人間と動物の病気を一緒にみる の商品レビュー
☆恐竜にもガンがあるという。薬の動物実験があるくらいだから、ヒトも動物の発症は一緒なんだろうな。 ☆自傷行為は過剰グルーミングであるという。リストカットする女性は、リストカットすると、気持ちがすっきりして落ち着くという。 ☆動物にも、摂食障害があるという。摂食障害は遺伝、家族の力...
☆恐竜にもガンがあるという。薬の動物実験があるくらいだから、ヒトも動物の発症は一緒なんだろうな。 ☆自傷行為は過剰グルーミングであるという。リストカットする女性は、リストカットすると、気持ちがすっきりして落ち着くという。 ☆動物にも、摂食障害があるという。摂食障害は遺伝、家族の力関係と言われているが、ストレスだろうという。
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16.2.29 11.25 ON AIR Barbara Natterson-Horowitz バーバラ・ナターソン=ホロウィッツ What veterinarians know that physicians don't 「...
16.2.29 11.25 ON AIR Barbara Natterson-Horowitz バーバラ・ナターソン=ホロウィッツ What veterinarians know that physicians don't 「動物の医者が知っていて 人間の医者が知らないこと」 PICK UP One of the best ways we can take care of the human patient is by paying close attention to how all the other patients on the planet live, grow, get sick, and heal. 人間に対して優れた医療を提供するための秘けつは、地球上のすべての生き物をよく見ること。どのように生き、成長し、病気になり、回復するかを。 SPEAKER バーバラ・ナターソン=ホロウィッツ 医師 82年、ハーバード大学卒業。83年、ハーバード大学大学院卒業。87年、カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部卒業。94年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医療センターの循環器内科医に就任。以来、同校医学部および生態・進化生物学部の教授をつとめる。05年以降、ロサンゼルス動物園で動物たちの診療・治療にあたる。人間と動物の病気を統一的に考える 「Zoobiquity(汎動物学)」という新しい概念を提唱。11年、医師と獣医師たちの学術交流を目的としたZoobiquity Conference(汎動物学学会)を創立。著書に『人間と動物の病気を一緒にみる : 医療を変える汎動物学の発想』がある。
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動物と人間がかかる病気の共通点について書かれた一冊。しっかりとした内容だがユーモアもあって読みやすい。 あらゆる「病」が祖先から受け継がれてきた、という当たり前ではあるがなかなか認識しづらい事実が、数多い実例を交えて説明されている。 動物たちも失神するし、肥満にもなるし拒食症...
動物と人間がかかる病気の共通点について書かれた一冊。しっかりとした内容だがユーモアもあって読みやすい。 あらゆる「病」が祖先から受け継がれてきた、という当たり前ではあるがなかなか認識しづらい事実が、数多い実例を交えて説明されている。 動物たちも失神するし、肥満にもなるし拒食症にもなる。著者は人間の医者なので主に動物のことばかり考えているわけではないのでローレンツ直系みたいな内容ではないが、その辺りはなかなか面白く感じた。 「なぜ失神する(という機能)があらゆる生物に存在し、淘汰されずに残されてきたのか」という疑問は「人はなぜ失神するのか」という問いかけと同様であり、これら機能の説明がされていく過程は興味深い。 今年読んだ本の中でも圧倒的におもしろかった。
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著者は(人間の)心臓専門医師。動物の治療に関わったのをきっかけに、人間と動物が同じ病気にかかることを改めて認識し、人間の医師と獣医師はもっと協力ができるのではないかと考える。動物への治療テクニックを人間に、人間の治療テクニックを動物に使えるのではないか。その発想は「汎動物学」の提...
著者は(人間の)心臓専門医師。動物の治療に関わったのをきっかけに、人間と動物が同じ病気にかかることを改めて認識し、人間の医師と獣医師はもっと協力ができるのではないかと考える。動物への治療テクニックを人間に、人間の治療テクニックを動物に使えるのではないか。その発想は「汎動物学」の提唱に結びつく・・・ということで、これは面白そうだと勢い込んで読んだのだが、いまいちだった。本書の大部分が、人間と動物の共通点、たとえばがん、薬物の依存症、肥満、自傷・・・の例示に割かれていて、まあ興味深いといえば興味深いのだけれど、あまり意外性はなくて途中で飽きた。同じ動物だから当たり前では? うちの犬も太ってたし。 「汎動物学」の成果らしきものは殆ど出てこない。これからということなんだろうか?
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著者の1人、バーバラ・N・ホロウィッツは心臓専門医である。 医師として、もっぱら「ヒト」の治療に当たってきたわけだが、霊長類の治療を依頼されたのをきっかけに、人間と動物の病気の共通点に気づくようになる。 がん。依存症。自傷行為。失神。肥満。拒食。不妊。思春期のさまざまな問題。 こ...
著者の1人、バーバラ・N・ホロウィッツは心臓専門医である。 医師として、もっぱら「ヒト」の治療に当たってきたわけだが、霊長類の治療を依頼されたのをきっかけに、人間と動物の病気の共通点に気づくようになる。 がん。依存症。自傷行為。失神。肥満。拒食。不妊。思春期のさまざまな問題。 こうしたものの症状はときに非常に似ている。 だが、医学と獣医学の交流はさほど盛んではなく、獣医師が当たり前に知っていることを医師が知らない例も多い。 ヒトと動物の病気を一緒にみる、汎動物学(ズービキティ(Zoobiquity = Zoo(動物)+ ubique(遍在)))の視点を取り入れたとき、より広い大きな流れが見えてくるのではないか。本書はそのエキサイティングな見方を紹介する1冊である。 汎動物学では、医学や獣医学に加えて、進化医学の考え方も取り入れる。 ヒトを1つの種として考えたとき、疾患がどうして生じてきたのか、その背景には進化上の必要性が絡んでいることがある。失神や恐怖による心臓発作は、元々は捕食者と対峙した際に「死んだふり」をすることで、「戦う」でも「逃げる」でもなく、敵をやり過ごす1つの手段だったという説がある。 自傷行為は「過剰グルーミング」の形と見る見方がある。グルーミング(毛づくろい)は快感をもたらす行為で社会的コミュニケーションの役割も果たすが、これが行き過ぎたものだというものだ。 背景が推測できれば、対処を考えることも可能であるし、動物で適用される治療がヒトに当てはまる場合もあるかもしれない。 また、動物とヒトの疾患を比較することで、違いは何か、同じ点は何かを検討することも可能である。 腫瘍の分野ではすでに研究がある程度進んでいるという。イヌとヒトの癌は非常によく似ている。イヌには癌になりにくい犬種があるが、その要因が何かがわかればヒトでの予防や治療に役立つかもしれない。乳牛は乳癌にかかりにくいこともよく知られており、その要因が何かも興味がもたれるところだ。 心の病に関しても、社会的生活を営む動物とヒトとの(特に思春期の)比較から、さまざまな示唆が得られている。 全般に、目が見開かれるような、斬新な視点やおもしろい事例が多い。 一方で、十分な証明・解析がなされているわけではなく、まだまだ新しい学問なのだなと感じさせる。 それだけこの分野には可能性があるということなのだろう。 現代のヒトの疾患を特別視するのではなく、歴史の流れや、他の動物種との類似・相違を探ることで、見えてくるものは多そうだ。
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人間と動物は、広義の意味で同じ動物であり、人間のために使用する医薬品の実験やワクチンの生産などには、一部動物も使用されている。にもかかわらず、これまで獣医と人間を相手にする医師との交流はあまり行われてこず、動物と人間の病気に関する研究は進んでいなかった。 そのため、獣医学的には...
人間と動物は、広義の意味で同じ動物であり、人間のために使用する医薬品の実験やワクチンの生産などには、一部動物も使用されている。にもかかわらず、これまで獣医と人間を相手にする医師との交流はあまり行われてこず、動物と人間の病気に関する研究は進んでいなかった。 そのため、獣医学的には初歩的な問題であっても、人間の医学では新発見とみなされるようなことであったり、逆に人間の医学の知識を使えば当たり前のことが、獣医にはわからないという状態が発生していることがわかってきた。 そこで、獣医と医師が交流し、広義の動物としての生態を研究する分野が形成されようとしている。 本書は、その汎動物学(ズービキティ)を紹介する入門書。 改めて本書の目次をみてみると、以下のようになっている。 第1章:医学の境界を越える出会い 第2章:なぜ気絶するのか 第3章:ジュラ紀のがん 第4章:動物のセックスに学ぶ 第5章:中毒や依存症から抜け出す 第6章:死ぬほどこわい 第7章:デブの惑星 第8章:なぜ自分を傷つけるのか 第9章:過食と拒食 第10章:性感染症の知られざる力 第11章:おとなになるのは大変 第12章:汎動物学 つまり、動物と人間との世界は、生物の機能としてだけではなく、精神分野や成人病研究まで、医学的分野の多くの部分で重なるものが非常に多いことがわかってきた。 本書は、それらの内容を、具体的事例を挙げて、研究者ではない一般読者にわかりやすい形で示してくれる。 そして、動物と人間の共生の意味を、改めて考えさせてくれるものとなっている。 さらに、身近に動物と暮らす読者には、動物との関係を支配従属的なものではなく同じ動物仲間として考える、そんなヒントにもなるような気がする。
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人と動物は同じ生き物。人の薬の開発は動物の犠牲の上に成り立ってきた。そんなことはもはや当たり前で改めて意識しない。 BSE、インフルエンザ、MERSなど動物も人もかかる感染症が新しい脅威として再認識されている今日この頃。 医師と獣医師がもっとコミュニケーションとればもっと世界は良...
人と動物は同じ生き物。人の薬の開発は動物の犠牲の上に成り立ってきた。そんなことはもはや当たり前で改めて意識しない。 BSE、インフルエンザ、MERSなど動物も人もかかる感染症が新しい脅威として再認識されている今日この頃。 医師と獣医師がもっとコミュニケーションとればもっと世界は良くなるんじゃね?という話が分かりやすくまとめられている。
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この本の何が良いのかというと動物と人間を同じ視点で見ることで、生についての物の見方が広がることなんだと思う。 動物のセックスに学ぶの章では、びっくりな事(動物種によってはふつう)も書かれているが、人間との共通点からの対比は、なかなか示唆に富んでいて、化学満載で高額な避妊治療の反論...
この本の何が良いのかというと動物と人間を同じ視点で見ることで、生についての物の見方が広がることなんだと思う。 動物のセックスに学ぶの章では、びっくりな事(動物種によってはふつう)も書かれているが、人間との共通点からの対比は、なかなか示唆に富んでいて、化学満載で高額な避妊治療の反論として役に立つのではないかと思った。中毒や依存症といったものが動物の世界にもあることや、肥満についての動物の世界でも環境に依存することや、自傷行為がグルーミングの延長、動物の世界では他と違っているといじめを受けやすくなる等、新しい視点や振り返ってみて思い当たる節みたいなものが沢山ある。 非常に多くの文献を参照して紡いであるようで、少ない時間で大量の知識を得た気分になれるのも、本書の良いところなのかもしれない。 読んでいて、非常に読みやすいので、「わかった気になる」というのが大部分ではあるが、ほんとにそうなのか?と問い直して、深堀りするような人がこのエリアを更に充実させていってくれるのだろう。
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これはいい。 僕もかつて10日間だけ、フロリダのドルフィンリサーチセンターでイルカのことについて学んだ体験からもそう思う。これはドルフィン・アシステッド・セラピーのためであったが。 学生というより、医師6年目くらいで知識的なプラトーに達したところで獣医学を学ぶと自分の科目の病...
これはいい。 僕もかつて10日間だけ、フロリダのドルフィンリサーチセンターでイルカのことについて学んだ体験からもそう思う。これはドルフィン・アシステッド・セラピーのためであったが。 学生というより、医師6年目くらいで知識的なプラトーに達したところで獣医学を学ぶと自分の科目の病気についてマクロな視点がとりいれられる。 (僕はその辺りの時期で、知識ではなく知識のデリバリーの仕方、コミュニケーションの在り方を学ぶことを提唱しているのだけれど) 最先端の研究ではもう当たり前の話ではあるけれど、今後、ミクロの方向ではなく、マクロな研究(ゴルゴサウルスにも脳腫瘍があった!?)が広がるとまだまだ医学は発展の余地が大きい。というより、何も分かってないに等しい。 知れば知るほど、地図のない莫大な荒野が、かつての暗黒大陸が、目の前に広がっている。今後の50年で飛躍的に伸びる産業であることは間違いないと思う。
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「人間と動物の病気を一緒にみる」 医療を変える汎動物学の発想。 ヒトの医者と動物の医者は野外で、実験室で、診察室で、手を取り合っていくべきだろう。そうすることで、ヒトの治療に関して新しい知見が得られ、医療は進化していくだろう。 うんうん。私もそう思う。ウイルスは抗体を常に...
「人間と動物の病気を一緒にみる」 医療を変える汎動物学の発想。 ヒトの医者と動物の医者は野外で、実験室で、診察室で、手を取り合っていくべきだろう。そうすることで、ヒトの治療に関して新しい知見が得られ、医療は進化していくだろう。 うんうん。私もそう思う。ウイルスは抗体を常に先取りするように進化し、何万人に1人と言う病気も存在する。糖尿病だって完治が100%ではないし、他の病を併発する可能性もある。病は大敵だ。 その病と闘う上で動物は、パートナーになってくれる。日常生活の中でペット(家族)として既にかけがえのない存在の彼らは、病の研究にも力を貸してくれる存在となる、こんな言い方は人間本位かも知れないけど。 汎動物学は、アメリカでは既にかなり進んでいるようで、これから大きな発見があるかも知れないし、実はもうあるのかも知れない。自傷行為、性欲、過食をキーとして動物とヒトを見ると、垣根は消え、病の見方が変わる。あー、汎動物学、面白そう。 ここでふと思った、日本での汎動物学はどこまで進んでいるのだろう、と。IPS細胞に続くSTAP細胞の発見と日本の研究は相変わらずとても素晴らしいから、汎動物学もアメリカに負けずに進んでいるのだろうと思っているんだけど。
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