乙女の読書道 の商品レビュー
声優・歌手・エッセイストの池澤春菜さんの、雑誌のコラムに掲載されていた読書感想的なエッセイ本。 池澤さんの独特な世界観による、本や登場人物の表現と、難読熟語の多用+ルビが振ってない(←!)読みにくさで、途中でギブアップしました…。 これは読み手を選ぶ本です…。 池澤さんのファン...
声優・歌手・エッセイストの池澤春菜さんの、雑誌のコラムに掲載されていた読書感想的なエッセイ本。 池澤さんの独特な世界観による、本や登場人物の表現と、難読熟語の多用+ルビが振ってない(←!)読みにくさで、途中でギブアップしました…。 これは読み手を選ぶ本です…。 池澤さんのファンの人なら読むんかな…。
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ちょいちょい本の世界で目にする池澤春菜… 本当に池澤夏樹の娘で福永武彦の孫娘なんだな… 本の虫のエリートなんだな…
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読書案内。最初はなんだかおとなしめだなと感じたが、後半へ進むにつれてそうでもないと思い直した。本作に更なるSF愛と熱量を加えたのが次作なんだろう。たしかに傾向は偏っているが、シンプルに面白いから読むという気持ちが伝わってくるから好き。父娘対談も日頃の関係性が滲んでいてホッとした。...
読書案内。最初はなんだかおとなしめだなと感じたが、後半へ進むにつれてそうでもないと思い直した。本作に更なるSF愛と熱量を加えたのが次作なんだろう。たしかに傾向は偏っているが、シンプルに面白いから読むという気持ちが伝わってくるから好き。父娘対談も日頃の関係性が滲んでいてホッとした。それにしても、iPadで過ごす一週間は辛そう。電子書籍リーダーはねぇ。紙の本と比べるとどうしても……。
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乙女と銘打っておきながら「SF」メインの読書道! もちろん他のジャンルもあるのですが、メインは「SF」。 作者の池澤春菜さんは本業は声優さんですが、ホントに沢山の本を読んでいるんだな〜と尊敬しました。 だって、台本読んだり関連資料読んだりは数に入れずにこの読書量!!感服です! ...
乙女と銘打っておきながら「SF」メインの読書道! もちろん他のジャンルもあるのですが、メインは「SF」。 作者の池澤春菜さんは本業は声優さんですが、ホントに沢山の本を読んでいるんだな〜と尊敬しました。 だって、台本読んだり関連資料読んだりは数に入れずにこの読書量!!感服です! さらに解説が面白くて楽しい!全部読んでみたい!と思わせてくれるんです。なんだか学校の教室や部室で話しているような感覚なのに、的確にまとめてあってわかりやすいのが最大の魅力かも。無難にあらすじ解説するよりも、自分の好きなとこはここ!と、表現してくれるのが伝わりやすいですよね。 そうか、さすがは表現者ということか…。 で、紹介している本で気になったものは、ジーヴスシリーズ。これ、何度も出てくるんです(笑)。 ジーヴスシリーズは以前、上皇后の美智子様が話題にされたことで、本屋にも特設コーナーが作られている英国産のユーモア小説です。実は名前だけ知っていたけど読んだことがなかったので、今度チャレンジしてみようと思います。 その他、親子対談というか作家・池澤夏樹さんとの対談も面白いです。なんというか距離感が。素敵でした。 本好きにはおすすめです! 表紙の乙女感はどこへやら!中身は骨太読書狂の紹介文ですので!
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単著による書評集って、概してジャンルを広げようとするものだと思うけど、逆にこうやって、特定の分野に偏るのも悪くない。要は本当に好きなものだけを選んだら、こうなっちゃいましたってことだし、無理してオススメされるより、よほど信頼も置ける。ただ難しいのは、扱われている分野が自分の好みと...
単著による書評集って、概してジャンルを広げようとするものだと思うけど、逆にこうやって、特定の分野に偏るのも悪くない。要は本当に好きなものだけを選んだら、こうなっちゃいましたってことだし、無理してオススメされるより、よほど信頼も置ける。ただ難しいのは、扱われている分野が自分の好みと離れる場合。本書では、SFメインでたまにファンタジーって感じだけど、いかんせんSFが苦手と来てるもので、あまり食指を刺激される作品には出会えなかった。残念。でも書評としては惹かれる部分も多く、ジャンルが違えば印象も変わっただろうな、ってところ。
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借りたもの。 SF・ファンタジーを偏愛する、活字中毒な声優さんによる書評。 どれも愛が溢れていて、野村美月『”文学少女”シリーズ』( https://booklog.jp/item/1/4757728069 ほか )の天野 遠子を思い出したり…… どの評も的を得ていて、かつ、キラ...
借りたもの。 SF・ファンタジーを偏愛する、活字中毒な声優さんによる書評。 どれも愛が溢れていて、野村美月『”文学少女”シリーズ』( https://booklog.jp/item/1/4757728069 ほか )の天野 遠子を思い出したり…… どの評も的を得ていて、かつ、キラキラした思いにあふれていた。 早川書房、河出書房、国書刊行会、創元社……外せない出版社ばかり。 私はハードSFの方が好きなんだが、ガジェットSFも面白いことを再認識したり、最近のファンタジー小説の傾向を垣間見れたりと、読んでいてワクワクさせられた。 ハーレクイン小説は……著者の文章からも私はしばらく読まないだろうな…… 最近、小説系を読んでいなかったので、紹介されている本のほとんどを、私は読んだことがなかったが、「うんうん、わかる~!」と相づちを入れたくなる、女子トークをしている気分になった。 こういう本を読むと、読みたい本が増えてしまって、困るw 興味深かったのは、読書狂による電子書籍との邂逅。 やっぱり初めて端末で読むと抵抗あったかな…としみじみ。 この本が出版された頃は、電子書籍がようやく軌道に乗ってきた頃であろうし、(今も)端末やアプリによって様々だから、すんなりいかないと再認識。 お父様との対談も収録。 池澤夏樹氏だったのね……
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本が好きで堪らない熱意が伝わってくるよいガイドブック(?)。オススメにファンタジー、ヴィクトリアン色が強いかな?でも他のオススメ本も面白そうだ。とりあえずオススメの中から積読を手にしてみるかって気にさせられた(笑
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子供の頃は年間1000冊、大人になってからも年間300冊~500冊。自他ともに認める重度の活字中毒の声優・池澤春菜さんの書評エッセイ。 まず本そのものが可愛らしい。 女性の手のサイズくらいの大きさのソフトカバー。 片手だけで楽々持ち広げて読める重さ。 表紙の壁一面の本。(本好き...
子供の頃は年間1000冊、大人になってからも年間300冊~500冊。自他ともに認める重度の活字中毒の声優・池澤春菜さんの書評エッセイ。 まず本そのものが可愛らしい。 女性の手のサイズくらいの大きさのソフトカバー。 片手だけで楽々持ち広げて読める重さ。 表紙の壁一面の本。(本好きなら思わず書名を確認したくなるだろう!) そこにキュートな笑顔で本を広げて佇む美女。 その美女がすすめる本は殆どSF 、ファンタジー界隈のもの。 読んだことがある本は一冊もなかった。 普段だったら絶対スルーしていると思う。 でも、彼女の文章読んでると読みたくなるんです。 親しみやすさの中にも知性が垣間見えてううむ、と唸りました。食べ物関連の比喩が多い。食いしん坊さんと見た(笑) 合間合間に挟まれる‘18年前のエッセイ’は本編の本エッセイと比べるとピチピチ跳ねている感じです。好きな本の傾向は一緒でも、使う言葉が違っていて長い歳月を感じる。 「紙の本禁止してipadと一週間過ごす」日記風コラムと著名な父と祖父と‘書くこと’についてのエッセイ、お父様の池澤夏樹さんとの対談もあります。
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いやぁ!もう楽しかった! 実際には昨日一日で読み終わっていたのです。 じゃあ何しててレビューが遅れたのか。 読書管理ソフトに、本書に登場した本を 全部登録しておりました。 既読の本は、ちょっぴりしかなかったです。 でもそれでいい。 目次に出てる本だけざっと登録じゃありません。...
いやぁ!もう楽しかった! 実際には昨日一日で読み終わっていたのです。 じゃあ何しててレビューが遅れたのか。 読書管理ソフトに、本書に登場した本を 全部登録しておりました。 既読の本は、ちょっぴりしかなかったです。 でもそれでいい。 目次に出てる本だけざっと登録じゃありません。 通し読みして、その後は文中に出てくる本を全部! インタヴューの部分以外読み直して登録しました。 それこそ、綺麗な石でも丹念に拾うように。 ああ、これであの本なんだっけってならない! この安心感!いつでも読めるわ! 私たちはそれぞれに、読書の好みを持っていて 同じような好みのものは放っておいても読みます。 じゃあ、書評の本ってなんで読むのか。 それは、この世にある本の中で、自分が知らない だけで、ものすごく面白い本が、まだあるんじゃ? って…期待してるからです。 池澤さんは、SFやファンタジー、純文学や 時代劇と、守備範囲も広そうですが、それでも 自分のテリトリーは、翻訳もののSF・ファンタジー。 とざっくり定めておいでのよう。 偏っているとおっしゃる向きもあるかもしれません。 でも私は、その偏りが好ましかった。 本当に面白かったものを、素直に、これが大好き! と語るほど、説得力のあるおすすめ法はありません。 その中に、ちろりとでも、私も好きな本が入ってると そうそう!これ良かったよね!って思うし、 まるっきり知らない本だと、ふむふむ、あなたが そう言うなら読もう!って思うし。 こっそり気になってた本だと、あ、やっぱ?って。 そうなのよー、やっぱそれ面白かった?みたいな。 とにかく私が選ばなそうな本も好きそうなのも 全部データを取ったのは、ふと、なんか読みたい けど…なんかいつもの感じは飽きたなあ…。 んー…好きな人に、新しいのこんなのあったって わくわく言えるようなのないかしら…って時。 あ、じゃあ池澤さんのリストから何か読もうかな! って、大当たりが一冊でも引けたら、そこから 自力で新しい好みの世界へダイブ出来るからです。 もしもこの本に紹介されてる本が、一冊も好みに 合わなくても、私はこの本に星5をつけるでしょう。 それは、この本の熱気と、本当に本好きの ねえ!って話したくなる彼女の語り口が大好きに なったから。楽しくて、面白かった。 選書されている作品群が、好みに合うか合わないかは、 私の、そして次に手に取るあなたの問題。 合わなかったからって、悪いわけでもないし。 何年後かには、大感動!しちゃう一冊が当たるかも しれない。読書人としての人生って長いですから。 最初は、演技の丁寧な声優さんとして、彼女を 認知していました。 彼女のお茶の本を(最新刊です。) 買ったので他の本も読もうと手にしました。 へぇ…読書、好きなのかな?くらいで、ね。 で…この本を読んで彼女のおうちが、文学に 縁の深いお家であることを知りました。 ですけれど…今の私の、春菜さんへの認識は 全く違います。 上に挙げた事はどれも、事実です。 でも、彼女は私の中で『読み巧者の本好き♪』 つまり、あなたや私の、同類。 めっちゃ本読むの好き!な池澤さん。 ってなりました。 肩書も、人気者であることも、著名な文学者を 家族に持っていることも、解っていますけど 読めば読むほど、そんなのは吹っ飛んで…。 ひとりの本好きの、素直でいい笑顔の、女性が 浮かび上がってきます。 楽しい読書の時間をありがとう。 いろんな才能が花開いて、またどこかで 私と彼女の読者としての道が、 こんな形で交差しますように。 さあ、おすすめの中から、何を読もうかな?
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見事にSF並んだ! 知らない話ばかりだー(@ ̄ρ ̄@) 残念だけど、多分読めないだろうなーσ^_^; でも「哲学者とオオカミ」は読みたい。
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