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発光地帯 の商品レビュー

3.5

16件のお客様レビュー

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2015/09/23

感受性豊かであった頃、記憶の彼方に忘れかけていた愛すべき懐かしさに包まれます。 世代も性別も異なるのにこれだけ日常の感覚で共感できる作家はいません。思わず落涙する共感ポイント多数で読み進めたくも勿体無く毎日少しずつ拝読しました。句読点が少なく思いを一気に述べる形式は生の感情の吐...

感受性豊かであった頃、記憶の彼方に忘れかけていた愛すべき懐かしさに包まれます。 世代も性別も異なるのにこれだけ日常の感覚で共感できる作家はいません。思わず落涙する共感ポイント多数で読み進めたくも勿体無く毎日少しずつ拝読しました。句読点が少なく思いを一気に述べる形式は生の感情の吐露が得られるようでとても好きです。

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2015/01/24

著者の随筆やら小説やら…何か読んだような覚えがあるんですけれども、何を読んだのかは忘れました…。 ヽ(・ω・)/ズコー 当エッセイは何か著者の心情みたいなものが特徴的な文体で書かれていますけれどもまあ、それだけですかね(!)。 それだけですかね、と書いておきながらナンです...

著者の随筆やら小説やら…何か読んだような覚えがあるんですけれども、何を読んだのかは忘れました…。 ヽ(・ω・)/ズコー 当エッセイは何か著者の心情みたいなものが特徴的な文体で書かれていますけれどもまあ、それだけですかね(!)。 それだけですかね、と書いておきながらナンですけれども、決して貶しているというわけではなくてまあ、通勤電車のお供には良いかな、と。お手軽なエッセイみたいな随筆みたいな日記みたいな文章が並んでおります。 ヽ(・ω・)/ズコー 当エッセイはシリーズ化されているっぽく、この程度の感慨が得られるのなら追って読んでみるのもよいかと…と前向きに検討しています(?)。 さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー

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2014/06/10

たとえば、川上未映子が昔のことをふと思い出す。そしていまのこの一瞬を何年後かに思い出すこともあるのかもしれないと、思いを馳せる。それはまるでわたしであって、わたしではないか!と叫び出しそうになる。川上未映子が重ねるひとつひとつの言葉、ひとつひとつの感性、ひとつひとつの思い出、それ...

たとえば、川上未映子が昔のことをふと思い出す。そしていまのこの一瞬を何年後かに思い出すこともあるのかもしれないと、思いを馳せる。それはまるでわたしであって、わたしではないか!と叫び出しそうになる。川上未映子が重ねるひとつひとつの言葉、ひとつひとつの感性、ひとつひとつの思い出、それが羨ましくって愛おしくってわたしではないかと思ったりもして、自分にはない他者の時間を欲しくなってまたないものねだりではないかとおもって。心がぐるぐると忙しい。

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2014/05/01

詩のような散文のようなエッセイのような、川上未映子の日常から生まれる文章群。 「世界なんかわたしとあなたでやめればいい」、優しく強い「ふたり」への表現。 何気ない言葉にはっとさせられる、心にじんとくる、癒しの1冊。

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2014/03/16

―――起きてるとき以外は完全に眠りたい――― ごはんのエッセイを、ということで始まったとは思えないくらい、ごはんのことは書いてなかった。 それがとても川上未映子という人物を表していておもしろい。 川上さんは、「ところで」の人だと思う。 女性特有の話の切り替えが、その文体のせいも...

―――起きてるとき以外は完全に眠りたい――― ごはんのエッセイを、ということで始まったとは思えないくらい、ごはんのことは書いてなかった。 それがとても川上未映子という人物を表していておもしろい。 川上さんは、「ところで」の人だと思う。 女性特有の話の切り替えが、その文体のせいもあってか、とても多いなあと昔から思っていたけど久しぶりに川上さんの文章だったので特にそう感じた。 「世界なんか私とあなたでやめればいい」は、ふたりでいられればそれだけでいい、というような夫婦への憧れを綴った文章なのだが、私は川上さんの思想ってとても重たいと思ってしまった。 むしろ、お付き合いしていた当時の彼の、「独りきりでいることに耐えられないふたりなら一緒にいつづけることなんてできない」のほうが、一理あるような気がした。 川上さんは、ずっと同じものを食べてしまうみたいで、ご結婚されたからには旦那さんも同じものをずっと食べているのだろうか。 弟の大事な試合も寝坊しちゃったり、睡眠の種をたぐり寄せている川上さんは、ごはんを食べる描写より眠る描写に長けているとおもいました。

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2014/02/22

エッセイ集。 当初は『食』がテーマだったようだが、全く違う内容の方が多い。思い出したように食べたものや料理について書かれているw よく『エッセイのような、小説のような……』と言われるが、時折、『エッセイのような、詩のような』文章が混じっているのが面白い。

Posted byブクログ