その手をにぎりたい の商品レビュー
鮨職人に恋をしたOLのバブルの10年。 作者はほとんど同年代なのでバブル未経験。 実際のバブル世代が読んだら違和感を感じるのかもしれない。 「ランチのアッコちゃん」より作者の成長が見られると(偉そうに)思った。 恋した職人との関わりはカウンターを隔てたものだったけど、どこかエロ...
鮨職人に恋をしたOLのバブルの10年。 作者はほとんど同年代なのでバブル未経験。 実際のバブル世代が読んだら違和感を感じるのかもしれない。 「ランチのアッコちゃん」より作者の成長が見られると(偉そうに)思った。 恋した職人との関わりはカウンターを隔てたものだったけど、どこかエロティック。 もっと手にスポットを当ててそっちに寄せても良かったかも。 好きという気持ちをお互いに持っていたのに交わらない関係って切ない。 鮨の描写はすごく惹かれるものではなかったけど、 職人さんに握ってもらうお寿司屋に行きたくなった。
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バブルの頃 OLの気持ち 仕事と恋愛と 美味しいお寿司 向かい合って 見つめあって 想いあうけど 相対する壁がある 隣に並んで 手を繋いで 同じ方向を向く だけど平行で交わらない
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東京タワーの表紙が気になって図書館で予約。やっと読めました。内容しらず読み始めたので甘々の恋愛ものかと思ったら鮨の話!しかもバブル。バブル世代を経験した事ないけど楽しく読めた。お寿司食べたくなる。けど、最後まで青子好きになれなかった。
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組み合わせがいいですね。お鮨と恋愛とバブルと。予想以上にはまったネタです。お互いに惹かれながらも。。。その潔さがとても切ないです。
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バブルを生きた、女子の話。 ただやっぱり、バブルをバブルと知っている人が書いているので、どこか冷めている印象をうけたかな。
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これは恋愛作品として読むのではなく、バブルの時代に寿司屋のカウンター越しに繰り広げられたであろうOLの成長記録作品、が正しいような気がする。 柚木作品には食べ物がとにかく多く出てくるのね。「ランチのアッコちゃん」は食そのものが題材だし、「伊藤くんA to E」ではデパ地下のケー...
これは恋愛作品として読むのではなく、バブルの時代に寿司屋のカウンター越しに繰り広げられたであろうOLの成長記録作品、が正しいような気がする。 柚木作品には食べ物がとにかく多く出てくるのね。「ランチのアッコちゃん」は食そのものが題材だし、「伊藤くんA to E」ではデパ地下のケーキ店がキーになっている。食べ物好きだから、食の描写も気になるし、好みだ。
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柚木さんはバブルを知らない世代のはずなのに、過ぎ去ったあの時代を上手に描いている。もっとも僕自身もバブルの頃は、京都で貧乏学生をやっていたから、こういう話には無縁なのだが、きっとこんな感じだったのだろうなあという説得力がある。自分の稼いだお金で銀座のすし店に通い詰める女性のお話だ...
柚木さんはバブルを知らない世代のはずなのに、過ぎ去ったあの時代を上手に描いている。もっとも僕自身もバブルの頃は、京都で貧乏学生をやっていたから、こういう話には無縁なのだが、きっとこんな感じだったのだろうなあという説得力がある。自分の稼いだお金で銀座のすし店に通い詰める女性のお話だが、男性に対して真逆のポジションにあり、はじめは受けつけなかった水商売の女性と、親友になっていく過程は、柚木さんのいつものパターン。だけど現実にはなかなかこういうことってないんだろうなぁ。
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結構、骨太!、、血肉をたぎらせ駆け抜ける昭和の成り上がりストーリー!?。バブルの頃の形容詞・固有名詞が懐かしい。高級鮨店で時間を食し、時代と東京と繋がる…そんな各章が絡み合い、波乱ながらも確実に時は経過していく。少しの切なさを残しながらの始まりと終わりには、しっかりと書題名が浮か...
結構、骨太!、、血肉をたぎらせ駆け抜ける昭和の成り上がりストーリー!?。バブルの頃の形容詞・固有名詞が懐かしい。高級鮨店で時間を食し、時代と東京と繋がる…そんな各章が絡み合い、波乱ながらも確実に時は経過していく。少しの切なさを残しながらの始まりと終わりには、しっかりと書題名が浮かんでくる作品。
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なんにも知らないOLだった主人公が、ある寿司職人との出会いを機に、変わっていく物語。柚木さんの食べ物の描写はほんとうにすごい。ランチのアッコちゃんでもそうだったが、とにかく美味しそうで秀逸。 バブル時代の街と人の変化がまた切ない余韻を残してくれる。ほんとうに握って欲しかったのはず...
なんにも知らないOLだった主人公が、ある寿司職人との出会いを機に、変わっていく物語。柚木さんの食べ物の描写はほんとうにすごい。ランチのアッコちゃんでもそうだったが、とにかく美味しそうで秀逸。 バブル時代の街と人の変化がまた切ない余韻を残してくれる。ほんとうに握って欲しかったのはずっと手だったのかもしれない
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1980年代、バブル真っ盛り。 OL・青子は、銀座の高級寿司店「すし静」で、寿司職人・一ノ瀬とその味に惚れ込み、自分で稼いだお金で常連になりたいと、不動産業界に就職、がむしゃらに働き出す。 青子の痛々しいほどの働き方、それでもお金を得られ、一回5万円はかかるという高級寿司店に行け...
1980年代、バブル真っ盛り。 OL・青子は、銀座の高級寿司店「すし静」で、寿司職人・一ノ瀬とその味に惚れ込み、自分で稼いだお金で常連になりたいと、不動産業界に就職、がむしゃらに働き出す。 青子の痛々しいほどの働き方、それでもお金を得られ、一回5万円はかかるという高級寿司店に行ける時代は良かったと思う。 ストーリー的にはあまり面白くなかったが、無性にお寿司が食べたくなった。 それと常連という地位、自分の居場所を見つけられたのは羨ましい。 (図書館)
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