マリー・アントワネットの植物誌 の商品レビュー
まず、イラストが綺麗!絵画もたっぷり。図鑑よりやわらかな表現で、癒されます。 植物が一点ずつ描かれますが、宮殿内の配置ごとにまとまっているので、庭園を散策しているようなのんびりした情景が目に浮かぶ、おもしろい構造の本だと思います。なかなか珍しいのでは。マリー・アントワネットのエピ...
まず、イラストが綺麗!絵画もたっぷり。図鑑よりやわらかな表現で、癒されます。 植物が一点ずつ描かれますが、宮殿内の配置ごとにまとまっているので、庭園を散策しているようなのんびりした情景が目に浮かぶ、おもしろい構造の本だと思います。なかなか珍しいのでは。マリー・アントワネットのエピソードも、あたたかな家族の風景もあり、革命の悲劇的なシーンもあり、アントワネットが悲嘆にくれた様子も、、。良い意味でいろんな要素がとりとめなくごっちゃになっており、ギリシャ神話や迷信、文化人のコメントまでランダムに入ってくるので、はじめは戸惑いましたが、不思議な紙芝居のようで途中からなんだか楽しくなった。ジャガイモを浸透させるためにとった工夫が興味深い。ルイ16世とアントワネットがジャガイモの普及にひと役買っていたとは。 翻訳が、おそらく原文を大切にするあまりロボットのような直訳でカタコトみたいに見えなくもないのが、読み進むにつれ、なんだかハマってきます。中身も文もパッチワークのようにつぎはぎですが、結果として華やかで様々な花が咲き乱れるような、きれいなタペストリーができ上がっています。 植物の育て方等のちゃんとした説明がちょこっと一番下に添えられているのが、なんともほほえましい。植物好きな人がこだわって書いたのだなーと。薬や香水への活用もたくさん書いてありますが、利尿作用や下剤が多くない?人間が消化できないものが、いっぱいあるのに、なんとか薬にだけでもならないかと、色々やってみる人間て、すごい。
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マリーアントワネットを書いた本は数あれど、この本はマリーアントワネットが愛した植物の視点。 この本を読んでいると、当時のこともわかるし、優雅な気持ちになります。
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