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高学歴女子の貧困 の商品レビュー

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26件のお客様レビュー

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2014/05/29

タイトルに打ちのめされた。 …ので、思わず手に取って読んだ。 他のレビューや感想を読んで、本の中身それよりも、こういう感想が並ぶこと、それ自体がもう、ジェンダーに、性差にまつわる偏見、差別、(ネガティブな方向へベクトルが向いている)主義主張が根付いているようにしか思えない。

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2014/05/01

学歴もそれなりに役には立つがけして女子には特に集背の手形にはならない。むしろめんどくさくする。世の中はゆっくりと変わるのね。

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2014/04/04

「高学歴」って博士卒のことじゃないのか? ここの女性、博士論文書いてない人や中退者ですが? 文系、いかにも就職できにくい学部ばかりですが、理系については言及しないのはなぜ? 院進学しても民間企業に就職できた人だっているのに? 視野が狭すぎる。 『高学歴ワーキングプア』と同じで、...

「高学歴」って博士卒のことじゃないのか? ここの女性、博士論文書いてない人や中退者ですが? 文系、いかにも就職できにくい学部ばかりですが、理系については言及しないのはなぜ? 院進学しても民間企業に就職できた人だっているのに? 視野が狭すぎる。 『高学歴ワーキングプア』と同じで、院生崩れで就職できない人はこんなに情けないんですよ、というのが読んでいてよく分かる本。自分たちが優秀だと思うなら、起業すればいいのに。 大野さんの論考だけは、共感できる部分が多い。アカデミズムに依存しないし、リスクの多い人生を生き抜いたという自信があるからなのだろう。 数は少ないけど、人文学でこの人たちとほぼ同年代で準教授になった女性研究者を知っているが、ここで紹介されている人みたいな学歴ロンダじゃない、正真正銘の旧帝大博士卒だし、ちゃんと結婚もしてるし、英語どころかドイツ語他で論文も書けますよ。 なんでこういう成功した人の意見を取り入れないんですかね? まあ失敗した人の失敗談を読んで、同じ轍を踏まないようにするのは賢明かもね。 意地悪な言い方をしたが、院進学を考えている人は一読しておくべき。

Posted byブクログ

2014/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「高学歴ワーキングプア」の作者監修の高学歴シリーズ第2弾。 非正規(非常勤講師)となってしまい不安定極まりない環境におかれ、研究上、職務環境上、生活上問題を抱える女性高学歴研究者の内状が大変勉強になった。 私も女性ではないが、元高学歴ワーキングプア状態を5~6年経験したものから言わせていただくと 「事実は、ご縁とタイミングが良かっただけある。しかし、専任教員になった人間は決してこのことを認めたらがない。」(p43) これに関しては同意できませんね。特に私のまわりにいる人々(研究者)は不遇の期間が長かろうが短かろうが皆さん同じように「ご縁(運)とタイミングだよね!」って言ってます。 このような細かいところに関して???はありますが、それが、本書の目的でもあった、「現代における高学歴女子の内実」をあぶり出したことにマイナスに作用したことは全くない。大変面白い一冊である。

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2014/03/19

人文系の研究者、またはアーティストを目指しながら非常勤の仕事で生計を立てている女性達の背後にある問題について論じた本。

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2014/03/04

女で未だテニュアのないPDの研究者(のたまご)である私は、まだ「実力があればテニュアは得ることができる」という理想世界を信じている方です。 でもたとえ今後テニュアという特権を得たとしても、それを自分の実力のおかげだと正当化して得られなかった人を仕方ないと考えるような、排除の論理...

女で未だテニュアのないPDの研究者(のたまご)である私は、まだ「実力があればテニュアは得ることができる」という理想世界を信じている方です。 でもたとえ今後テニュアという特権を得たとしても、それを自分の実力のおかげだと正当化して得られなかった人を仕方ないと考えるような、排除の論理を振りかざさないようにしたいと改めて思いました。 あと、今のように私が非常勤の立場を楽しめるのも、今は一時的に学振のおかげ、そしてそれが切れたあとも楽しめるとしたら、旦那や比較的余裕のある実家の存在や自分が女であることの「おかげ」であり、それは裏返せば自分の首を絞める甘い蜜であることを再確認しました。

Posted byブクログ