世界十五大哲学 の商品レビュー
ギリシャの哲学者から現代にいたるまでの哲学の歴史を、その時代時代に影響を与えた主要な15人を紹介されることを通じて解説をされています。個々の時代において、どのような考えがあったのか、その中で哲学者がどのように活動したのか。それが連綿とはいかずともつながり、後世に影響を与え、新たな...
ギリシャの哲学者から現代にいたるまでの哲学の歴史を、その時代時代に影響を与えた主要な15人を紹介されることを通じて解説をされています。個々の時代において、どのような考えがあったのか、その中で哲学者がどのように活動したのか。それが連綿とはいかずともつながり、後世に影響を与え、新たな哲学を生み出した流れを一つ把握することができます。過去から今に至るまでの哲学史の教科書といえるものだと思います。本書の主要な内容としては3つに分かれており、1は哲学の歴史を一通り解説されており、2は個々の哲学者15人についての解説、3は用語の解説となっています。偏った方向に行かないように慎重に丁寧に書かれていますので、安心して読み進めることができました。思想や哲学の場合に得にくかった「巨人の肩に立つ」を感じられる必読書だと思います。
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哲学初心者には難解な内容でしたが、哲学とは何かを考えるにはちょうどいい、容易には理解できないくらいの文章が楽しい
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著者がピックアップした哲学者の主張(解説)については、自分には難解すぎて付いていけなかったのが正直なところ。それぞれの用語を正しく理解しないと「●●の主張は~的…論」となった瞬間に思考が止まる。後半になるほどこの連続で、巻末に用語の説明があるものの、記載個所に立ち返ってその意味合...
著者がピックアップした哲学者の主張(解説)については、自分には難解すぎて付いていけなかったのが正直なところ。それぞれの用語を正しく理解しないと「●●の主張は~的…論」となった瞬間に思考が止まる。後半になるほどこの連続で、巻末に用語の説明があるものの、記載個所に立ち返ってその意味合いを咀嚼する気力もなく、果ては理解することをやめて斜め読みになってしまった。もう少し哲学をちゃんと勉強するともっと面白く読めるのだろうか。この点は真摯に本著に向き合わなかったため反省。 それぞれの哲学者がどういった社会情勢・時代背景のもとで自己の主張を展開したのかについての解説は、その哲学者の主張や思考の背景が垣間見れた点はとても良かった。
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昔の日経womanでオススメ書籍として掲載されていたもののひとつ。雑誌で出ているレベルの本なら読みやすいだろう、、と思って手を出しました。いや、とても難解。哲学というよりは、哲学史?歴史好きな人ならいけるかな?それぞれの哲学者の人生について書かれている部分については、デカルト、キ...
昔の日経womanでオススメ書籍として掲載されていたもののひとつ。雑誌で出ているレベルの本なら読みやすいだろう、、と思って手を出しました。いや、とても難解。哲学というよりは、哲学史?歴史好きな人ならいけるかな?それぞれの哲学者の人生について書かれている部分については、デカルト、キルケゴールなど波瀾万丈な人は面白い所もあった。しかし、分量も多いしなかなかハードです。
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【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】
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哲学の歴史、思想の流れの変遷を著者達のしっかりした視点を持って述べている点に入門書として第1級の風格を感じる。何度も読み返し、その度に新たな視点を得られる
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教科書のような記述なので、ノートを取りながらか、あるいは固有名詞を暗記するような作業好きには良いかも知れないが、個々に浅く、それこそ思想そのものの深掘りが無いために、ザ入門編。しかし、教科書的なので、読む人によっては恐らく、全く面白くない。雑学が欲しかったり、系譜を知りたかっり、...
教科書のような記述なので、ノートを取りながらか、あるいは固有名詞を暗記するような作業好きには良いかも知れないが、個々に浅く、それこそ思想そのものの深掘りが無いために、ザ入門編。しかし、教科書的なので、読む人によっては恐らく、全く面白くない。雑学が欲しかったり、系譜を知りたかっり、イデオロギーの発案者や単語の意味を知りたい人には良いのでは。自らの思索を深めたり、本と対話をしたり、物語りに想像を巡らすような欲求は満たしてくれない。
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読みやすい本。表現がわかりやすく、しかしその哲学者の思想核心にはちゃんと触れている。 しかし中には「おや?」と思う哲学者も混じっている。 それとこれを書いた学者さんがマルクス主義者のためか、観念論を唯物論より劣った思想とする主張が文章に滲み出ているので、その辺を割り引く必要があ...
読みやすい本。表現がわかりやすく、しかしその哲学者の思想核心にはちゃんと触れている。 しかし中には「おや?」と思う哲学者も混じっている。 それとこれを書いた学者さんがマルクス主義者のためか、観念論を唯物論より劣った思想とする主張が文章に滲み出ているので、その辺を割り引く必要がある。 あと関係ないが、佐藤優って人が何かにつけて用いる「ビジネスに効く」の売り出し文句に見え透いたマーケティング臭を感じて不快になる。 哲学ってビジネス以前に目的とする何かがあるべきなんじゃないですか。
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著名な15人の哲学者たちを解説した本ですが、哲学とは何かという導入部分がとても面白いです。哲学とはひとつの学問分野であり哲学史を学ぶことは確かに重要ですが、なによりもそれを学ぶ私たちの哲学的姿勢の重要さを教えてくれます。個人的に、哲学への認識が改まった著作です(読み途中)
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