レイジ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
武士道シックスティーンからこの作者にハマって、自分もguitarをやっていたので、主人公の心境はよくわかった。rapが嫌いというのも面白かった。
Posted by
主人公二人の視点が入れ替わりながら物語が進むので時系列は分かり易い。情報量は多いが展開も早いのでサクサク進む。それ故に深みに欠け、ご都合主義に進む展開はやや拍子抜け。大手レコード会社なら覆面バンドのボーカル以外は自社で売り出したい若手に入れ替えそうだけど。
Posted by
解説を読んで誉田サンがかつてプロを目指してバンド活動していたことを知る。 だからこんなに描写がリアルなんだーっと納得。 サクサクテンポ良く読めたけど、ちょっぴり爽快感が足りなかったかな。
Posted by
やっぱり誉田氏は読みやすいなぁ。 ラスト畳み掛けるように終わってしまったのがちょっと残念だったけど、概ね良かった。 どんな音が鳴ってるのか気になる。
Posted by
ひたすら音楽の道を突き進む若者たちの半生記。 自分は音楽にのめり込むことはなかったけれど、過ごした年代が近いおかげでそれなりに臨場感はあった。登場人物たちは活き活きと描かれており、熱さに共感できなかったのは過ごしてきた日々の違いかな。好きな人にはたまらない作品かも。
Posted by
音楽を通した青春小説。 場面がテンポ良く変わっていくのもいいですね。 二人が最後に分かり合えるというのも、礼二が復活するのも、べたではあるけれどいいですね。 若い時のつながりというのは、いいものです。 友哉の結末は、ちょっと拍子抜けだけど、暗く重くなりすぎないということでいいかも...
音楽を通した青春小説。 場面がテンポ良く変わっていくのもいいですね。 二人が最後に分かり合えるというのも、礼二が復活するのも、べたではあるけれどいいですね。 若い時のつながりというのは、いいものです。 友哉の結末は、ちょっと拍子抜けだけど、暗く重くなりすぎないということでいいかもね。
Posted by
音楽の方向性の違いから訣別した二人のロック少年の苦悩と成長を描く青春小説。 作中でも音楽に大事なのは『リズム』という言葉があったが、小説も大事なのは『リズム』。この作品のリズムは最高に心地良いものでした。楽器は全く弾けない音楽音痴の私でも、心が熱くなるロック小説。「誰にも聴かれた...
音楽の方向性の違いから訣別した二人のロック少年の苦悩と成長を描く青春小説。 作中でも音楽に大事なのは『リズム』という言葉があったが、小説も大事なのは『リズム』。この作品のリズムは最高に心地良いものでした。楽器は全く弾けない音楽音痴の私でも、心が熱くなるロック小説。「誰にも聴かれたくない音楽はこの世に存在しない。必ず、どこかの誰かに聴かれるために生まれてくるものなんだ」ってセリフがまさにロック。
Posted by
作中の、曲のアイデアから観客の耳に届く演奏になる までの作業経緯について詳細に描写されており、 取材で書いたにしてはずいぶんと 血肉になっている文章だなと感じていたら、 作者は作家デビューまえに バンド活動をしていた、という事実があるらしい。 なるほど、である。 でも、知らないだ...
作中の、曲のアイデアから観客の耳に届く演奏になる までの作業経緯について詳細に描写されており、 取材で書いたにしてはずいぶんと 血肉になっている文章だなと感じていたら、 作者は作家デビューまえに バンド活動をしていた、という事実があるらしい。 なるほど、である。 でも、知らないだろう、教えてやろう、なんていう 知識披露の臭い感じはほとんどない。 それよりも、音楽で自分の存在を肯定させようと 奮闘する、やり方は違う二人の少年の成長を 描いていて、そこがやはり誉田さんはうまい。 センチメンタルな過去の記憶に浸りきらずに、 うまく橋を架けて空に昇華させるような結末。 下手打ってダメになるかもしれない、でも 先に進めるんじゃないかって希望をともすのは、 もちろん周囲の名も知らぬ人たちの存在もあるけれど、 遠い過去、とんがった自分が意外にやさしく 自分を引っ張ってくれることだってあるように 感じる。
Posted by
誉田さんコンプ中で残ってた青春ものを。音楽を巡っての話だったけど、なかなかよかった!一味違うって感じw
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
感動した。涙もした。 創作物から得る、“死”にまつわる系でない感動の涙って、かくも気持ちが良いものだとは! 青春時代を通り過ぎ、良くも悪くも大人となってしまった今、いつのまにか“大人の青春”を描いた話が、大好きになっている……。 ★4つ、9ポイント半。 2015.07.10.図。 ……作中では名前すらも与えられないままだった“彼女”との別れが、切なすぎた…。迎えに行ってあげる描写も欲しかった。
Posted by