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少年たちの贖罪 の商品レビュー

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2026/01/30

犯罪加害者の視点を知りたくて読んだ。結果、理解が深まったと思うが、自分が被害者になった時、どれだけ今回読んだ内容を考慮できるだろうか。出来る自信は全くない…

Posted byブクログ

2020/03/13

カウンセラーや少年たちに寄り添うような仕事に興味があり、この本を手に取った。 私も一般的で常識的な社会人として、 重大犯罪を犯した人は、少年に限らず 二度と世には出てきて欲しくないと思っている。 どんな出生環境や育った背景などがあろうと、 犯罪が出来てしまう人もいれば セーブ...

カウンセラーや少年たちに寄り添うような仕事に興味があり、この本を手に取った。 私も一般的で常識的な社会人として、 重大犯罪を犯した人は、少年に限らず 二度と世には出てきて欲しくないと思っている。 どんな出生環境や育った背景などがあろうと、 犯罪が出来てしまう人もいれば セーブがかけられる人もいるのだし、 出来てしまう側の人とは、一線引いて生活したいと思ってしまう。 犯罪の規模でないとしても、誰しもが 自分の隠したい過去や性格、障害があると思う。 (今の精神医療ではそういうものなんだろうけど、本書の中ではいちいちそれに病名を付けているのが、果たして必要な事なのか疑問に感じてはいる) それが社会で誤魔化しやすいものだったり、 共感されやすいもの、軽蔑されがちなことってある。 でも世界は広い。 許されたいならそんな環境にいくらでも行けばいい。 逃げるという言い方になるかもしれないけど、 それだって強くなければ出来ない。 過去のそばにい続けるにも、エスケープするにも、 とにかく対自分に強くなければ。 自分の過去にうじうじしてるひとに、 もっと強くなれ!と喝を入れたくなった。

Posted byブクログ

2014/12/04

医療少年院や児童自立支援施設などの精神科医として加害少年たちに長年にわたり接してきた作者が少年たちの贖罪とはどのようなものであるのか記している。 重大事件を犯した少年たちはどこまで罪の意識を持っているのか、果たして彼らは更生して社会に戻ってきているのか、少しでも実情を知りうるので...

医療少年院や児童自立支援施設などの精神科医として加害少年たちに長年にわたり接してきた作者が少年たちの贖罪とはどのようなものであるのか記している。 重大事件を犯した少年たちはどこまで罪の意識を持っているのか、果たして彼らは更生して社会に戻ってきているのか、少しでも実情を知りうるのではないかと本書を読んだ。 結果としてはまあ予想どおり。 守秘義務がもちろんあるだろうから、事細かなことまでは描かれていない。 いくつかの事件をモデルケースとしてあげてはいるがこれも複数の事件や複数の少年を織り交ぜており背景なども変えている。 そのため実際の事件ではないことは断りが入れてあるのだが、どうしても実在の事件を連想させてしまうものがあった。 読み手のこちら側としては、あの少年やあの少女を頭に浮かべて読んでしまい返って混乱させるのではないかとこの手法に疑問を持った。 結果としてもやもやが残ってしまうことになった。 また、少年たちの贖罪となっていながらも全く関係のない章などもあり読みながら前後の関連性がつかめなかった。 ただ、少年たちが大罪になれば大罪になるほど罪の意識を常に背負っていること。 しかしながら罪の意識が残された被害者家族に対する謝罪の気持ちにはつながらないこと。 保護下にある更生期間だけでは社会や被害者が望む贖罪の気持ちを彼等に望むことは難しいこと。 などなど精神科の目線ならではの有益な情報も得られた。 作者はノンフィクション作家ではなくあくまでも医師である。 それも常に加害者側に立っていると自覚のある医師である。 いくら少年とは言え重大犯罪を犯した犯人を5年ほどの期間で社会に戻してしまう今の制度を非難する事は簡単だ。 しかし少年の可塑性を信じ少年たちを更生させようと尽力を惜しまない人達がいることを知ることも大切な事。 出所した彼らと連絡を取り見守る作者。 きっとこれは彼女の職務を超えているのではないか。 あくまでも一人の医師として、彼らを支えたい一人の人間としての行動だと思う。 頭が下がる思いである。

Posted byブクログ

2014/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者は犯罪を犯してしまった少年に精神的ケアをしたり更生をサポートする精神科医。 どんな事件でも加害者と被害者と一括りにはいえないほどそれぞれの事情が個別化されるものと思われますが、少年の場合大きな括りでは、やはり家族関係に原因を求められるケースが多いのだな、と感じます。 どんなに恵まれているようであっても、本人が精神的に孤立を感じたり親との断絶を感じてしまったりしていては救われないのだなと思いました。 何年拘束されるかと言うのも大人の5年と未成年の5年では本書にも書かれているように全く意味合いや人生における影響が違うのでしょう。 本書の中に、「成人に見られる罪の意識に押しつぶされての自殺は、未成年にはほとんど見られない」とあった。その理由として、「人は自らが到達した人格レベルでしか罪の意識を持てないからであろう」と著者は考えている。 このことは、犯罪を犯したどんな人にでも当てはまるだろうと思います。 どんな重大な犯罪を犯したとしてもその人がある程度の人格レベルを獲得していなければ、自分の犯罪を悔いたり、贖罪を行おうという意思はより深くなっては行かないものなのだろうと私も思いました。 著者は最後に憂いています。 「社会で必死に生きていこうとしている少年たちを食い物にする大人がなんと多いことだろう。そして彼らが再犯するのを面白がって待っている世間はなんと悪意に満ちている世界だろう」 こういう日本の社会が現実であるということ、少年の犯罪の抑止や更生はこのような悪意に満ちた今の日本に生きる大人みんなの責任だということを刻まなくてはと思いました。

Posted byブクログ

2014/04/03

犯した罪が許されるわけではないけれど、生育環境や障害など、マイナスを背負った少年たちの境遇をを考えると、ただ厳罰化すればいい、というのではないと、いろいろ考えさせられる。

Posted byブクログ