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ジェノサイド(下) の商品レビュー

4.4

438件のお客様レビュー

  1. 5つ

    234

  2. 4つ

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  3. 3つ

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最悪

気分が悪くなる小説でした。 日本人は関東大震災のあと朝鮮人を虐殺したとか、南京で大虐殺をしたとか歴史認識が韓国人そのままだし、日本の文字は西暦300年過ぎてやっと中国を真似てできたとか、日本を貶めるのに躍起になっているように思えます。 その上、韓国人と日本人の人物の描き方もお...

気分が悪くなる小説でした。 日本人は関東大震災のあと朝鮮人を虐殺したとか、南京で大虐殺をしたとか歴史認識が韓国人そのままだし、日本の文字は西暦300年過ぎてやっと中国を真似てできたとか、日本を貶めるのに躍起になっているように思えます。 その上、韓国人と日本人の人物の描き方もおかしい。 主人公に協力する韓国人は頭が良いく、性格の良い人物に描き、主人公同等に新薬発見の功労者に位置づけているのに、片や傭兵の日本人は性格の悪い嫌われ者で、数百人もの子供兵に銃撃され反撃すると反対に仲間に殺される。しかもその本人も同じ事をしたのにです。 さらに銃撃されて死んだ仲間はちゃんと埋めてともらったのに、日本人の遺体は放置しました。 この作者は日本人を憎んでいるとしか思えません。 小説以前の問題です。

本よみ

2024/06/05

【2024年122冊目】 怒涛の展開、めちゃくちゃ面白かった〜!日本で病に立ち向かう二人の青年と、アフリカで命を賭して戦う戦士たちと新人類。それぞれのシーンが展開されて、どっちもハラハラしっぱなしで息をつく暇もなく。 途中のシーンの残酷さ(少年兵の養成)に地獄を見たり、父親から...

【2024年122冊目】 怒涛の展開、めちゃくちゃ面白かった〜!日本で病に立ち向かう二人の青年と、アフリカで命を賭して戦う戦士たちと新人類。それぞれのシーンが展開されて、どっちもハラハラしっぱなしで息をつく暇もなく。 途中のシーンの残酷さ(少年兵の養成)に地獄を見たり、父親からの遺書や二人の青年の友情と勇気に涙したりと、情緒の乱高下が激しかった。 ミックの過去も気になりつつ、何もわからないのが戦争なんだろうなという気持ちも。 映画化して欲しいくらいの圧倒的な熱量を持った作品でした。でも映像化できないだろうなぁ、ドラマが詰め込まれすぎている。

Posted byブクログ

2024/05/08

ヒトは高度な知能によって生物界のヒエラルキーの頂点に君臨した。しかし実際は、感染症や核戦争など一人の人間が人類を絶滅させられるほどヒトは不安定な動物だ。ヒトは知能を獲得して進化を遂げてきたと言われているが、ホモサピエンス誕生の20万年前から殺し合いを続けている動物はヒトだけだ。一...

ヒトは高度な知能によって生物界のヒエラルキーの頂点に君臨した。しかし実際は、感染症や核戦争など一人の人間が人類を絶滅させられるほどヒトは不安定な動物だ。ヒトは知能を獲得して進化を遂げてきたと言われているが、ホモサピエンス誕生の20万年前から殺し合いを続けている動物はヒトだけだ。一方で70億人と哺乳類トップの繁栄を築いている。これは利他的なヒトが利己的なヒトを上まっているからである。 私も目の前の利益に捉われず、利他的な人間を目指していきたい。

Posted byブクログ

2024/05/05

全容がわかると同時にジェノサイドという本のタイトル付けにも納得。 疾走感もありハリウッド映画のような小説。

Posted byブクログ

2024/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スケールが大きくて、まるでハリウッド映画みたい! でも、映像化はできないだろうな……子ども兵の話とか、集落での虐殺のシーンがあまりにも酷すぎる。 息子のために戦うイェーガーのストーリーが一番好きだった。 アキリと出会い、ともに行動をしていくうちにアキリと息子を重ねて複雑な思いを抱いたりする姿が良くて、うおおイェーガー!死なないで!無事に家族の元へ帰って!!と応援せざるを得なかった。生き残ってくれて良かった〜。 今の人類に絶望するシーンも多いですが、だからこそこの物語では、自分以外の誰かや何かのために危険を犯してもがく人たちの姿が輝いて見えました。 終わり方はちょっと物足りなかったかも。

Posted byブクログ

2024/04/21

「現生人類は、誕生から二十万年を費やしても殺し合いを止められなかった哀れな知的生物だ。」 この言葉がとても心に刺さりました。 本作を読んで、改めてそう賢くない、他者との関わりをうまく学べない「人間」として、どう生きるべきか何度も何度も考えるきっかけになりました。。。 二十万...

「現生人類は、誕生から二十万年を費やしても殺し合いを止められなかった哀れな知的生物だ。」 この言葉がとても心に刺さりました。 本作を読んで、改めてそう賢くない、他者との関わりをうまく学べない「人間」として、どう生きるべきか何度も何度も考えるきっかけになりました。。。 二十万年も私たち人間は殺し合いながら、同時に科学を発展させて生きています。 科学の世界では、過去の成功や失敗を忠実に学び、着実に積み上げて前進しています。ただし一方で人間の心はどうでしょうか。 人間はたった100年で死んでしまいます。そこで殺し合いの苦しみも、過剰だった被害妄想への反省も全て消え失せ、また別の新しい人間が歴史を紡いでいきます。 人間はそんなに早く進化できないのでしょう。 科学の発展スピードに、人間の心や知能はついていけず、自分達が住んでいる惑星すら滅ぼしかねない核という力まで生み出してしまいました。 科学は悪くない。だけど、それを制御する人間の危うさは、人智を超えた新人類からすると想像を絶する不安要素でしょう。 人間社会は闘争と競争の連続です。ましてや、政界なんてその際たるものです。 闘争心の強い人間が地球を滅ぼす決定権を持っていると思うと、改めて今の平和がどれほど危ういバランスの中にあり、いつ崩れ去るかわからないものだと実感しました。 「母親の愛情こそが平和の礎」 ありきたりな言葉ですが、これは真だと思います。 私たちは短い時間で進化することはできないけれど、お互いに助け合って生きていける心を持つことはできます。 それは愛のある社会で育つことができたかどうかにかかっているのかなと、本作を読んで思いました。 一人一人にできることは少ないと思ってしまうかもしれないけれど、人に優しく、愛を持って生きていき、今の平和を築いていけたらいいなと感じることができました。 めちゃくちゃ面白かったのですが、何回か難しいと思ってしまった描写があり、★4にしてみました。だけど間違いなく、人類について、自分という人間について、深く考えさせられる良書です!

Posted byブクログ

2024/04/15

小説には作者が作り上げた世界を読者に魅せるもの、物語を通して作者の主張を投げかけるもの等、作者や作風、伝え方によって様々であると思う。この「ジェノサイド」は、作者の作り上げた「世界」が我々の生きる「現実」とその境界線をあやふやにする程に鮮明にリアルに描かれており、またその「主張」...

小説には作者が作り上げた世界を読者に魅せるもの、物語を通して作者の主張を投げかけるもの等、作者や作風、伝え方によって様々であると思う。この「ジェノサイド」は、作者の作り上げた「世界」が我々の生きる「現実」とその境界線をあやふやにする程に鮮明にリアルに描かれており、またその「主張」も登場人物の「心情」を利用して丁寧に伝えられ、まるで体験談を聞いているかのような気持ちで読み進めることができた。 謎が次々と結ばれて解明されていく快感が味わえるだけでなく、登場人物のそれぞれが持つ「使命感」に私自身もエネルギーを与えられた。人間の弱さ、醜さを痛感し、逆に人類の希望をもこの一作で感じられた。 この練り込まれた作品は間違いなく傑作である。

Posted byブクログ

2024/04/12

読み終わって改めて考えてみたけど、この話ではアメリカ政府は排除の方に動いたけど、現実だったら取り込む方向に動くんじゃないかな?と思った。 あと、終盤の方が少し駆け足で、話が端折られた感が否めなかったのが、残念に感じました。

Posted byブクログ

2024/04/05

面白すぎた、今まで読んだ小説で1番面白い 各々のパートがどれも面白いって凄い 今まで読了したパート分けされた小説では、折角盛り上がって来たのに次こいつパートかよとか、落胆しかなかったから感動すら覚えた てかめちゃ懐いてのにピアースとアキリの別れが淡白でおもろかった 人間の残虐性に...

面白すぎた、今まで読んだ小説で1番面白い 各々のパートがどれも面白いって凄い 今まで読了したパート分けされた小説では、折角盛り上がって来たのに次こいつパートかよとか、落胆しかなかったから感動すら覚えた てかめちゃ懐いてのにピアースとアキリの別れが淡白でおもろかった 人間の残虐性について考えさせられるわ いい子に育ってくれアキリ 「ありえないようなものほどリアルに作らないと子供騙しになってしまう」

Posted byブクログ

2024/04/06

映像化し、受け取り手にとってわかりやすい形に変わって届けられている作品を昨今よく見かける中で、この作品は本という形でしか表現できない壮大な物語だったと感じる。これは作者自身が映像監督を志望した経験があるが故に造り出せたものなのだろうか。 これまで触れてきたどんな作品よりも面白く、...

映像化し、受け取り手にとってわかりやすい形に変わって届けられている作品を昨今よく見かける中で、この作品は本という形でしか表現できない壮大な物語だったと感じる。これは作者自身が映像監督を志望した経験があるが故に造り出せたものなのだろうか。 これまで触れてきたどんな作品よりも面白く、終わりが近付くにつれて読み進める手が止まらないと同時に、終わらないで欲しい気持ちが強くなっていった。 なにより、話の折に科学者、研究者としてのあるべき像が垣間見えたのが心地良かった。「そしてお前は、どんな芸術もかなわないほどの感動を味わったか?」という亡き父の問いかけが今でも心の中に留まっている。

Posted byブクログ