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日本人のための「集団的自衛権」入門 の商品レビュー

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22件のお客様レビュー

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2022/04/25

「集団的自衛権」と聞くと、イコール他国の戦争に巻き込まれるといった危険、をイメージしがちである。しかし、昨今のウクライナ情勢に垣間見られる様に、今日の安全は明日の安全には繋がらない。結局のところ、身近なレベルで国家の危機をどう考えるか、という問題意識を持つことが大切であると考える...

「集団的自衛権」と聞くと、イコール他国の戦争に巻き込まれるといった危険、をイメージしがちである。しかし、昨今のウクライナ情勢に垣間見られる様に、今日の安全は明日の安全には繋がらない。結局のところ、身近なレベルで国家の危機をどう考えるか、という問題意識を持つことが大切であると考える。誰も戦争が利益を生まないことは理解しており、国際社会と上手く連携し、集団安全保障の緊密さを高める上でも、よく考えたいテーマである。

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2020/09/07

石破さんによる集団的自衛権について書かれた本。 メディアだけを見て、集団的自衛権についてわかった気になっていたが、実際に読んでみると非常に納得させられた。一方で批判もあるだろうが、論理としては非常にわかりやすく書かれた本であった。 友達に「僕が誰かにいじめられたら助けてよ。でも...

石破さんによる集団的自衛権について書かれた本。 メディアだけを見て、集団的自衛権についてわかった気になっていたが、実際に読んでみると非常に納得させられた。一方で批判もあるだろうが、論理としては非常にわかりやすく書かれた本であった。 友達に「僕が誰かにいじめられたら助けてよ。でも、君がいじめられても助けられないんだ。だって憲法で決まってるから。そのかわりに支援はするよ。お金とかね」これでまかり通る世の中でしょうか さて、これを読んで知ったことによって考えることが大事であろうと思う。

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2019/01/31

この国の武装のあり方を分かりやすく説明しているのだが、深みが足りない。それは過激やヘイトを求めている事ではなく、過去の戦争から何を学んだのか反省すべき課題を提示することにある。ま、あくまで主題は集団的自衛権に限っているのだから、ではなくそこまでの言及が必要だと考える。

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2018/11/03

石破幹事長による、集団的自衛権を巡るこれまでの議論のまとめ。集団的自衛権を巡る議論はもう、完結しているんだなと再認識。自衛権を巡る憲法解釈が今までどのように変化してきたのかについてもわかりやすくまとまっている。かなり無理していろんな意図を込められている『憲法解釈』がいかに変わって...

石破幹事長による、集団的自衛権を巡るこれまでの議論のまとめ。集団的自衛権を巡る議論はもう、完結しているんだなと再認識。自衛権を巡る憲法解釈が今までどのように変化してきたのかについてもわかりやすくまとまっている。かなり無理していろんな意図を込められている『憲法解釈』がいかに変わってきたのか。そして、『憲法解釈を変えるな』がいかにこれまでの経緯を無視しているのかがよくわかるw公明党は何周遅れなんだよとw

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2017/11/15

さすがに詳しい。「如何にして無知の衆愚を説得するか」という文体が鼻につく。同じ論調の繰り返しがおおいのが残念。タイムリーに読めば面白い。

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2016/03/27

元防衛大臣の石破茂氏による集団的自衛権解説書。 わかりやすいのはそうなんだけど、前書きにも書いてある通り佐瀬昌盛氏の著作を基に書かれているところが多くて、あれを読んだらこっち読んで集団的自衛権に関して新しく勉強になるところはあんまりないかな、という印象。 行使容認派の本でさらっと...

元防衛大臣の石破茂氏による集団的自衛権解説書。 わかりやすいのはそうなんだけど、前書きにも書いてある通り佐瀬昌盛氏の著作を基に書かれているところが多くて、あれを読んだらこっち読んで集団的自衛権に関して新しく勉強になるところはあんまりないかな、という印象。 行使容認派の本でさらっと勉強というのには良いかもしれない。 集団的自衛権の話と直接関係はないのだが、戦後ドイツは徴兵制を、軍隊に市民との接点を確保する、シビリアンコントロールのためのシステムとして肯定的にみる向きがあったというのは勉強になった。日本において徴兵制は現実性が薄いが、予備自衛官とか体験入隊的な制度の話を考える上でも、シビリアンコントロール・市民との接点という観点で考えるというのは参考になりそうだ。

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2015/11/17

自分用キーワード 集団安全保障 ダンバートン・オークス会議 常任理事国の拒否権 国連憲章第51条 個別的自衛権 集団的自衛権自然権説 ジュネーブ協定 東南アジア条約機構(SEATO) 復仇 ベトナム戦争とプラハの春の共通点 ニカラグア事件 サンディニスタ政権 ソフトパワー コスタ...

自分用キーワード 集団安全保障 ダンバートン・オークス会議 常任理事国の拒否権 国連憲章第51条 個別的自衛権 集団的自衛権自然権説 ジュネーブ協定 東南アジア条約機構(SEATO) 復仇 ベトナム戦争とプラハの春の共通点 ニカラグア事件 サンディニスタ政権 ソフトパワー コスタリカには軍隊が無い? インターオペラビリティ パリ不戦条約 戦略的辺疆 ANZUS(太平洋安全保障条約) リチャード・アーミテージ コブラ・ゴールド 看護師「3Kできついのは私たちは承知の上。国が発信するからなり手が減る」 国境のジレンマ スービック海軍基地 

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2015/07/30

防衛庁長官、防衛大臣を歴任した石破茂氏の著書。 本書のテーマは集団的自衛権だが、戦後日本政府の「自衛」に関する意識の変化についても書かれている。 まずGHQ占領下においては、1948年に吉田茂首相は「自国」が攻撃を受けた際に防衛・反撃する「個別的自衛権の行使」をも否定していた。...

防衛庁長官、防衛大臣を歴任した石破茂氏の著書。 本書のテーマは集団的自衛権だが、戦後日本政府の「自衛」に関する意識の変化についても書かれている。 まずGHQ占領下においては、1948年に吉田茂首相は「自国」が攻撃を受けた際に防衛・反撃する「個別的自衛権の行使」をも否定していた。 その後、1950年に朝鮮戦争が始まると駐日アメリカ軍は朝鮮半島へと出兵したため、アメリカは占領している日本の防衛が十分にできなくなると、自衛隊の前身となる「警察予備隊」が組織される。同年にGHQのマッカーサー元帥が日本の自衛権を容認。 そして1952年に日本が独立すると、吉田茂首相は「独立国である以上、自衛権はある」という立場へと変わる。その後、1981年に鈴木善幸首相が「集団的自衛権の行使は憲法上、許されない」との認識を示し、その解釈が第二次安部内閣まで引き継がれてきたが、2014年7月に安部首相は「集団的自衛権の行使を可能とする憲法解釈変更の閣議決定」を行った。それに基づく安全保障関連法案が、憲法違反であるという指摘されたわけだ。 「集団的自衛権」は、それが認められるにはいくつかの要件があります。 1. 他国が攻撃を受けた。 2. その攻撃が、自国への攻撃と同等とみなせるほど緊急性や重要性がある。 3. 攻撃を受けた国が、日本へ救援を求めた。 4. 集団的自衛権の行使は、国連が必要な措置をとるまでの間に限られる。 以上のような条件を全て満たした場合に「自衛」として武力行使を認めるのが集団的自衛権であり、武力行使を行う以上、反撃を受ける可能性もあり、戦争に参加するといって良いだろう。

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2015/07/08

【所在・貸出状況を見る】 http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&category-mgz=all&m...

【所在・貸出状況を見る】 http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&category-mgz=all&materialid=11302413

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2014/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

集団的自衛権を理解するため、人物的に好感を持っている石破茂さんの本を手に取った。 石破茂氏のことは、UFOゴジラ襲来時の自衛隊のあり方についてを語っているのをTVで観てから、注目しているのだが、政策を支持してるわけではない。私の中ではおもしろい人という位置づけである。 そして、私は集団的自衛権に反対してもいない。 つまり、好意的に読みはじめたわけである。 内容はとてもわかりやすかった。 本書で考えを変える人はいないかもしれない。石破氏は問題点の説明に徹しようとしている。これ以上のことを知りたい人はさらに本を読むよいだろう。私が強くした思いは、メディアを通さないで、本や資料をあたって理解を深め、自分の意見を持つことが大切だということである。 自分はどう考えるかというきっかけになる本だと思う。 第一章では、集団的自衛権の定義、解釈、歴史の説明、日本国憲法の解釈や第2次世界大戦後に起きたベトナム戦争、プラハの春、ニカラグア事件などをとりあげ、自衛権の解釈の幅がいかにあるかを説明している。 日本が、集団的自衛権を行使できるかどうかは、結局憲法解釈の問題に行きつく。 解釈次第で9条を改正しなくても軍隊を持てるどころか、戦争もできてしまうということだった。自分の都合のよいように解釈しようと思えばできてしまう。 第2章では、よくある疑問を石破氏が答える形となっている。 「徴兵制になるのではないか」 「結局、イケイケドンドンとなり戦争をはじめてしまうのではないか」など。このあたりの回答を素直に認めているから、私は集団的自衛権の行使をを認めている。反対意見の人には賛成の人はこういう考えを持っているのだと読んでもらいたい。 日本はほんとうに憲法9条によって、平和を守れてきたのかという疑問を持った。そしてこれからも9条によって平和を保てるのか。アメリカに守ってもらっているから平和なのではないか。 私はこう考えたい。9条に守られて平和なのではなく、9条の理念を私たちがしっかりと守っているから戦争をしない。戦争をしたくないという日本人の強い想いにより戦争に巻き込まれていないのだと信じたい。 有権者である私たちは絶えず平和を守ることを最も大切にしているとを政治家たちに伝え続けることが必要だと考える。いつのまにか戦争になっていたということのないように。 このところ、世界が、きなくさくなってきた。他の国のことは関係ないといえない時代になってきた。 集団的自衛権を持つことで、世界の平和のために貢献でき、かつつ日本を守ることができるかもしれないと思う気持ちは、このままでは日本はダメなのではないかと感じるからである。集団的自衛権に私は賛成する考えは変わらなかったが、賛成反対を軽々しく言えなくなった。 反対派の人が不安に思うことを、私も感じないわけではない。 今の日本の民主主義と、平和を望む強い世論があれば、戦争にはじめることも加担することもないと信じている。しかし、アメリカの正義に従う形になったとき、戦争に巻き込まれるのではないかと怖い。 私は戦争ができない国ではなく、戦争をしない国であってほしいと願っている。 この本で結論は出ない。入門書である。

Posted byブクログ