ビッグの終焉 の商品レビュー
大企業が強くなくなってきたことが、何個かのケースを元に解説されている。現代はもうこのとおりになっている。
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【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ラディカル・コネクティビティがもたらす未来像を論じている。 結局、インターネットというテクノロジーを中心に様々な権力の分散が可能になる。その一方で、分散された権力の質に疑問符がついて回るというジレンマ。
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デジタル・テクノロジーの発達により、個人が情報を発信できるようになった。 このことは様々な方面で議論され、関連書籍も多数、出版されています。 本書は個人が情報を発信できる力を「ラディカル・コネクティビティ」と呼び、それによりどのようなことが起こっているのかを、広い範囲に渡ってレポ...
デジタル・テクノロジーの発達により、個人が情報を発信できるようになった。 このことは様々な方面で議論され、関連書籍も多数、出版されています。 本書は個人が情報を発信できる力を「ラディカル・コネクティビティ」と呼び、それによりどのようなことが起こっているのかを、広い範囲に渡ってレポートしています。 ・ニュース ・政治 ・エンターテイメント ・行政 ・軍隊 ・教育 ・会社 これらの分野で起こっている事例を挙げて、良い部分、悪い部分の検証を行う、というスタイルで書き進められています。 事象を抽象化して、体型的に整理するという形ではなく、事例を次々と提示する形で書かれています。 全体像を理解するのは難しいのですが、読み物として、楽しめる本だなあと思います。 デジタル先進国のアメリカで書かれているので、まだ日本では起こっていない事例もあります。 近未来の日本の状況を予測するという意味でも、今読んでおいて損は無い一冊だと、感じました。
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概要: これまでに世界でおこってきた技術的ターニングポイントの過去史まとめ。 内容: インターネットの普及によって今日までに大幅に変化のあった(あるいは筆者が大幅に変化があったと思っている)コンテンツがまとめられている。動画配信の全盛期に成人した自分にとって、一部のコンテンツは...
概要: これまでに世界でおこってきた技術的ターニングポイントの過去史まとめ。 内容: インターネットの普及によって今日までに大幅に変化のあった(あるいは筆者が大幅に変化があったと思っている)コンテンツがまとめられている。動画配信の全盛期に成人した自分にとって、一部のコンテンツは「それは当然の流れじゃないのか」と思う部分は確かにあったが、それを筆者の言葉で語られると「この人はこの点において『すごい』と思ったのか」という感想は共感できた。 第5章「ビッグ・ガバメント」について、特に米国の選挙態勢に疎い身であるので、正確な変化の詳細を理解することはできなかったが、とにかく大きなインパクトがあることは理解できた。こういった「読ませうまさ」な側面がある本だと思う。
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■終焉 A. ナード病 続いて、ナードについてみていこう。彼らは、テクノロジーの使い方を意図的に複雑にして、ナードの専門知識に対する市場ニーズを創り出している。そうすることで、自らの権威を高めているのである。私はこの現象を「ナード病」と名づけている。その具体的な例を示そう。 ...
■終焉 A. ナード病 続いて、ナードについてみていこう。彼らは、テクノロジーの使い方を意図的に複雑にして、ナードの専門知識に対する市場ニーズを創り出している。そうすることで、自らの権威を高めているのである。私はこの現象を「ナード病」と名づけている。その具体的な例を示そう。 B.ナードというものは、結果よりもプロセスを重視して、自らの権威を高める。そのプロセスは複 雑で、終わることはない。技術プロジェクトが膨れ上がる大きな理由がそこにある。
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正直、あまり新味はない。もう、かなり古くから言われ続けていること。確かにマスメディアというものは、ほとんど力を持たなくなっているし、SNSによる小さなコミュニティが中心になりつつある。しかし、その一方で帝国と言われる世界的な巨大企業の影響力は強まるばかりである。要は、巨大化するも...
正直、あまり新味はない。もう、かなり古くから言われ続けていること。確かにマスメディアというものは、ほとんど力を持たなくなっているし、SNSによる小さなコミュニティが中心になりつつある。しかし、その一方で帝国と言われる世界的な巨大企業の影響力は強まるばかりである。要は、巨大化するものと、小さくクラスター化するものに二分されているように思えるということである。大きなものが全てなくなり、小さなものばかりになるというのも極論である。国家がなくなるとは思えない。確かに巨大な国家が小さなコミュニティに配慮して行政を行うことができれば理想的なのかもしれないが、恐らくそんなことは不可能だろう。ということで、本書は私にとっては巨大なポエム、エッセイにしか思えなかった。
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今更という事なかれ。現状整理には持ってこいの書。あらためて現在の状況とこれからやって来るべきものに対してワクワクできる
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パソコンやモバイルによるインターネットでの個人の繋がりをラディカルコネクテビィティと呼び、それらが政府、大企業、マスコミなどの大きな組織の権威を失墜させると論じるも地域などの大きなコミュニティが崩壊しクラスター化が進み機会の平等が損傷するのを危惧するカウンターカルチャーの流れを汲...
パソコンやモバイルによるインターネットでの個人の繋がりをラディカルコネクテビィティと呼び、それらが政府、大企業、マスコミなどの大きな組織の権威を失墜させると論じるも地域などの大きなコミュニティが崩壊しクラスター化が進み機会の平等が損傷するのを危惧するカウンターカルチャーの流れを汲む好著。インターネットだけではなくリアルに顔を合わせるミートアップが大きなコミュニティ復活のカギであり、そこで個人と個人が繋がることが大きなチャンスにもつながる!
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思い切り簡単に言えば、「大きなもの」の 終焉が近いと言っている内容です。 もちろん、その大きいものの権威や 影響はまだまだ残る、でも、それ以外のものが 十分通用できることを、著者の選挙活動などを 通じて立証しています。 活字も大きく、読みやすい。 そして今更ながらですが、インタ...
思い切り簡単に言えば、「大きなもの」の 終焉が近いと言っている内容です。 もちろん、その大きいものの権威や 影響はまだまだ残る、でも、それ以外のものが 十分通用できることを、著者の選挙活動などを 通じて立証しています。 活字も大きく、読みやすい。 そして今更ながらですが、インターネット社会の 可能性にも気づかされてかなり熱くなる内容です。 まあ、そこから一個人がどう行動してくるか、にも かかっているのですが。 また、ここに登場するアプリやサイト、海外では 常識なのかもしれないけど、面白いものばかり。 アイデア商品化のクウォーキ、地域での 共同購入サイト、ツイートからその話題の 真偽性をジャッジしてくれるサイトなどなど。 特筆すべきは、本書のデザイン。 あちらのペーパーバックとポケミスが混ざったような デザインは、とても目新しくてよかった。 こういうオシャレなビジネス本が増えてきても、 よいと思う。
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