ゴルゴ13(コンパクト版)(141) の商品レビュー

さいとう・たかを(著者)

2019/08/02

【ONE SHOT】』
弟を殺されたロシアマフィアが復習のためゴルゴに罠をしかける。
あまりにも巧妙な罠で普通の人間ならまず殺される。心臓からの出血量を把握している医学的知識、瞬間的な洞察力が極めて優れていることが伺える。

【伏兵】
解説にもあるとおり標的を狙うプロがしくじった場合の保険としてのゴルゴという珍しい役回りであるしゴルゴはプロに対しては誠実に対応しているようにも見える。

【ドナウ・ライン迷路】
　【螺旋】でゴルゴの存在を知ったスイス警察のジャヌー警部がドナウ川で起きた狙撃事件からゴルゴと対決する。警察の予想外の動きにゴルゴが「時計職人並みの腕と理詰めの推理力」と思い出すだけあってジャヌー警部の動きはゴルゴをあと1歩のところまで追い詰めていた。

【ダルフールの悪夢】
首を切られて惨殺された母の復讐のために動くトレーダー、その親友フレッド、ゴルゴのサポートの女性パイロットなど登場人物たちに味わいのあるストーリー。