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迫りくる自分 の商品レビュー

3.2

23件のお客様レビュー

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2021/06/03

こわい。同じ顔の人がいるのもこわいし、冤罪で日本中から追われるのもこわい。 でもこんな都合よく進むかな? 早く結末が知りたくて、一気に読んだ。

Posted byブクログ

2020/02/18

冤罪で追われる話だから当然のことながら、中盤まではずっと読んでいるのが辛い。後輩の女性が動いてくれているという唯一の救いも文章量が少ないため乾きが癒えない。犯人発見からの軽いどんでん返しも、途中で一度本名と身分を捨てることに言及していたため、さして驚きがない。まあ一応ハッピーエン...

冤罪で追われる話だから当然のことながら、中盤まではずっと読んでいるのが辛い。後輩の女性が動いてくれているという唯一の救いも文章量が少ないため乾きが癒えない。犯人発見からの軽いどんでん返しも、途中で一度本名と身分を捨てることに言及していたため、さして驚きがない。まあ一応ハッピーエンドだったので落着はした。結局一番驚いたのはあとがきにおける「似鳥鶏十七歳美少女設定」だった。

Posted byブクログ

2019/06/14

動物園シリーズのような雰囲気を想像していたので、読み始めて違いに驚きました。自分とそっくりな人が現れて、どうやら強姦の濡れ衣を着せられたらしい。そして始まる逃亡劇。サスペンスミステリの分類でしょうね。でも読んでいくうちに似鳥さんらしいライトな雰囲気も出てきて、どんどん読み易くなっ...

動物園シリーズのような雰囲気を想像していたので、読み始めて違いに驚きました。自分とそっくりな人が現れて、どうやら強姦の濡れ衣を着せられたらしい。そして始まる逃亡劇。サスペンスミステリの分類でしょうね。でも読んでいくうちに似鳥さんらしいライトな雰囲気も出てきて、どんどん読み易くなっていきました。全くリアリティのない部分もあったりしますがきっと気にしてはいけないのでしょう。結局後半はラストまでぐいぐいと引っ張られ一気読みさせられてしまいました。朴さんや佐伯さんのキャラも良かったし、あとがきも楽しかったです。

Posted byブクログ

2018/12/13

併走した電車の車内に、自分にそっくりの男を見た理司。 ある日、バーでその男と再会する。 その日から、理司は、見られている様な、自分を付けている目を感じるようになった。 … 前半はゾクゾクするような、不気味な恐怖を感じながら読みました。 後半になっての逃亡劇は、これってどう終わるの...

併走した電車の車内に、自分にそっくりの男を見た理司。 ある日、バーでその男と再会する。 その日から、理司は、見られている様な、自分を付けている目を感じるようになった。 … 前半はゾクゾクするような、不気味な恐怖を感じながら読みました。 後半になっての逃亡劇は、これってどう終わるの?と先が気になってページをめくる手をとめられなかったです。 自分にそっくりな人、会いたくないな~。 あとがきを読んで、著者に興味を持ちました。 確かに、今、読書酔いからは覚めた感じ。 あとがき効果ですね。

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2017/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分とそっくりな人の存在。 船橋のバーで偶然、本田は自分とそっくりな次藤という男と会った。 次藤の企みによって、本田は同僚の婦人強姦致傷事件の犯人として追われる身となる。 無実の罪を着せられ、ひたすらに警察から逃げる本田。 部下の朴さんと本田の兄だけが、彼を救う鍵を探していた。 本田の携帯に登録されている兄の番号を次藤によってすり替えられていることに 偶然気づいたこと。 過去に、2人は近い場所にいたことと、次藤が抱く本田への恨み。 最後に主人公に対してどんでん返しが来るのかと思ったら、意外とハッピーエンド(?)で終わった。 ずいぶんとうまくいきすぎているようにも思うけど、まあ小説だしね。 めでたしめでたしで終わってホッとした 。

Posted byブクログ

2016/06/01

動物モノのアンソロジーで初読みした似鳥くん、何気ない日常を切り取っただけの話だったのだがそのシャープな目の付け所wと展開がなかなか面白かったのでお手並み拝見と長篇にチャレンジしてみた。 切迫感を持続したままに一気に読ませる疾走感はやはりこの人の持ち味で読み応えはあるのだが肝心の設...

動物モノのアンソロジーで初読みした似鳥くん、何気ない日常を切り取っただけの話だったのだがそのシャープな目の付け所wと展開がなかなか面白かったのでお手並み拝見と長篇にチャレンジしてみた。 切迫感を持続したままに一気に読ませる疾走感はやはりこの人の持ち味で読み応えはあるのだが肝心の設定やオチの付け方がちょっと強引で稚拙さも目立ってしまったのは残念。 それと間違っても一般ピーポーがヤクザに拳銃突きつけるなんて真似をさせちゃいけない、「ゴールデンスランバー」が名作である所以は青柳のチキンっぷりが共感を呼ぶことに他ならないのだから

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2016/05/18

+++ 顔も声も自分と瓜二つ。人間性は最低。この出会いは、何をもたらすのか。船橋から東京に戻る総武線快速。本田理司は、併走していた各駅停車の車窓に、自分と同じ顔をした男を見つける。血縁ではなく、服装も髪型も違うのに、まるで鏡を見ているようだった。やがて、二人は偶然再会し、その夜を...

+++ 顔も声も自分と瓜二つ。人間性は最低。この出会いは、何をもたらすのか。船橋から東京に戻る総武線快速。本田理司は、併走していた各駅停車の車窓に、自分と同じ顔をした男を見つける。血縁ではなく、服装も髪型も違うのに、まるで鏡を見ているようだった。やがて、二人は偶然再会し、その夜を契機として、世にも不条理な逃走劇が幕を開ける―。 +++ 自分と瓜二つの人物に出会った途端、平凡な日常のあちこちにひずみが出始める。そしてとうとう婦女暴行容疑で警察に追われることになる。本田理司は、あの自分とそっくりな男にはめられたと察したが、警察がそれを信じるとは思えずに、逃げ続ける。その過酷さは、身に覚えのない罪で負われる理不尽さゆえに、いや増し、読みながらうんざりもするのであるが、幸運に恵まれ、不運にも苛まれて、なんとかラストにもつれ込むのである。両親が亡くなったときに世話になった叔父夫妻への感謝や、兄や会社の後輩・朴さんへの信頼があったからこそ生き延びられたとも言える気がする。自分から逃げ、自分を追いつめるようで、厭な気分ではあるが、愉しめる一冊だった。

Posted byブクログ

2016/05/04

タイトルから、ホラーかと思ったらサスペンスだった。ある日自分にそっくりな人物が現れて、事件に巻き込まれる。途中辛いわーと思いながらも一気読み。ラストはわりとハッピーで…私はよかったです。朴さんがいいキャラしている。

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2016/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎著)のハッピーエンドバージョン。トリックにはひねりもなく、淡々と物語が進んでいく。結末はそんなにリアルじゃない。ちょっと上手くいきすぎてる。。。

Posted byブクログ

2015/10/10

怖かった…自分とそっくりな人には会いたくないなぁ。 朴さんいてくれて良かった。 やっぱり道を踏み外すかどうかはまわりの愛に気付けるかの紙一重なのかもしれません。

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