仁義なきキリスト教史 の商品レビュー
歴史トンデモ説が好きな方にぜひ。 教科書とちがって、歴史上の人物の性格が見える!キリスト教の長く複雑な歴史がエンターテイメントとして楽しめました。
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『仁義なきキリスト教史』 宗教や聖書は俗世間と離れたイメージだが、実際のところは利権と面子に拘泥する“やくざ”そのものだ!ということで、やくざに見立ててキリスト教の歴史を書いた本。 演出過多とはいえ、第四回十字軍のしょうもなさがわかりやすかったり、すごく親しみやすくて興味が湧く!
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キリスト教の歴史に詳しく、『仁義なき戦い』が大好きという人には大変面白く読めるだろうが、自分は『仁義なき戦い』は好きだけどキリスト教というかイエスの話は映画くらい、という人間なので5章くらいまでは面白く読めたが、あとは退屈になって読み飛ばす。 以下のセリフなどは、脳内で菅原文太...
キリスト教の歴史に詳しく、『仁義なき戦い』が大好きという人には大変面白く読めるだろうが、自分は『仁義なき戦い』は好きだけどキリスト教というかイエスの話は映画くらい、という人間なので5章くらいまでは面白く読めたが、あとは退屈になって読み飛ばす。 以下のセリフなどは、脳内で菅原文太や金子信雄の声で読むと面白さは倍増である。 最後の晩餐、イエスのセリフ 「お前らに言うとくけどの、今一緒にメシ食っとるお前らの中にの、わしのことチンコロするやつがおるけえのう」 パウロがキリスト教に取り入る際のセリフ 「ほうか、ほうか! すまんのう、世話んなるのう! そうじゃ、わしゃあ、ええこと考えたわい。これも何かの縁じゃけえん、のう。こんなあ、わしと五分の盃交わそうじゃない! おう、それがええ、それがええ、のう!」
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ナザレのイエスのくだりから宗教革命までの歴史を描いた小説。 ただし、登場人物は全員広島弁のやくざ。おいおい、と思いながらも読み出すとどういうわけか納得。(キリスト教にもやくざにも精通してない私が言うのもなんですが。。) かなり?アレンジされた史実を面白く読ませてくれました。広島弁...
ナザレのイエスのくだりから宗教革命までの歴史を描いた小説。 ただし、登場人物は全員広島弁のやくざ。おいおい、と思いながらも読み出すとどういうわけか納得。(キリスト教にもやくざにも精通してない私が言うのもなんですが。。) かなり?アレンジされた史実を面白く読ませてくれました。広島弁のかけあいは読んでいてテンポが良く、なんだか気持ち良かったです(笑
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複雑なキリスト教の歴史について「極道」の物語風に肩っており、人物描写が克明で頭に入ってきやすい。世界史についての知識を更に蓄えた後にもう一度読んでみると更に頭に入ってくる印象。
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本のカバーが”くりからもんもん”かと思うと、イエスの入れ墨で、その上冒頭からいきなりの広島弁である。 シモン兄ィの姑の体調が良くないのを見舞ったイエスが、 「わしからのう…。おやっさん(ヤハウェ)によう言うときますけえ。じゃけえ、何も心配は要りゃあせん。お義母さんは、安心して、...
本のカバーが”くりからもんもん”かと思うと、イエスの入れ墨で、その上冒頭からいきなりの広島弁である。 シモン兄ィの姑の体調が良くないのを見舞ったイエスが、 「わしからのう…。おやっさん(ヤハウェ)によう言うときますけえ。じゃけえ、何も心配は要りゃあせん。お義母さんは、安心して、よう休んで、体ァ大事にしてつかぁさいや」 と話すと、なんと体調はよくなってしまう。 イエスが何やらおかしくなってしまったと考えた母マリアに至っては、 「いーくん、いーくん!おかしな真似はやめて、みなさんにも帰ってもろうて、おうちに帰ってきんさーい!」 と言わせてしまう。 そんな感じで、ユダヤ組から分裂したイエスの磔、その後のキリスト組の歴史、ローマ帝国でのやくざたちの登場、イスラエル組の台頭、十字軍の遠征、ルターによる宗教改革、はては第二次世界大戦の直前ローマ法王がファシズムと手を組むところまでと、ほぼやくざの組同士のいざこざで話が進む。 旧約聖書は戦いばかり、キリスト教も宗派間の争いの歴史だし、これらをやくざの組同士の抗争に置き換えた所はなかなかぴったりくるので、読み物としては非常に面白い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
インパクト的にいえば出オチの感もあったけど最後まで楽しめた。 キリスト教の俗っぽい部分(歴史の教科書に出てくるのはたいていそういう部分だった気がする)をヤクザになぞらえて見てみるのが、妙にしっくりくるからとまどう。 恐怖の大親分ヤハウェとイエス親分がどっしり構えているその下方で、ヤクザたちは教義をめぐって好き勝手な考えを押し付け合い、いたいけな民衆から金を巻き上げ、権力闘争にやっきになっているのだ。 雑な計画のせいで金策に困り同士討ちに走る十字軍のあたりはまさに外道。いかにもな極道言葉と相まってゲスさが際立つ。
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登場人物が全員、広島弁のやくざというのが笑える。 いくつかの時代をテーマに物語が展開している。生身のキリストが登場するのは最初の章だけ。 インパクトが大きかっただけに、最後までキリストで引っ張ってもイケたんじゃないか。
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読んで2ページで「ああ……」となる。 なんというかイエス地味じゃない? 語り口調が広島弁だけど、ヤクザと言う割にあまりヤクザっぽいことをしていないような……?(いやそもそもがアレなので当たり前なんだけどね) 突っ込みどころが多すぎて、読み進むのが少ししんどい。 いっその...
読んで2ページで「ああ……」となる。 なんというかイエス地味じゃない? 語り口調が広島弁だけど、ヤクザと言う割にあまりヤクザっぽいことをしていないような……?(いやそもそもがアレなので当たり前なんだけどね) 突っ込みどころが多すぎて、読み進むのが少ししんどい。 いっそのこと、イエスを出さずに、12使徒や一般人が語るイエスというような形式で整合性無いような荒唐無稽なネタにするとか、舞台化するとかしたら楽しそう。 と言いつつ読了していないので、後半ものすごいツボにはまるのかもしれないと思いつつ、ちょっと最初の数十ページで違和感がぬぐえず、ページを繰る手を止めたのでした。 続編が出たら一気読みをするかもしれない。
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キリスト教の歴史をヤクザ社会に置き換えて綴った一冊。 宗“教”が“組”として表現され 会話はほぼ広島弁で進められています。 イエスさんが文太兄ィにダブってくるような(笑) キリスト教に対する興味の入り口として この本はとても面白い一冊だと思います。
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