ―弟と婚約しました。しかし、二人は遠く離れ離れになり、いつしか互いの気持ちは冷めてしまったのです。 そんなある日、帰国途中の婚約者が乗った船が難破、彼は死にました。愛がとうに冷めてしまったフィアンセの死を複雑な想いで受け止めたヒロイン。 そんな彼女に事故で生き残った双子の兄が義務的に求婚したことから、この物語りは始まります。 最初は弟が果たすべきだった責任を果たすためにプロポーズしたはずなのに、いつしか「妻」を愛し始めた 夫と、自分は夫に愛されていないと思いこむ妻。 惹かれ合いながらも互いに真実の気持ちをなかなか告げられない二人のもどかしい恋が進んで行く様子が丹念に描かれていました。 ヒロインは実は絵を描くのが好きで、自分の画力がどれほどのものか世に問いたいという希望があります。当時の名家の令嬢や夫人は画家になるなど夢の又夢で、絵を売って生計を立てることは恥ずべきこととされていた時代でした。時代背景なども歴史を感じさせ興味深く読むことができたと思います。 かなり分厚い本だったので、時間はかかりましたが、最後まで読み終えることができて(実は途中で一度リタイアしそうになりました、最初の段階であまり展開に起伏がなくなったため)良かったです。
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