だいたい四国八十八ヶ所 の商品レビュー
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四国八十八ヶ所巡りというのは、八十八のお寺を巡る。 移動は、車、自転車、観光バスツアーなどがあるが、筆者が選んだのは徒歩。 8回に分け全64日間で、四国を一周する。 筆者は、信仰的な巡礼ではなく、 スタンプラリーを回るように、「歩いて全部を周り四国を一周したい!」という気持ちで回ったのだ。 四国で八十八ヶ所巡りをしていると、人との出会いは一期一会。 そして、年配の人、若い人、外国人などさまざまな人が巡る。 中には、野宿をする人がいたり、歩いて巡るが車での付き添いがあったり。 この本の著者は、八十八ヶ所での出来事や、歩きながら考えたことなどをこの本で綴っている。 途中、海で泳いだり、2日間歩くのを休みジャングル風呂に行ったり。 雨の日はホテルでのんびりしたり、四万十川をカヌーで下ったりして、ゆるく四国を楽しんでいる。 白衣は着ず、杖も使わず、菅笠のみをかぶって歩いていく。 時間とお金があれば、無心になって歩いてみるのもいいかもしれない。 行く前に、この本をペラペラと読めば、少しは準備をして望めるはず!
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「だいたい」なんていい加減な、と思ったのですが、回るお寺を端折ったとかそういった事ではなく、何事にも縛られない、ただいろいろ見て回りたい、という思いからつけたものらしい。信仰があるわけでなく、本人自身が「偽遍路」という思いを持ちながら、それでも「区切り打ち」で64日間かけて、全行程1200kmを歩き通すのは立派。八十八か所は私もいつか回ってみたい。そんな贅沢(時間的に)できるのは、まだまだ先の事ではありますが。
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地元、気になるお遍路さんの旅行記ということもあり、個人的にはとても面白かった。 ただ、それ以上に作者の文章や考え方が自分好みで終始楽しく読ませてもらった。 「意味を考える前に計画を立て、結論が出る前に出発してしまう。これが大切である」 「やりたいことは面倒臭い」
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知ってるお寺とかが出てきて楽しく読めた。 区切り打ちだったら別に歩きにこだわらず公共交通機関を使ってもいいんじゃないかと思った。楽して回ろうよ。
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四国遍路のゆるーい紀行文。 旅の実感は、「私はここにいる!」という感覚だというところに共感を覚えた。 旅に出れば、その土地を思う存分楽しむ、それができればそれ以上のぞむことはない。 遍路という崇高な目的をつけて、ありがたいものにする必要はないと思う。 すべて終えたあとの筆者の「あ...
四国遍路のゆるーい紀行文。 旅の実感は、「私はここにいる!」という感覚だというところに共感を覚えた。 旅に出れば、その土地を思う存分楽しむ、それができればそれ以上のぞむことはない。 遍路という崇高な目的をつけて、ありがたいものにする必要はないと思う。 すべて終えたあとの筆者の「あー面白かった」という簡潔すぎる感想に羨ましさを覚える。 いい旅がしたい。
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おもしろかったー!! 私はゆる~いエッセイが好きなので、とってもゆる~い気分で四国八十八か所を体感した気分♪ 何でも人によって感じ方やこだわりが違って、こんな楽しみ方もあるんだと感心した。 電車で読んでると吹き出しそうになって危ない。
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四国八十八箇所巡りの旅日記的のようなもの。以前からお遍路に興味があったがなかなか行動に移せず、今に至るのだが瀬戸大橋を渡ればすぐに香川県に行けるという地に居ながらモタモタしすぎである。とある作品(某セクマイ小説)でお遍路が取り上げられており、余計に行きたいのだが体力面やその他諸々...
四国八十八箇所巡りの旅日記的のようなもの。以前からお遍路に興味があったがなかなか行動に移せず、今に至るのだが瀬戸大橋を渡ればすぐに香川県に行けるという地に居ながらモタモタしすぎである。とある作品(某セクマイ小説)でお遍路が取り上げられており、余計に行きたいのだが体力面やその他諸々に自信が無い+お遍路に対する知識がゼロという事もあり、この本を読んだのだがお遍路って楽しそうだけどいろいろ大変なのだというのもわかり、行ける気がしない。軽い気持ちでお遍路に挑んだら大変そう。
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「いっぱい歩きたい」という理由で始まるゆる~い四国遍路。 とっても面白かった。 四国は電車で(だいたい)一周したことがあるけれどすごく楽しかった。 また行きたいところBEST5に入る。 そしてやはり次も一周したいような気がするから不思議だ。 別に九州は一周したいなんて思わないから...
「いっぱい歩きたい」という理由で始まるゆる~い四国遍路。 とっても面白かった。 四国は電車で(だいたい)一周したことがあるけれどすごく楽しかった。 また行きたいところBEST5に入る。 そしてやはり次も一周したいような気がするから不思議だ。 別に九州は一周したいなんて思わないから、四国にはそう思わせる何かがあるのかもしれない。 お遍路さんなんてまさにそれで、歩いて一周するなんて本当にすごい。 さらに強者は野宿するらしく、もう何故そこまで…。驚愕。 宮田さんも「だいたい」なんて言いながら素晴らしいお遍路さんぶり。 しかもただ札所に行くだけではなく、四国の自然を満喫しているから頭が下がる。 やっぱり人生に必要なのは余裕なのだと改めて確認した思い。 寄り道する余裕。 未知なることを楽しむ余裕。 余裕があるから人生は楽しい。きっと。 お遍路したい人の力になるのはもちろんのこと、人生をもっと軽やかに楽しみたい人の参考にも大いになる本だと思う。
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著者が色々寄り道をし、色々な人に出会いながら、大体ゆるく時に真面目にお遍路をした記録を記した一冊。 寄り道や遠回りをするもよし、最短距離を突き進むもよし、人それぞれ色々な道のりがあるのは人生も遍路も同じだと思う。
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お遍路やりたーい。 ストーリー 特に神妙な動機は何もなく、一周してみたい(四国)、全部回ってみたい(八十八ヶ所)。いっぱい歩きたい、という理由ではじめた四国へんろの旅。次々とできるマメの痛みや避けられない台風、たくさんの難所に悩まされつつも、とにかく歩いた合計六十四日間。自転車...
お遍路やりたーい。 ストーリー 特に神妙な動機は何もなく、一周してみたい(四国)、全部回ってみたい(八十八ヶ所)。いっぱい歩きたい、という理由ではじめた四国へんろの旅。次々とできるマメの痛みや避けられない台風、たくさんの難所に悩まされつつも、とにかく歩いた合計六十四日間。自転車でしまなみ海道を渡ったり、カヌーで川を下ったり、信心薄め、観光&寄り道し放題の、タマキング流「非・本格派」へんろ旅の全記録。
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