呪われ屋 の商品レビュー

砂浦俊一(著者)

2022/09/28

持衰とは、
主の災いを身代わりに引き受ける職能。

呪いを自分で受けて、呪いをかけられた人を救う仕事やねんな。

ここでは、それを呪われ屋って呼んでる。
しかし、そういう血筋とはいえ、人が呪われてんのを肩代わりするとか、しんどい職業やな。

事件発生！
成金さんの娘に、呪いがかけられ…更に父親も…
そこには、呪殺屋の影が…姉さんを廃人に追い込んだヤツ。
コイツ、日本をどうするつもりや！
というぐらい後半は、話が壮大になっていく！
もう少し、コンパクトに依頼人の呪いを滅するでええ気もする。

お姉ちゃんの仇も取れてないって事は、次もある？

2022/01/07

シリーズ化が前提のようなのに、シリーズものの第一作としてはどうにも評価にも困る感じ。例えば、全五部作の三作目当たりなら適当な気がする。いきなりラスボス的な存在が相手なので、主人公のすごさが伝わらず、当然ラスボスのすごさも感じられない。どうしても一作目からラスボスと闘いたいなら、冒頭のところで主人公の能力が伝わるプチエピソードをきちんと描きこまなきゃダメだろうと思う。

2019/12/18

初めましての作家さん。
呪者や祓い屋の話はたくさんあれど、呪われる事を
生業としてるなんて初めてでしょ～
と思ったら、正確には持衰(ｼﾞｻｲ)という古代日本の職能で、
簡単に言うと、人柱とか、生きた魔除けのことらしい。
津神建設の社長令嬢、鏡子が司の元を訪れ、姉の呪いを
解いてほしいと依頼するが、社長の一虎も呪われていた。
各地で起こる集団自殺。この呪いには隠された真相が・・・
いやぁ～所々、くどいと思う場面も多々ありましたが
面白かったです♪

2017/04/06

依頼者にかけられた呪いを自分の身に引き受ける能力を持つ呪われ屋の話。だんだんと大きな話になっていくのは意外だったけど、なかなか面白かった。「呪い」というおどろしい話の中で、呪われ屋の司と生き人形のミザリーとの掛け合いは楽しく、この話にミザリーの存在は大きいな。

2014/11/07

うーん・・・。
こう、おわりがけの呪いが壮大すぎたのと
なんとなく・・・好きではなくてですねｗｗ
続きが読みたいとは思わなかったなあ・・・。

2014/04/08

ありとあらゆる呪いを自らの身に引き受ける「呪われ屋」が活躍するホラーミステリ。キャラクターが魅力的。毒舌を吐く呪いの生き人形、いいなあ（笑）。呪いについての知識も読みどころ。
呪いの依頼人とその目的を突き止める過程はミステリ。そして集団自殺を巡る呪いの意図はなんとも恐ろしいホラー。ぐいぐいと読ませられる展開でした。そして呪われ屋と呪殺屋の対決は、まだ続くのかしら。気になります。